そういった問題意識を持って東北で唯一の仙台市にある、学校法人南光学園が運営する東北インターナショナルスクール(TIS)へ常任委員会視察で行ってきました。

南光学園は東北高等学校を経営していて、TISも学園のキャンパス内にあります。
副校長のニコラス・シャーマー氏と事務局長の櫻井亮太郎氏から説明を受けました。

国際的な学校における終了資格としては、国際バカロレア(International Baccalaureate)が有名ですがTISではWASC(西アメリカ大学基準協会)の認定を得ており、高等科を卒業するとWASCで指定を受けた大学を受験することが可能となります。(国際バカロレアの認定を受けると終了すれば認定された大学の進学が自動的に可能となり、この認定を得ることはハードルが高いことが判ります。)
TISの児童生徒数は現在90名ほど。国籍も多彩。保護者の職業は大学関係者、パイロット、楽天やベガルタの関係者、エンジニアなど。
グローバル化の影響を受けて現在行っているサマースクールでは多くの日本人の入校希望者がいるそうです。
教師の応募はネット社会発展の恩恵で大勢来るそうなのですが、安定した質の確保にはご苦労をされているようです。

インターナショナルスクールは英語を教える学校ではなく、英語を使って学習する学校。そういう意味においては学校の礎をなす基本思想が重要であること教えられました。ということはすなわち、一朝一夕では学校はできないということを意味しています。
国内にはインターナショナルスクールが数多くありますから、これから視察等を通じてより多くのケーススタディに触れて、理解を深めていきたいと考えています。