ついつい衝動買いをしてしまいました。
その本はというとコレ


私が生まれた頃の鉄道時刻表であります。
昭和36年10月となっていますので、新幹線はまだ走っておりません。
東海道線に目をやりますと、特急こだま、ひびき、つばめが最速の列車で東京〜大阪の所要時間が6時間30分。最速の列車本数も一日に10本もなくて、やたら急行と準急の本数が多い。五分刻みで新幹線が往来する今とは隔世の感がひしひしと伝わってきます。
そして、一番気になる「山汽車」マイレール大船渡線。

摺沢駅の始発が6時32分で一ノ関駅着が7時23分。
自分が通学している頃と所要時間は変わらない。むしろ柴宿駅や岩の下駅がない分早いくらいだ

その列車を乗りはぐしても「準急むろね」が待機をしておって、始業時間には間に合うという図式は自分の頃と変わらない。(但し、高い急行料金を払わねばないと思うが)僕らの頃は「急行からくわ」と記憶してるが。なんと「準急むろね」はこのまま東北本線にそのまま乗り継ぎなしで仙台まで行けるという便利な列車で、これも昭和55年当時と同じであることが判明したのである。
昭和45年頃と記憶しているが、盛岡発で大船渡線に乗り入れる急行列車があったが、この時刻表には記載がないようである。
国鉄からJRへ時代が移り、そして今は震災で影響で大船渡線も今は一部BTRで運行を余儀なくされている区間もある。これからILCが誘致決定となったら衝突地点の大原まで新たな高速電車が走ることになる可能性もあるかもしれない。鉄道の変遷はまさに時代を映す鏡である。
この時刻表でしばらくの間、就寝前は楽しめそう。
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