
今回はILCの実現に向けた県の責任ある組織体制の強化と振興局の役目見直し、それに絡んだ市町村要望の是正すべき点を中心に質問しました。知事の棒読み答弁をさせないように二の矢三の矢重視でいきましたが、やはり深堀するには時間が足りません。
この次の一般質問の機会に充実させます。(予定では来年の6月定例会)

最後の最後の残り30秒に私が県の政策立案上、問題視している知事の肝いりプロジェクト「プロジェクトN」について尋ねました。
実は先の総務常任委員会ですでに当たっていて前ふり済みの質問です。
「プロジェクトN」とは説明するのも小馬鹿臭いですが、要はタレント「のん」こと能年玲奈さんが県庁に直々に知事に面会を申し入れて岩手のお役に立ちたいとのご本人の意向を知事が即座に汲んで作られたプロジェクトで、部局横断的に岩手を売り出す手段として積極的に彼女を使え!というプロジェクトなのです。
私「Nとは何を意味するのか?」
(特定の個人名を十分に連想させるに十分で、実際に公的機関が彼女の活動を支援するのはとんでもないこと。)
知事「Nとはコードネームである。」
私「???」
私「別の人間が同様の要請に来たらその人の頭文字になるのか?」
知事「それは秘密である。」
コードネームとはよくぞ考えたものです。
なぜ、こんな質問をしたのかというと、「県という公的機関としてのこんな政策立案が思いつきの出鱈目でいいのか」という私の問題意識であり、実際に被災地の首長からは「県は真面目に復興をやってくれ!そんな一タレントにかまう暇があるのか?!」と強く抗議をされたのも事実です。
また、予算はどこから捻出するのだの問いに対して県はイベント予算の中から費用捻出をするので特段の予算はかからないと説明しましたが、それも詭弁。それよりも最たる詭弁は「彼女の活躍は岩手の女性の活躍の励みになる。」
呆れてものが言えません。しかし哀しいかなこれが岩手県政の実態です。
他のメインの質問にも成果のみを並べて問題点は言わない。これで前進は図れるのでしょうか。
しかし、この先3年はどうやってもこのリーダーの下で県政が動くので、めげずに指摘と提案を繰り返していく以外に我々が有権者の負託に応える活動はありません。
それと言っておきますが私は「のん」さんには全く悪意はありませんので、取り違えの無いようにお願いします。問題点はこの件に関して県の政策立案が全く練られていない点にあるのです。
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