2012年08月29日

楽天球団の英断

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昨日のスポーツ紙によると、楽天球団のホームスタジアムが現在の人工芝から天然芝に来シーズンから変更する計画があるという。

これは選手の健康にいい効果をもたらすだけでなく、ファンに対しても朗報である。
楽天球団がいかに興業だけでなく野球全体の利益のために本気であるかということ示していると思う。

大リーグ球団が70年代に整備管理が容易であるという主な理由で、多くの球団が人工芝を採用し始めた。それにならって日本では後楽園球場が1976年に採用し始めて以来、いまでは天然芝のフランチャイズスタジアムはマツダスタジアムと甲子園球場の2つしかない。梅雨という特殊な気候がある故にドーム球場の建設が流行したのも減少した原因である。

ところが、人工芝球場は選手寿命を縮めるとの選手側からの指摘と野球は本来自然に近い形で行うべきという流れが本家大リーグで強まり、90年代の新球場建設ラッシュ時には、ほとんどの球団が自然芝を採用している。日本とは逆に30球団のうち人工芝球場は2球場にすぎない。

風に乗ってくる芝の匂いはプレーする者にもプレーを見て楽しむ者にとっても力と想像力とを湧き立たせてくれること請け合いである。楽天球団の英断を高く評価するとともに、ドーム球場以外のプロ野球フランチャイズ球場もためらうことなくこの流れに追随して欲しい。

特に学生野球のメッカ、神宮球場はいち早く天然芝にもどすべきだと思う。

今野球もサッカーもグローバル化が進み、腕に自信のある選手は高いレベルと環境の整った場所、すなわち海外へと移っていく。それもやむなしであるが、選手のプレーする環境を整えてやることが大事であることは間違いない。
posted by 飯沢ただし at 00:19| 岩手 ☁| Comment(0) | My Boom【密かなマイブーム】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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