2012年08月28日

「科学する」こと

某地元紙の一般県民から寄せられる声の欄に、論壇という囲みの枠が設けられているが、
本日の朝刊は「ILC誘致で真の復興を」という記事が載せられた。

それは一般の県民からではなく、異例とも言える県行政の主席ILC推進監が寄稿したものであった。

なぜ行政の責任者がわざわざ寄稿に及んだには理由があった。
8月16日の同欄「禍根残すILC誘致」の内容に呼応する必要があったためだ。

寄港した元技術者の禍根を残すという主な指摘事項は
@ 地質調査の不足
A 地中に人口建造物を埋め込むことの負の影響
B ILC実験終了後の空間に核廃棄物の最終分場になる可能性

これらの指摘に丁寧かつ明確に推進役としての県の立場を述べ、最後に県民に対して理解を求める形で締めくくっていた。

肯定的に考えれば、ILCが県民に対して正しい情報の伝達と理解がまだまだ進んでいないということも言えるが、

私はBについては
北上高地ILCサイトに住む一人の住民として、まったくあり得ない話であると断定する。

なぜなら核廃棄物の最終処分場の決定には自治体との協定が必要であり、実際に地上に多くの住民の生活が営まれる地下に核廃棄物を埋めるなどということは想像さえ出来ないからである。


正しい理解の元に議論を交わすことに異議はないが、ILCトンネルの断面積からの技術的考察も抜きにして実際にあり得ない最終処分場の仮定の話等、ほとんどあり得ない投稿を掲載する意義はどこにあるのかとそちらの方の姿勢を私は疑いたくなる。

情報を伝える側にも科学して伝える責任がある。
posted by 飯沢ただし at 22:56| 岩手 ☁| Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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