2016年06月16日

ILC建設実現に大きく動き出す!

先日、東北ILC推進協議会が新たに東北ILC準備室設置し、岩手県ではそれに呼応して岩手ILC連携室を開設するなど行政・経済界・研究者が一体となって建設実現に向けた動きがここにきて活発になってきました。

この動きを牽引しているのは県立大学学長(前KEK所長)の鈴木厚人学長や吉岡正和 岩手大学・東北大学客員教授などの研究者の方々と認識しています。

先日奥州市で行われたILCシンポジウム「ILC実現と地域社会の展望」は実に示唆に富んだ内容でした。
特にも基調講演された鈴木学長の「ILCと地方創生」はいままでにない具体的なILC実現で想定される科学技術の進歩の可能性を示してくれました。

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たとえば、
@現在の機能の1000倍の電子顕微鏡
Aレーザープラズマ加速器(3cmで1gev) PETの一部の放射線治療も可能になる
B加速器振動未臨界原子炉
C放射能廃棄物の半減期を短縮させる
D光合成を人工的に可能
など(急いでメモったので間違いがあるかもしれません)

そしILCの利用についてもGREEN ILCを目指す! エネルギーの回収、蓄積機能を開発し将来はILCを自然エネルギーで動かす。Smart Gridをさらに高めたLocal Micro Grid を達成する! そろそろILCに冠が必要ではないか→「自然と文化を共生するILC

ILCの意義に関しても「地域からの開国」→そのために機能分散型広域地域を目指し多企業参加ラボを創設。
ひいては科学による外交により日本のプレゼンスを高める。等々。

科学者の思考フィールドの広さと深さに驚きを得たと同時に、ようやくイメージが湧いてきた瞬間でもありました。後日あらためてこの内容についてお聞きをしたいものです。
posted by 飯沢ただし at 23:54| 岩手 ☔| Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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