前回からの時刻表シリーズ。
今回は自分の生まれる20年前の時刻、昭和15年の「鉄道省編纂 時間表」から
マイレール大船渡線はどうかというと

戦前ということもあり、本数が少ない。摺沢〜一関間は60分、蒸気機関車のわりにはそれほど遅くはない。
駅名の前にある〒マークは当該駅で郵便の扱いをしていたと推察される。この当時は時間表記が24時間で表記されていないのも新鮮な驚きだ。
もっと驚くのは時代を反映した巻末の広告。
「大陸への最捷路 挑戦へ」
外地で一旗揚げようと野心旺盛の人はこの広告を見て、胸躍らせてたのでしょうね。

釜山から北京までの直通急行は何時間かかったのだろう?
現代は尖閣諸島をめぐって勝手な線を引き諸外国の顰蹙を買っている中国。
中国と日本との外交関係が微妙になっている今、この時間表は歴史の証人たる役目を十分に果たしている。
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