9月定例議会が閉会しました。
24年度決算の一般会計は継続審査。3年連続の継続審査です。
新聞の報道にもありましたが異常事態です。
一方で、議会が行政をしっかり監視しているということにもなりますが。
私が総括質疑で質問した「障がい福祉サービス復興支援事業」については、保健福祉部の審査でも複数の議員から疑義が投げかけられ、結局、再審査となり、最終日に知事と副知事を呼んで集中審査が行われました。
ここで詳細に書くよりは、審査の様子は県議会のHPからオンデマンドで後日見ることができますから、是非ご覧になって頂ければ、知事の答弁の様子から県政に対しての姿勢が一目瞭然です。
「駒たちが躍動する将棋をお見せします。」とは、ある若手将棋プロの有名な言葉ですが、
今の県政は優秀な県の職員がいるにもかかわらず、トップリーダーが駒の使い方を知らないのか、使えないのか、全く実力を発揮できていない。やる気のある職員にとってこれほど不幸なことはないと私は常に思い続けています。
核心に触れる問いには、ありきたりの基本論を持ち出して煙に巻くか、大抵は職員が用意した答弁書を何事もなく淡々と読んで時間切れを待つ。いつもこんな調子なのです。
草の根主義と言いながら、被災した地域で暮らす障がい者の方々に思いも寄せることなく、いとも簡単に
「事業はうまくいきました。間違いはありません。」と平気で答弁。
問題意識を失い、自分の立場を保持することに精を出すことに重きを置く。
このままだとますます現場に対する意識は遠のいていくに間違いありません。
オンデマンドではおそらく写っていないでしょうが、執行部が私の質問に答弁不能になり、たまらず同僚の及川議員が議事進行をかけ答弁精査を求めて、委員長が休憩宣言をしたと同時にさっさと県の職員を一瞥もすることなく委員会室を後にする姿は誠に奇異な光景でした。
復興事業におけるソフト事業の展開には、沢山の方々の協力が必要になり、それらを情熱をもってコーディネートしたり、マネージメントするのは県の仕事です。これからも別の事業においても基金事業を軸に復興事業を確実に予算の額に見合った仕事をすることが求められているはずです。
知事には自分の体裁を整える時間があるのだったら、県の職員と意識を共有する時間に充てるべきです。
平成25年度も同事業は継続していますから、来年の決算特別委員会でも「障がい福祉サービス復興支援事業」について厳しく監視を続けていきます。
前列のイケメンの高橋但馬議員、何か珍しい動物を見るように私を見ている様子が映ってました。
後日、このブログを見たご本人から「真面目に見ていたのです〜」と真相が明らかになりましたので写真を差し替えました(・_・;)
2013年10月28日
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