
「岩手の未来をどう拓く」というテーマのもと
村山 斉(ひとし)氏、駒宮 幸男氏、山下 了(さとる)氏の3名の著名な研究者の方々による大相撲千秋楽三役揃い踏みに匹敵する贅沢な勉強会です。私にとって素粒子の世界への誘っていただいたのは村山氏、駒宮氏の著書からでした。
三氏の講演はそれぞれにタイムリーな話題と分かりやすさであらためて勉強させて頂きました。
特に山下氏の講演の聴講ははかれこれ5回以上になりますが、その都度内容がブラッシュアップされていて、多忙な時を過ごされているにも拘らず、内容が一度となく同じ内容でないことに驚きです。
その中で私が印象に残った言葉は駒宮氏から
「日本は今、おもてなしとアニメでも世界の注目を浴びているが、それらだけでは食っていけない!」
どこぞの首長さんが推進しているマンガ政策が頭をよぎりました。
ILCを軸にした国際里山文化広域圏
先の日本学術会議主催のフォーラムで東京大学の教授が提唱した表現のようで、後日その内容を調査したいと思っておりますが、まさに私が既存の一次産業の底上げを含んだ地域の底上げをILCと共に21世紀環境の世紀に相応しい国際文化科学研究都市の創設の考え方を言い表していると、ぐぐっとアドレナリンがこの言葉を聞いた瞬間にわいてきました。
ILCの実現に向けて山下氏からは地域づくりの提案をどんどん発信することが必要との提案があり、この課題認識は以前からも私も感じていることであり、県や市にも働きかけて市民レベルでのワークションプの開催等への実現を図っていきたいと思います。
講習会の後、場所を移して講師を交えた懇親会も開催されましたが、締めの発声の指名を受けた駒宮氏がいたく今回のイベントに感激されたようで笑顔が絶えなかったのが印象的でした。
すでにILCの国際設計チームは北上高地に合わせた設計を始めたとの報告もあり、我々は自信をもってプロジェクトの推進にまい進していかねばと気持ちを新たにした県民集会でした。