たまたま見た本日NHKのクローズアップ現代。
大変参考になる大学教授の提案がありました。
それを岩手県で当てはめて考えたい。
現在、県が被災地の物流の拠点地として位置づけているのは2ヶ所
滝沢村のアピオと花巻空港。大量の支援物資が集まってきています。
そこから物資を直接被災地に送っています。主に大型トラックで運び、量的な効率性は達成されています。初動としてはここまではいい。
そこで、これからであるが
懸案であった被災地の燃料や食料の供給は、ほぼ(もちろん完全ではないが)今週中で解消の見込みとなり、幹線の補給路も確保されてきたので次なる展開が求められる。
1、被災地の避難所は大規模な施設から民間の家まで多種多様である。
2、末端まで必要な物資が行き渡っていない。
3、高齢者や子供や女性、弱者に対する物資が特に足りない。
これらの問題点を解決するには
被災地に隣接する自治体に物流基地を設置する。(遠野市ではすでにその役目が機能していると思われる)
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物流基地では物資を仕分けをし、標準的な支援セットをつくる。
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その拠点から、そのセットを持って車(小回りの効く2トン車クラスかバンタイプの車でも可)で循環をする。特に必要と思われる民間の家で避難している所。そのロジスティクスを考えるのは行政でなく物流のプロに担わせるのが現実的。
現在のパターンを繰り返すと物資が行き渡る所とそうでない所の差が激しくなるばかり。また、トータルの輸送時間も短縮可能で、内部の拠点から隣接拠点までこの方法だと回数も多く運べます。
そうなると、釜石市、大船渡市、大槌町は遠野市が
宮古市、山田町、岩泉町、岩泉町以北、は被災を免れた宮古市内近辺で
大船渡市の一部、陸前高田市、気仙沼市は一関市が物流基地として拠点として地理的にも妥当なところでしょう。燃料も優先的に隣接物流基地に回す工夫をすればいいのです。
お陰で、黒崎の伯母家族が全員無事だったことを確認できました。大変ありがとうございました。
しかし、私らが、そして子供たちが何度も訪れた海水浴場の光景が無残な姿に変わり果てて、行くにも、帰りにもその道々涙があふれてなりませんでした・・・
楽しい思い出をいっぱいいただいた、この陸前高田に私たちは何か支援できないものだろうか・・・
せめてもの行動として、野菜を作って届ける構想をスタートしました。
今日、ジャガイモの種を手配したところです。
ご親族の無事何よりでございました。
野菜を作って届ける構想と行動すばらしいです。ひとりひとりが出来ることからやっていきましょう。そうすれば必ず復興の願いが実現に通じると私は思います。
ジャガイモの芽が元気よく芽吹く日を私も心待ちにしています。