2017年05月25日

白か黒かも大事だが、ゆらぐ文科省どうなる?

安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人加計(かけ)学園(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画を巡り、文部科学省が内閣府から「総理のご意向」などとして早期開学を促されていたことが記された文書について、文科省の前川喜平前事務次官(62)が25日、東京都内で記者会見し、「在籍中に共有していた文書で確実に存在していた」と述べ、真正な物であると証言した。国会からの要請があれば証人喚問に応じる考えを示した。
【毎日新聞デジタル版より一部抜粋】


加計学園問題は政府との泥仕合(政府見解と真っ向から対立、前事務次官が出会い系バーに頻繁に出入り等)の様相を呈しており、私はコメントをしたくない。

心配なのは文科省である。

大詰めに入っているILCの決定が、文科省内の組織が天下り斡旋問題に続いて加計問題によって揺らいでしまうことだ。2月に議会で文科省を訪問した時も天下り問題でILCに本腰が入っている状況にはなかった。またぞろ省内が不安定な状況に陥り、新しい事務次官まで責任を取らされるような事態になったら大変である。

勝部一関市長の話によれば、世界のILCに関わる研究者は、先のLCWSでほぼ合意された20kmに距離短縮する案(日本政府に対する最終判断を迫るものとも私は感じている)によって、来年度の予算要望の額を注目しており、ここで例年通りの予算要望となると、一気に日本に対する期待感や信頼感が醒めてしまう可能性を指摘している。

文科省がぐらぐらしていては前に進むものも進まない。

一連の問題は国会の自治に任せるしかないが、どうも文科省を巡ってやりきれない思いばかりが募る。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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