2014年09月24日

SLAC視察〜50年の歴史から未来へB

研究者の方々と懇談後に施設見学です。
案内は Janie L Nelson博士とGlen White博士にして頂きました。

まずは通行証を頂き、(共産圏の国々への渡航歴を聞かれました。)スタートです。

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途中で暑くなり上着を脱いだ後に、通行証を紛失するという失態をしてしまいました。(すぐに見つかりましたが、焦りました・・・)

まずは1962年に建設された線型粒子加速器。当時は世界で最も直線で長大な建設物だったそうです。
奥行きの深さが判るでしょうか? 地下ではなく地上にあります。

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2カ所目はLCLSと呼ばれている実験ラボへ

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LCLS(Linac Coherent Light Source)呼ばれる装置はの持つX線レーザーはかつてない精度で物質の構造を明らかにすることが可能で、民間へのデータ解析も提供しています。

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民間の研究用途に合わせて加速器も分岐をしています。

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現在はLCLSUという次の段階へ進行中とか。

これらの施設で見られることは、すなわち、
米国は「高エネルギー物理」に対する立ち位置の変化があり、高エネルギー物理の全ての面で世界を牽引するよりも、グローバルな研究コミニティーで役割分担をはっきりさせ、その中で米国の得意分野に注力する「研究のグローバル化」へ方針転換した。(ILC通信より抜粋)


このことがよく体現できた施設研修となりました。

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おまけ画像:日本では見られない鳥の巣がありました。
posted by 飯沢ただし at 00:49| 岩手 ☁| Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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