2012年06月01日

都会の高齢者の票狙いにしか思えん

話はちょっと前になりますが、5月27日の読売新聞の一面にこんな記事が

1〜2人乗りの新車両制度
政府検討 高齢者向け超小型車


政府は軽自動車より小さい1〜2人乗りの「超小型車」の普及に乗り出す。主に高齢者が近場を移動する「足」としての利用を想定している。

日本にしかない軽自動車の区分に新たに「超小型車」を加えるのだという。
日本の道路がどういう環境になっているのか政府は知っていてこんなことを考えているのであろうか。
都会も田舎も道路事情は同じで、生活道路と産業道路が入り組んでいて、最近は高齢者の関係した交通事故が絶えないのに、新たに交通戦争の火種を植えつけようとするのか?

1〜2人乗りの車はほとんど安全対策が効かない、軽い衝突でも一回転するような脆弱な造りになっている。

記事によればTPP交渉の過程でアメリカ側から「軽自動車区分の撤廃」を求められており、自動車メーカー側に配慮した策定過程もあるようだが、

今、国交省が手を打つべき最優先課題は東日本大震災の復興であり、こんな小手先の政策をやっている暇などないはずだ。わが国のあり様が「超小型車」同様、日に日に矮小化していくようだ。実にくだらない。
posted by 飯沢ただし at 23:56| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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