競馬組合議会は岩手県競馬組合を構成する構成団体(岩手県、奥州市、盛岡市)の議会から選出された議員により構成された議会で、岩手県競馬組合から提出された予算や決算の議案を審査し議決する機関です。
県議会から6名、奥州市議会、盛岡市市議会から2名づつで計10名です。
競馬議員はもっぱら競馬議会に出席することが務めですが、競馬議会での視察は初めて行われました。
今回の視察先はJRA(日本中央競馬会)、JRAが運営する馬事公苑(2020年東京五輪の馬術会場)、 地全協(地方競馬全国協会)、特別区競馬組合(大井競馬場)の4ヶ所。

岩手県競馬組合は存廃議の危機から脱し、東日本大震災からの窮地を切り抜けた経過がありますが、現在存続の道を歩めているのもJRAや地全協の支援があっての賜物です。ネット販売が好調を維持して売得金も右肩上がりのここ3年になりますが、中・長期的な見通しを見据えた経営改善の方策を探るための視察行程でした。
各々の視察先で共通して感じたことは、岩手競馬には潜在力と魅力があるということを第三者は評価をしていること。それ故に現在の競馬組合の情熱や対応には物足りなさを感じていること。示唆に富んだご指摘も数々頂きました。総じて率直な意見交換が出来たと思います。

【夕陽に染まる大井競馬場】
売り上げ額はネット販売の好調により堅調ですが、堅調が故に新たな課題も発生しつつあります。今回の視察を生かして各方面の課題を掬い上げながら岩手競馬の将来に向けた姿を自らしっかり競馬議会においてもこれまで以上に提案して参ります。