
高建寺での献灯式から「あんどん祭」がスタートしますが、摺沢小学校6年生を中心とした子供たちが、一休小僧に扮して一軒一軒を回って火を灯していく姿は、先祖から命をつながれていく人間社会の要諦を捉えているように感じます。
今も健在な白沢力男さんらを中心として、摺沢にもお盆に相応しいお祭りをと始まった「摺沢水晶あんどん祭」。一休小僧小唄にあるとおり、帰省した人達も加えた各家庭でにぎやかな笑い声が聞こえる13お盆のお祭りに定着しました。
一休小僧小唄
作詞 白沢力男
作曲 青柳常夫
一.一休小僧がおりてきた 寺から法灯もってきた
ゆかた姿も夢の道 可愛い瞳の小僧たち
カタコトカタコト下駄の音
三.街の明かりも迎え灯に 一休小僧をあたたかく
皆んなうれしや手を合わせ 十三お盆も賑やかに
楽しい夜の笑い声
「庁」に格上げされた観光庁が、地域経済をより活性化するために分散型の大型連休を特設する案が示されています。
東京から里帰りしたら東北地方は連休ではなかったとなりことも予想され、先のアンケートでも60%の国民が支持していないのに観光庁は再来年から強行突破する方向です。
連休分散なんて頼みもしないことをするより、しっかりとお盆の期間十日間なり固定したお休みを全国でとったほうが、日本らしい意味のある休暇になると思います。
とかく役人は自分らの成果の足跡を残すために(特に格上げされた部署などは)いろいろなことを提示しますが、経済だけでなく日本人の心をつないでいく視点も考えてほしいものです。