内野小学校は一関市大東町大原地区の山間の小学校です。来年度から大原小学校と統合し新生大原小学校となるため、内野小学校136年の歴史に幕となる閉校式でした。
お別れの言葉は在校生全員で内野小学校の春夏秋冬の季節を描写しながら児童の気持ちを素直に表現していました。
内野地区から小学校が無くなるという惜別の気持ちは、推し量っても推し量ることが出来ないほど切ないものだと思います。なぜなら小学校が学校に止まらず地域の文化継承のシンボルになっているからにほかなりません。
少子化の波は内野地区にもひたひたと押し寄せており、学校統合は、その現実を踏まえた地域の方々の苦渋の選択と思います。
【校旗が児童会長から校長先生に返納される】
お別れの言葉は、子供たちの一人一人の声が体の芯からしっかりと発せられていたことに心から感動しました。今日までの内野小学校の足跡がしっかりと証明されたと思います。
残念ながら学校はなくなります。しかし、これから学校教育を主体にしてきた人材育成が地域主体になったと考え方を転換することも必要かと思います。いままでも全国でもやったこと無いことに地域ぐるみで挑戦してきました。その自信さえあれば大丈夫だと私は思います。
「人を持って財となせ」内野地区の人材がこの浅はかな不透明な世の中に大きく存在感を浴びる日は遠からずあると私は信じて疑いません。