2016年10月22日

宗主国の憂鬱

アメリカ大統領選挙は終盤戦。

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テレビ討論会をすべてフォローしているわけでないが、あまりに酷い内容に終始して全三回終わってしまった。あんな中傷合戦を見せられてアメリカ国民も大変に困っているのではないか。

かつてハリウッドでも大統領選で議論沸騰し、タカ派のチャールトン・ヘストンとシャーリー・マクレーンが激突し議論沸騰した時代もあったが、今回は共和党候補のトランプ擁護派はほとんど見当たらない。ロバート・デニーロはよくぞこここまでというほどの酷い単語を並べてトランプを非難している。

共和党の存在はアメリカの象徴、すなわち自由と自己責任に基づいた思想で合衆国をリードしてきたが、あのアメリカはどこへ行ってしまったのか?トランプ氏を最終指名するに至らしめる結果に至った原因はどこにあるのだろうか。共和党自体が現代社会と乖離しはじめたのだろうか。

白人のみならず多くの中産階級の失職に追い込まれ格差社会のマイナスターゲットになっている、そうした階層の不満の受け皿がトランプ氏への求心力につながっていると分析されている。これがトランプ現象と呼ばれているのだそうだ。

こうした熟慮を要しない二者択一がまかり通る選挙は本当に恐ろしい。

しかし、クリントン候補も人気がないときているから事態は複雑だ。日本に滞在している米国籍の知人に聞くとトランプは論外、だがヒラリーも書きたくないというケースが多い。

世界を牽引してきたアメリカ合衆国が民主主義政治のお手本としてこれまで位置づけられてきたが、今回の泥仕合の様相は選挙後も尾を引きそうである。すなわちそれは我が国にも大きな影響を与えることとなる。人工知能の急速な発展で経済社会も大きく転機を迎えている中、格差社会の広がりで米国のみならず日本も政治の方向性も曲がり角に来ているのではないかと思わせる今期の米国大統領選挙である。
posted by 飯沢ただし at 23:55| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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