巷では前妻の佐久間良子さんが葬儀に出るか出ないとかが話題になっていますが、この方の演技力をもっと評価してほしい気がします。
何といってもNHK大河ドラマの山本周五郎原作「樅の木は残った」の原田甲斐役のラストシーンは凄まじい迫力でした。当時は子供心に恐怖心を覚えました。地元の芦東山記念館の歴史講座を受講したのを機会にこの作品の総集編を見ましたが、重厚なストーリー展開に加えて原田甲斐役の幹次郎氏の存在は際立っていました。目で演技する役者はそうはいません。目が血走るほどの迫力に圧倒されました。

時代が人をつくるといいますが、俳優もその通り。私も年を重ねてきたせいもありますが平幹次郎氏や仲代達也氏のような俳優が本当に少なくなったことを残念に思います。NHKの大河ドラマも然り。テレビ局は視聴率も大事でしょうが後世に参考になるような作品をつくってもらいたいものです。
流されないで生きるのは難しい今の世相ですが、私はあえて目指していきたいと思っております。
平幹次郎氏のご冥福をお祈りいたします。
【関連する記事】