2017年01月22日

America First! その行く先は?

悪夢が現実になった。
世界中の多くの人々がトランプは選挙に勝ったもののアメリカ大統領になることは実感が湧かなかったと思えるのだが(自分自身もそうだった)就任式を見て「本当になったんだ。」と目が覚めたに違いない。

オバマが理想を語る聖職者に例えるなら、トランプは価値を計るのはソロバン次第の中小企業の元気な(夜も昼も)社長の如くだ。

就任演説を聞いて、アメリカ第一主義を貫くのは結構だが、高い関税がついた商品を買うアメリカ国内の消費者は幸福になれるのだろうか?外交カードも損得で動かれたら大変だ。全体に言っていることが矛盾だらけで、どうも胡散臭さの印象ばかりが残る。

アメリカ合衆国が持つ魅力は移民の国だけに人種を超えた社会の寛容さだったはずだ。特に共和党の精神はピューリタズムに原点を持つ自由と民主主義はアメリカの売りのはず。しかし、いまだ多くの国民が反発するのは今日までの良いアメリカを踏みにじるようなトランプ氏の発言に起因する。

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映画「Back to the Future PartU」にあった時空がひん曲がった世界でトランプ氏がモデルとなったビフ王国が現実の世界で現実にならないことを祈るばかりだ。これほど不人気な大統領は最近になく、権力を振り回すことに快感を得たら制御が効かなくなるのでないかと心配だ。最後は共和党の良心に期待するしかないのだろうか。
posted by 飯沢ただし at 23:38| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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