17日から19日まで提携を結んでいる地域政党京都党が活動している京都市を訪問し、視察研修と今後の連携策について等の意見交換をしてきました。
また、東日本大震災に頂いたご支援と統一地方選挙の応援の御礼もかねての遠征です。
地域政党京都党の議員メンバーは4名。京都市会(京都市議会)で活動しています。
岩手でも短期間でしたが局地的に話題になった村山祥栄(むらやま しょうえい)代表が党をけん引します。
ちょうど18日に京都党が企画運営している「政治塾」が開催されていて、是非この機会にと事前に村山代表から依頼をされた東日本大震災の現状と課題について私もお話する機会を与えて頂きました。
陸前高田市の具体的事例を上げながら、被災地が抱えている問題と中長期的な課題としてエネルギーの地産地消策をはじめとした産業基盤の創設について地域政党いわてがどのように対応しているのかを中心に話をしました。
私は前座でトリは同志社大学の学長になられた村田晃嗣先生の講義。
村田学長は国際政治学が専門で地域政党京都党の政策顧問でもあります。
「世界から見た京都」というテーマでしたが、オバマ政権や安倍政権の問題点を的確に分析され大いに勉強になりました。特にも日本がGDP2位から転落し、これからBRICs(すでに中国には抜かれた)諸国から次々に抜かれていく近未来を前提にしたを具体的なお話は説得力がありました。
そいういう背景から成熟化した日本が進むべき道は「日本のブランド力」をいかに高めていくことに係っていくとされ、そして、時代に適応した改革なきところに発展はなく、innovation(改革)を起こすには多様な価値観を持った人々を集めること、すなわち
魅力ある都市の形成には多様性と寛容(Devesity と Tolerance)が不可欠の要件である。
日本文化の発信に関しても日本独自のコンテンツだけで満足している現状では進歩はなく、材料を活かす企画と発信させる仕掛け「Context Making」が必要であるとの認識を示されました。
この講義の内容はILCによる国際研究都市のグランドデザインを描くうえでも大いに参考になりました。
議会中にもかかわらず、京都党の現職議員が選挙体験を元にした講師を務めるなど議員もスタッフも精力的な活動を展開している姿を拝見して心洗われる思いに強く打たれた次第です。(自戒と反省を十分に込めて)
2013年05月20日
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