この動きを牽引しているのは県立大学学長(前KEK所長)の鈴木厚人学長や吉岡正和 岩手大学・東北大学客員教授などの研究者の方々と認識しています。
先日奥州市で行われたILCシンポジウム「ILC実現と地域社会の展望」は実に示唆に富んだ内容でした。
特にも基調講演された鈴木学長の「ILCと地方創生」はいままでにない具体的なILC実現で想定される科学技術の進歩の可能性を示してくれました。

たとえば、
@現在の機能の1000倍の電子顕微鏡
Aレーザープラズマ加速器(3cmで1gev) PETの一部の放射線治療も可能になる
B加速器振動未臨界原子炉
C放射能廃棄物の半減期を短縮させる
D光合成を人工的に可能
など(急いでメモったので間違いがあるかもしれません)
そしILCの利用についてもGREEN ILCを目指す! エネルギーの回収、蓄積機能を開発し将来はILCを自然エネルギーで動かす。Smart Gridをさらに高めたLocal Micro Grid を達成する! そろそろILCに冠が必要ではないか→「自然と文化を共生するILC」
ILCの意義に関しても「地域からの開国」→そのために機能分散型広域地域を目指し多企業参加ラボを創設。
ひいては科学による外交により日本のプレゼンスを高める。等々。
科学者の思考フィールドの広さと深さに驚きを得たと同時に、ようやくイメージが湧いてきた瞬間でもありました。後日あらためてこの内容についてお聞きをしたいものです。