2016年08月05日

人工知能(AI)の爆発的発展性

膨大な医学論文を学習した人工知能(AI)が、60代の女性患者の白血病が治療などが難しい特殊なタイプだと10分で見抜き、適切な治療法の助言で回復に貢献していたことが4日、分かった。治療した東京大医科学研究所は「医療へのAI応用に大きな手応えを感じた」としている。
 同研究所が使ったのは、米国のクイズ番組で人間のチャンピオンを破った米IBMのAI「ワトソン」
同研究所はAIが患者の救命に役立ったケースは日本初ではないかとしている。
 治療に関わった東條有伸教授は「AIが医療分野への応用に非常に大きな可能性を持っていることが実感できた。将来は診断や治療の方針づくりに役立つだろう」と話す。
 膨大なデータの学習で的確な判断を行うAIは、多様な分野で応用が模索されているが、今後は医療への応用が本格化しそうだ。(産経新聞より抜粋)


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先月に高校の母校で経産省事務次官菅原氏がお話していた人工知能を活用した社会の入り口に入ってきた。IPS細胞を使った再生医療でも山中教授が人工知能を利活用することの意義が報道されていたばかりである。

まさに第4次産業革命時代に突入を思わせる出来事である。

高度な知識や技術が必要な職業までAIが機能することになれば、これからの職業選択や学校教育システムにも大きな影響が出てくる。単純な作業を補う労働者不足が解決できることはメリットとなろうが、課題も見えてくる。AIをどのように運用で管理していくのか。もっとそれ以前に解決に努力を注がねばならないのは人間同士が心を通わせることを回帰させる社会の再構築であろう。

便利で正確な時代が来そうだが、それを支えるのはあくまで人間であることを忘れていけない。そうなると古き佳き日本の家族愛や人間愛を表現した小津安二郎の映画鑑賞が必須になるかもしれない(私の勝手な大胆予想)。
posted by 飯沢ただし at 17:18| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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