2010年01月21日

首長の苦悩

本日、政和・社民クラブで県立沼宮内病院の無床化問題に関して岩手町を訪ねて意見交換を行った。


県立沼宮内病院は60床を有する地域病院である。

昨年の県立病院再編計画では来年の4月から無床化される予定となっていた。


が、18日に岩手町と県医療局が無床化を最長一年間延期することで合意したのはすでに報道されている。


昨年の2月議会ではあれほどまで無床化に固執していた県医療局が軟化を示したのには、岩手町が主体的に民間移管先を探すなどの態度を明らかにしたのが大きな要因と考えられる。


記憶に新しい昨年の9月定例会の県立花泉病院の診療センター廃止&民間移管議案では当該自治体の一関市は県立病院は県の問題と突き放した態度を取ったために、県側は県が民間移管先を公募する形を取らざるを得なかったのと対照的である。


岩手町は30年来、町の保健福祉政策として「ガンの集団検診」に力を入れており町民の検診率は他の自治体と比較して群を抜いており、よって県立沼宮内病院との連携も現在も極めて良好である。


そんな中、有床診療所というステップもなしに県医療局から二段跳びで無床化案をつきつけられた岩手町の当惑ぶりは想像に難くない。



本日の意見交換会において、岩手町民からはベッドは残してほしいという要望が強く、町としては民間移管を第一義に前提して老健施設の複合施設を目途に動いている考え方を示されたが、


やはり民間の医療機関ではなおさらのこと医師の確保問題でのハードルが高く今後も民間移管への手続きには時間と労力がかかりそうだ。


民部田町長からは「民間移管という選択肢で当面いくが、県側の地域医療の関与だけは後退させないで欲しい」。との強い要望があった。



おそらく無床化に関わり県側の雰囲気を察して、私たちに要望したと推察されるが、地域医療を守るという観点からも決してそんな形にしてはならないと強く認識させられた意見交換会であった。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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