いわて県民クラブ記者会見要旨
1 出馬要請について
平成27年3月22日17時から参議院議員平野達男氏といわて県民クラブ所属議員(8人/高橋昌造氏は日程の都合により欠席したが趣旨には賛同)との会談を持ち、我々の県政に対する想いを伝え、知事選への出馬を要請したところである。
2 平野氏の反応について
平野氏からは、県政についての県議の皆さんの考え、想いは重く受け止める。
ただし、今は国会で予算審議中である。当面、参議院議員として国会審議に集中しなければならない。
国会の状況なども見ながら近日中に県民クラブの方々にきちんと報告したい、との返答があった。
3 出馬要請までの経過
(1) 我々、岩手県議会会派いわて県民クラブは、一昨年の9月に会派を結成し、県民の視点に立った「真の県民党」的立場で活動を行ってきたが、この間、今年9月に行われる県知事選挙にも重大な関心を持って議論を積み重ねてきたところである。
(2) 岩手の大震災・津波からの創造的な復興を実現するためには、新たな知事のもとで県政が進められることが必要である、との意見が会派内で一致し、その結果、参議院議員平野達男氏が最適者であるとの結論に至った。
4 平野氏への主な期待について
(1) 本県の基幹産業である農林水産業に精通していることから、懸念されているTPP交渉が妥結した場合の対策等に最適任であること。
(2) 東日本大震災・津波からの復興についても、復興大臣も務めるなど発災当初から復旧・復興政策に深く携わってきていることから、も期待が持てること。
特に今後の重要な課題である「集中復興期間の延長」と「特例的な財政支援の継続」については、その手腕に期待したいこと。
(3) 政策能力と政治手腕については県内外からも高い評価を得ており、加えて様々な分野での人脈も豊富なことから、岩手県と国をつなぐパイプ役としても期待され、ILCの実現にも不可欠な人物である、と考えること。
5 会派としての今後の対応について
我が県民クラブとしては、平野氏の決断を待つという状況であるが、一日も早い復興、困難に直面している本県の一次産業を発展させるためにも平野氏以外に適任者はいないと確信しており、同じ想いを持つ多くの県民の皆さんと共に、引き続き平野氏に働きかけを行っていきたいと考えている。
本日の会見は、県知事選に対するいわて県民クラブの立ち位置を明確にし、平野氏擁立の必要性を多くの県民の方々にご理解いただくことで、平野氏の決断の後押しになれば、との思いで行うものである。
で、現職知事の反応は
現職知事で2期8年というマニフェストを自ら破棄し3選出馬を表明し、平成17年の9月に行われた郵政選挙と言われた衆議院選挙を経て衆議院議員現職のまま知事選挙に出馬した達増知事は、定例記者会見で
「参議院議員を辞してまで出馬することはあり得ない。」と発言しました。
わが身を振り返ることをしない自己中心なこの発言の矛盾は誰が聞いても明らかです。
あり得ないのは、現行の県政運営の延長です。
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