今回は視察としてやってきました。
金沢競馬の組織は石川県競馬事業局で運営されています。競馬の胴元が県と市ですが、実質は県の直轄運営がされています。それに対して岩手県は3つの団体(岩手県、奥州市、盛岡市)で構成される競馬組合を構成しています。
競馬経営企画に関するプロパーの職員はゼロで岩手県とは体制自体が異なり、まさに財政競馬のための地方競馬の経営体制となっていました。
どこの地方競馬も売り上げの落ち込みが激しく、金沢競馬も基金積み立てこそあれ厳しい経営に追い込まれています。現在は中京地域にある名古屋競馬と笠松競馬との連携を強化しているようです。
岩手でも金沢競馬をサイマルで発売しており、金沢でも岩手競馬を売って相互発売をしています。
一日あたりの売り上げは金沢競馬@岩手が約1400万円、岩手競馬@金沢が1700万円で岩手のマーケットが若干多いことが判明しました。
私も2〜3点質問を致しましたが、どうして岩手の議員が金沢競馬を視察するのだろうといった空気が感じられました。
ちょうど視察の日に、地元地方紙の朝刊に競馬事業の当面の存続の方向であることが載っておりましたが、金沢も岩手も重い課題を背負い苦悩しています。だからこそ、はトップの明確な意思表示が必要だと考えます。私は審議委員会や検討委員会の結論を丸呑みして意思決定することは手抜きなやり方であり、もしも本県でそのようなことが起こるようなことがあれば断じて許すことは出来ません。このことは今から宣言をしておきます。
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