2013年05月12日

宮城県議団と合同でKEK視察

私は3回目になりますが、今回はいろいろな思いを持ってのKEK視察。
岩手県議会のILC推進議連の役員と宮城県議会同議連と合同での視察です。

今回は初めてTSUKUBA EXPRESSを利用しての電車で筑波入り。
秋葉原から快速で45分とは予想したより早いです。
ILCが北上高地に実現となった暁には一関から大東(大原)までの高速鉄道も必要になりますね。

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ILCのクライモジュールが上の写真。このサイズは半分の長さ6mで、本物は12mの長さが一つの単位モジュールとなって地下100mに設置されることになります。

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着々とILCに向けての技術の練磨は進んでいて「先端加速器試験施設(ATF)」における浅沼准教授の説明にも力が入っているように感じました。

さて、視察に入る前のKEK鈴木機構長とILC計画推進室長の山本明教授と横谷馨名誉教授(奥州市で開催された英語によるILC勉強会に参加された)との懇談の中で今後の課題について示唆された点をいくつかあげますと

まず、世界の中でのホスト国として期待される日本の立ち回り方について

日本が具体的な提案を示していかないと前に進まない。
それを進める前提となる踏まなければならないステップとして

@日本の中に国際研究所をどのような形態にするか(世界には国際科学研究都市がいくつもあるが方向性はバラバラ)、そのために決定するしっかりとした体制づくりが不可欠である。

A研究サイト(北上or脊振)に依存した設計を早期につくり、サイト周辺を含んだ広域的な設計が必要となる。

BILC予算確保のために「日本学術会議」のお墨付きをもらうことが必要になるが、科学技術予算の分捕り合戦という科学者間の軋轢を避けるために、ILC予算枠は別枠に考慮してもらうことが必要となる。

また、ILCに対してKEKが支える技術的部門の課題として
地域の特性を生かした最適設計を深める必要があると山本チーフが言及されたことは、今後サイト設計や産業・研究施設の貼り付けにも大きな意味を持つと思います。

目指すはセルンとは異なる国際科学研究都市の創設

その実現のためには私も何度も主張してきましたが、ILCにいかに付加価値をつけるかが、地元の私たちを含めた関係者が課せられた使命になることは間違いないようです。

posted by 飯沢ただし at 23:51| 岩手 | Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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