
藤里 新貫主は祝賀会の就任あいさつの中で世阿弥の言葉を引用され
「老後の初心忘るべからず」
老齢期には老齢期にあった芸風を身につけることが「老後の初心」である。老後になっても、初めて遭遇し、対応しなければならない試練がある。歳をとったからといって、「もういい」ということではなく、其の都度、初めて習うことを乗り越えなければならない。
また、
「老鶴萬里心(ろうかくばんりのこころ)」
鶴は老いてもはるか万里のさきまで飛んでいこうとする心を抱いているものだ。年を重ねて立場が変わってもすべきことはすべきという心を忘れない。
二つの言葉を引いて貫主としての責任の重さを感じながらも、挑戦していく決意を示されました。
そして千年の歴史のある毛越寺の歴史を踏まえ次の千年がどうあるべきかを考えるとも申されました。高校の先輩である藤里新貫主のことばに心から感動致しました。
私も微力ながら郷土の未来に思い寄せるだけでなく行動してまいりたいと思います。