昨日の日本経済新聞に、先般東北ILC準備室の室長になられた岩手県立大学学長の鈴木厚人氏の記事が掲載されました。
鈴木学長はILCを科学分野だけでなく「どこにもない、新たな国づくり」を提唱しています。
👀 研究者の居住地は一ヶ所にまとめない。空き家などを活用してばらばらに住んでもらい、地域コミュニティーの再生も狙う。
👀 地域産業への波及効果も積極的に推進する。
ILCの技術を活用して、輸送、医療、新素材、情報通信、環境へと促す。
エネルギー効率を改善し、自然エネルギーでILCを動かすことも目指す。すなわちグリーンILC。
👀 ILCの実現は日本が世界の物理学をリードし、貢献する。
このことは、おおよそ先の講演会でお話ししていた内容ですが、鈴木室長にはこれからもどんどん広報活動にご尽力頂いてILC実現による将来の可能性や効果の発信を期待しております。
というのも最近経産省の複数の要人とお話しする機会を得たのですが、まだまだ研究者レベルでの話の域を出ず、産業界にどれだけの波及が見込めるのかが明確なっていない。との指摘を受けました。省庁が違うと色々な考え方があるようで、まだまだ課題解決のハードルが高いことを実感したからです。
やはり、目指すは「グリーンILC」。本県も具体的な将来の構想を掲げて、多くの国民に同意を得る活動を活発化させる必要があります。
このことは実は私もこれまでも何度も言っていることなのですがね。
2016年06月30日
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