土曜日の結びで白鵬が負けた瞬間、家族でテレビ画面に向かって大拍手。

横審に動きがあり、どうやら横綱昇進も確実のようだ。実にめでたい。
何度も何度も優勝まであと一歩。
そしてここぞといい時に(はっきり言って)ダメだった。
その都度「あーぁ!」と何度も落胆したことか。
腰高、攻めが遅い、精神力が弱い、評論家にもメタくそに言われ続けた。
でもそれは稀勢の里に対する期待の裏返しだ。
ここ数年上位番付を占めているのはモンゴル勢。
なんとかその壁を越えてくれ!その思いは全国のファンに共通だろう。
昨日もお茶の間で何人もの相撲ファンが涙ぐんだことと思う。
優勝後のインタビューで見せた涙はかつての師匠亡き鳴門親方「隆の里」への思いがこもあげたのだろうか。隆の里も横綱昇進は早い方ではなく「おしん横綱」と呼ばれた辛抱が信条だった。
負けの辛さをこれほど知る横綱となる稀勢の里。優勝と横綱へのプレッシャーが解き放たれたこれから一皮むけて負けない横綱になるのではないか。
これからもがんばれ稀勢の里。