午前中は沿岸広域振興局内で大槌町と釜石市の復旧・復興状況を説明を受け、質疑意見交換。
私は釜石市の新産業創出について質問。
再生エネルギーのベストミックスを目指し、既に新日鉄と進めている木質バイオマスを中心としながらLNGの基地も視野に入れた構想をしているとのこと。来年の3月末までに経済産業省から特区制度も含んだ選択肢を示した提案を受けた後に、具体的な作業に入るとのことでありました。
高規格道路、港湾、新日鉄、SMC、海洋開発研究所などグッドシーズが存在している釜石市は、広域全体の産業振興の底上げを図り、雇用の受け皿の土台をつくっていくように県議会も研究と提言が必要と再認識致しました。
午後は鵜住居地区の集合店舗を視察の後に平田地区の仮設住宅へ。
【よく見かけるレギュラータイプの仮設住宅】
【共通の屋根を増設している新タイプの仮設住宅も】
2つの自治会の方々と意見交換いたしました。要望は多岐にわたりましたが、現在の問題の中心はこの冬をいかに過ごすかということに集中しました。市の職員の方も自身も被災成されている方もいる中で問題の解決を図らなければならないわけで、どちらの立場に立っても大変さが身に沁みて感じてまいりました。
以前、陸前高田市長が言っていたように問題を風化させない努力は、内陸に住む我々こそがしっかりとしていかねばと痛感いたした視察でありました。