思い起こせば主なものでも
・岩手競馬の存廃の瀬戸際のとき
・「プレジャーボート関連条例」をつくるとき
・「いわての水を守り育てる条例」をつくるとき
・県立病院無床化問題のとき
私が関わったこれらの事案について、岩手県議会事務局は時には執行部と対峙することも厭わず、議会事務局としての職責に従い、議員の立場に寄り添って一緒に汗をかいてくれた。今でも痛快かつ大切な記憶として私の中にある。
ところが、今、かつて県行政が二元代表制の意義を高めることを理解し、議員の政策形成能力を高めるために議会事務局の機能強化をした高潔な魂は瀕死の状態にある。
議員が依頼した調査事項を執行当局に情報を漏らすということは、事務局の議員との信頼を根底から覆す極めて重大な問題だ。
残念で情けない仕儀であるが、これも現実として受け止めねばならない。
決して職員が悪いのではない。体制に問題があるのだ。
映画「セントオブウーマン」のアル・パチーノの台詞が心を過ぎる。
- Now I have come to the crossroads in my life.
I always knew what the right path was.
Without exception, I knew, but I never took it.
You know why?
It was too damn hard.
Now here's Charlie.
He's come to the crossroad.
He has chosen a path.
It's the right path.
It's a path made of principle,
that leads to character.
- 私も何度か岐路に立った。
どっちの道が正しい道かは判断できた。
いつも判断できた。
だが、その道を行かなかった。
困難な道だからだ。
チャーリーも岐路に直面した。
そして彼は正しい道を選んだ。
真の人間を形成する信念の道だ。
困難な道にこそ真理がある。この言葉を静かに噛みしめたい。
2016年11月25日
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