2016年04月26日

DIO社問題、これで手打ちとは言い切れない

一関市、奥州市、花巻市の3市がDIO社に関する緊急雇用創出事業における会計検査院が指摘した補助金返還をする方針を示したと報道があった。

県にしてみれば「ヤレヤレやっとその気になったか」程度のものかもしれないが、ここまでに至った3市の言い難い苦悩と県に対する不信感は相当なものがあると推察する。

県の行政執行最高責任者である達増知事は3市の年度末までの返還をしないことを決定された時点でも事務的な答弁のみを繰り返し、議会側から指摘を受けても県の責任については一切言及しなかった。あまつさえ本人が首長に会うことも連絡することも実質ありえないという発言もしてきた。さらに私が予算特別委員会でDIO社に係る県の対応について県は検証作業をする気はないかと尋ねても、する気はないとのそっけない答弁。これらの発言から問題意識の低さを露呈してきた結果、県のガバナンス低下を招く要因となっている。と私は分析している。

3市は県南振興局からの過去に例にない強力な指導を受けて行ってきたDIO社の県連事業だが、県とこれ以上争っては他の補助事業に影響が出るとの苦渋の判断が見て取れる。今回の結果を見れば県と市町村との縦の従属ラインはますます色濃いものになってしまったのではないかと危惧する。かつては増田知事時代に市町村要望に現場立会いも含めた水平的な関係を県側から積極的に模索した時代はとうに過去のものになった。達増知事はここ2期目に入った5年前から一切出席しなくなった。おそらく県内の国道路線名すらもいまだに分からないのではないかと思わせる節も私は感じている。

「NPO大雪りばねっと。事案」からはじまり「DIO社事案」まで緊急雇用創出事業の県の拙い対応がこのような幕引きでの仕方では必ず同じような不祥事を繰り返す。そうならないように議会側からの監視と提言の手は緩める気は全くない。
posted by 飯沢ただし at 23:04| 岩手 ☁| Comment(0) | My Opinion 【意見を申す】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。