現地調査と地元の方からのヒアリングを行いました。
【大槌町では津波と同時に火災が発生し、木材関係の瓦礫は焼失した関係で撤去の進捗率は50%と他の被災地と比して高い。町内の平地の95%を失った。言葉も出ない。】
2時間づつ各団体の長の方々を中心に課題、要望を聞いてまいりましたが、どちらの自治体も毎日の対応に精一杯で、まちづくり等のグランドデザインに腰を落ち着ける時間は限られている様子でした。
私は釜石市で、国の2次補正対応に向けて足らないものは(特に人材)臆せず国や県に要求すべきであるし、もはやこの事業を是非ともやりたいから予算はどれだけ必要、法改正はこの部分をして欲しいと具体的に示す段階ということを意見してきました。
県は残念ながらグランドデザインに直接的に触れる覚悟も見えないので、当該自治体から尻を叩いてもらう方法しか現実的には取れないと思ったからです。
被災地自治体には私の予想通り中長期的な計画まで、特に産業振興の新機軸まで提案できる余裕がないのが現状です。
大槌町での会場は大槌小学校でしたが、火災の影響で会議室の天井も黒く変色しておりました。
校舎の4階まで外壁は黒焦げになっており、波が炎と一体となって町を襲ったことを想像すると背筋が張り詰めます。
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