先週になりますが、隣県である宮城県の復興の様子を知り、今後岩手県と連携して国に対して制度設計等を求める可能性が十分にあることから、県議会の東日本大震災津波復興特別委員会の議員派遣で宮城県庁、宮城県議会、石巻市の水産会社、南三陸町を訪れました。
南三陸町ではゾーニング計画に沿った街づくりが進行中。
嵩上げ作業は緒に就いたばかり、赤い線まで土を盛っていく予定。
居住区域は高台、商業区域は海側と明確な線引きをされている計画との説明でした。
宮城県は河口部分は水門では管理せず、河川改修で行う方針とされ、本県との違いが明らかになりました。
JR気仙沼線はBRTによって代替されています。
実際に乗ってみて、一部区間鉄路の軌道上(簡易舗装された)を走りますが、隧道をくぐる車両規格のため、バスのスペースは狭く、エンジンも小さいエンジンを搭載、防音措置も不十分で会話も声を高くしないと聞こえません。
鉄路は鉄路で復旧しなければ意味を成しません。
宮城県は岩手県のほぼ倍の被害であり、県内全域を均等に復興させていく困難さを肌で感じました。
産業振興については本県よりも県が水産業、新産業への参入にしろ主導的な役割をしているように受け取りました。街づくりには用地の確保等の課題が山積しており、宮城県との連携を一層強化する認識はさらに増した視察でした。
2014年05月24日
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