2016年06月28日

しっかり考えましょう。

英国のEU離脱の国民投票の結果はいまだ余波が収まらない。

投票をやり直せとか、軽い気持ちで離脱に一票を入れたとか、まさか離脱になるとは思わなかったとか、およそ19世紀から世界を牽引した国とは思えない思慮の浅はかさである。それ以上にこの種の国の政策課題が複雑に入り組んでいる重要課題を国民投票に持ち込んだ英国政府の責任は重い。

思えば今からちょうど100年前、サイクスピコ協定などイギリスの三枚舌とも呼ばれた外交手腕を駆使して中東利権を死守せんとした英国の権謀術数ぶりは見る影もない。この時代の中東への関与が現代にまで影響を及ぼしているともされ、結果、シリア内戦などにより多くの難民が民族移動し、EU諸国に移民問題を端に発した諸問題が起きていることは皮肉な歴史のめぐり合わせか因果応報か。

ヨーロッパにおける人口の大量移動は歴史を振り返るまでもなくゲルマン民族の大移動がローマ帝国分裂と衰退をもたらしたようにシリア難民のみならず経済格差による移動は英国が国民投票で表面化したことにより、あらたな問題を引き起こしそうだ。

この間の経過をみるにつけポピュリズムが跋扈し、国の未来の羅針盤を失っては元も子もないと強く思う。政治が漂流しないように国民は思慮深く対応しなければならない。それはこの国にも十分に言えることだと思う。
posted by 飯沢ただし at 01:00| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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