医療法人「白光」は県から賃貸している診療センターと付設している老健施設について、県が4月以降の継続契約する意思がないことを伝達したことへの回答は
「納得できない」
として施設からの即時撤退には同意しなかったことが明らかとなりました。
有床診療所が絶対条件であった民間移管でありましたが、委託先の「白光」が採算が合わないとして入院患者を受け入れていない状況が続いており、今回、即時撤退に応じなかったことは賃貸契約の中身の解釈について訴訟問題に発展しかねない場面にまでエスカレートする可能性も否定できません。
県は今月中には「契約解除」に踏み切るかどうかの判断をするとの答弁がありましたが、「白光」側との面談も相手の懐に入って詰めた内容とは感じ取ることができず、今後の交渉も不透明な模様です。
県医療局は花泉地区の地域医療体制を宙ぶらりんにすることなく次善の策を前広に打つことが求められているはずですが、打開の手続きに向かう強い姿勢が垣間見えないのは地域住民にとってかなり不幸なことだと今日の審議を経て感じざるをえませんでした。
2月議会には「花泉診療センター」の県管理復帰の条例が議案として出される予定となっていますが、前途多難の印象です。
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この問題、県の医療局の責任だけを追求するだけでなく、一関市の県議の皆様方には手を尽くして欲しいです。 この問題に関しても何もメッセージを発する事の無い地元「I県議」も環境福祉委員会に所属しているはずですね。
コメントありがとうございます。
追求だけで済ますつもりはありません。今後の地域医療構築に向けて現実的対応をどうするかが求められています。
今後私案をこのブログにおいて、また議会でも提案してまいります。