2月定例議会が本日開会しました。
2月の定例議会は次年度予算を審査するので予算議会とも呼ばれています。
2月議会の開会日には慣例となっている知事演述と教育委員長演述が行われます。
今日の達増知事の演述にはご本人のやる気を垣間見たのは国体の成功を!くらいで、他の「震災復興完遂」、政府の地方創生に係る「ふるさと振興総合戦略」は新規計画の初年度にもかかわらず、迫力、熱、思いが伝わってくるものはありませんでした。
これまでも達増知事の演述に対しては同義のコメントを新聞記者にも何回も話をしてきましたし、このブログでもこれまでに散々書いてきました。まったく改良の形跡がありません。むしろ改選前より熱が冷めている印象です。それにしても同じ内容をまた書き留めるのも私自身ウンザリのですが、事実は事実として発信せねばなりません。
昨年久保孝喜議員が鋭く指摘をした自画自賛の礼賛行為には至ってなかったのがせめてもの救いでしょうか。
事業内容を報告するだけなら事務方の職員で事足りるわけであって、知事演述に求められるものはトップリーダーとしての覚悟や事業戦略の方向性を明確に示すことにあります。それが県職員や自治体関係者、県民に対する強力なメッセージとなり県政推進のための重要なエンジン点火となるのを知事たる職にある方は意識するのは当然なはずなのですが・・・
「この事業は来年度の最大の目玉。何が何でも動かします!」「そのためにこのような人事の配置を考えています。」「どうか県内の自治体の長はじめ県民の皆さん、10年後の布石を一丸となってつくろうではありませんか。」くらいはあってもいいのではないでしょうか。
また、残念なことに大雪りばぁねっと。やDIO問題について震災復興絡みのマイナス要素には一切触れず、県内市町村との連携についても具体的な言及がされませんでした。
所詮その程度と事前に予想できるのも嘆かわしい現実です。
さはさりながら、議会人としての努めを果たさなければなりません。分厚い予算書をしっかり吟味してこれらの長丁場議会に備えます。
2016年02月18日
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