2010年03月14日

チリ大地震津波の災害視察

3月14日(日)の午前中に一関市消防団の出初式に参加した後、先のチリ大地震で大きな被害を被った陸前高田市と大船渡市に向かい、漁業施設の被害状況を視察してきました。

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広田湾漁協では組合長の他に陸前高田市長と陸前高田市議会議長をはじめ組合員の皆さんが日曜日にもかかわらず多数参加していただき、被害の状況を説明いただきました。

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【広田湾内の被害の様子】

いつもなら整然と等間隔で配置されている筏式の養殖施設が、不均等に乱雑となっていることが判ります。

広田湾の被害は漁業施設被害と生産物被害を合わせて6億円強と岩手県内でも最大の被害であり極めて深刻な状況でした。


特に地域の特産物として手がけ始めたばかりのエゾイシカゲ貝(赤貝の一種)養殖施設の被害は甚大であったとの報告を受けました。


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大船渡漁協に移って、説明を受けましたが、組合長から先般の国会議員への陳情の際、「共済はいくら加入しているか?」との藁にもすがりたい漁業者の心境を逆撫でするような質問をもらい憤懣やる方なかったとのことでありました。


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湾内を船で移動し、災害現場を見て回りました。


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延縄式の養殖施設が津波による海中移動で、湾口防波堤の近くまで流されて一箇所にまとまってしまっています。

こうなってしまっては、海上クレーンで養殖施設を引き上げて、売り物になれそうなものは浜で選別するが、施設自体は全く使い物にならず廃棄処分になってしまとのこと。


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驚くべきは、海底での流れが渦を巻き、沖にある施設が浜に押されるのではなく、引き波で沖側に引っ張られる状況にあることです。




視察中の意見交換の中で、一番の大きな課題は、ワカメはこの一年で修復すれば来年の収穫には間に合うとのことですが、ホタテやカキや三陸特産のホヤは次に収穫できるのは最速でも3年を要するとのこと。


ただでさえ、高齢化の進む漁業者がこの災害を機に廃業してしまうことがもっとも恐ろしいことであると口をそろえて組合の幹部の方がおっしゃてました。


県は24日の県議会最終本会議に補正予算として津波被害対策予算を提案したい旨を聞いていますが、迅速かつ効果的な対策が急務であり、議会の中でもしっかりと必要性を主張してまいります。
posted by 飯沢ただし at 23:02| 岩手 ☁| Comment(0) | My Inspection 【視察日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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