2009年08月12日

高校野球の校歌(その3)

一年六ケ月ぶりの続編がく〜(落胆した顔)・・・高校野球の校歌。


今回は校歌に英語の歌詞がある編です。
マニアックすぎると決して言わないで下さいあせあせ(飛び散る汗)


世の中も国際化の波を受けて、高校に英語科も設置されている高校も増えてきましたから、新設の高校に新しい校歌が制定されると、英語の歌詞の校歌も珍しくはないのかもしれませんが、その中で甲子園に出場するというのはかなり困難極まること。


そんな中、今回の夏の甲子園大会で2校も英語の歌詞がある高校が出場を果たしました。


過去には、私の古い記憶を引き出してみると、1976年の夏の大会に優勝した桜美林高校の校歌の中に

♪ あ〜あ〜あ オーベリンナ もろ手をあげて〜

  イエス イエス イエス と イエス イエス イエス と

   さけぼうよ〜 ♪

がありますが、正確には英語の歌詞にはなっていません。



一校目は山口県代表の「華陵高校」

まさに英語科を備えた国際交流に力を入れている高校です。これが県立高校というから驚きです。

♪ 青雲なびく 華の丘 熱き血潮の 友情(なさけ)あり
   集いし我ら 今ここに 感動もとめ いそしまん
      Soar up, reach for the stars! 華陵の我ら ♪

顔あげて 星まで届け(訳には自信なし・・・)というところでしょうか。


二校目は兵庫県代表の「関西学院高校」

実に70年ぶりの出場で、ユニフォームの胸文字の「KWANSEI」のWが歴史を感じさせます。

北原白秋 作詞
山田耕筰 作曲

♪ 風に思う空の翼 
  輝く自由 Mastery for Service  清明ここに道あり我が丘
  関西 関西 関西 関西学院
  ポプラは羽ばたくいざ響け我等
  風 光 力 若きは力ぞ
  いざ いざ いざ 上ヶ原ふるえ
  いざいざ いざ いざ上ヶ原ふるえ ♪


Mastrery for Service はスクールモットーになっているらしく、
「奉仕のための練達」と訳されますが、「自己修養(練達)」と「献身(奉仕)」、この両方を実現することに、真の人間の生き方がある。ということだそうです。


作曲者の山田耕筰はが同校のOBであることから、作曲を手掛けたと同校のホームページに載っていました。


しかし、山田耕筰と北原白秋のコンビの校歌ってのはすごいですね。


曲もテンポが良くて「いざ」が3回、最後に4回があるのも渋い歌詞と私は思います。


いわば校歌は高校の顔。改めてこうしてみてみると興味深いですね。


これからも甲子園での歴史ある高校、新しい高校の頑張りを期待します。


posted by 飯沢ただし at 23:42| 岩手 ☀| Comment(6) | My Boom【密かなマイブーム】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。
岡山県倉敷市在住の
備中國人と申します。

ネットサーフィンで偶然、
飯沢先生のブログを拝見しました。

やはりと言いますか、
校歌愛好家は全国にいるもんですね…。

当方の校歌歴は先生より少し後、
昭和54年春に池田高校に
「一目惚れ」をしてからです。

途中20年のブランクはありますが、
平成17年に校歌の世界に
「復帰」 してからは、
高知のKさん達と共にオフ会を実施し、
校歌を歌いまくっております。

これからは時々先生のブログを
訪問させて頂きますので、
また校歌についてのご意見をお聞かせ下さい。

なお、当方はヤフーで
ブログをやっております。

気が向きましたら、
訪問して下さいませm(__)m

『備中國人の校歌ブログ』
Posted by 備中國人 at 2015年11月11日 19:07
備中國人さま

コメントありがとうございます。
ブログ拝見しました。
オフ会まで実施されるとはすごいですね。

今はYOU TUBEという便利なものの恩恵に浴して私もたまに郷愁に入り浸っております。

私の校歌に関する投稿は気まぐれ&不定期ですがこれからもどうぞよろしくお願い致します。


Posted by 飯沢ただし at 2015年11月13日 00:49
こんばんは。
以前、コメントを入れた備中國人です。

一関一高OBである先生に質問なのですが、
母校の校歌の冒頭にある「岩手磐井」とは
どのような読み方をするのでしょうか?

何度聴いても「いわていわい」とは
違うように聞こえるのですが…
ご教示お願い致しますm(__)m
Posted by 備中國人 at 2016年02月15日 22:52
備中様

わが母校の校歌まで調査いただき感激であります。

ご指摘の校歌1番
「岩手磐井の一関・・・」は

まぎれもなく「いわて いわいの いちのせき」
で間違いありません。

備中様が調査された音源では生徒が気合が入りすぎて聞き取れにくかったのではと推察致します(笑)。

参考までに春の選抜に出場した時の母校の音楽部が歌ったものをご確認下さい。

http://video.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=%E4%B8%80%E9%96%A2%E4%B8%80%E9%AB%98+%E6%A0%A1%E6%AD%8C


一関一高と同じ岩手の福岡高校は旧制一高の歌を(寮歌?)お借りしたものですが、微妙に旋律が異なります。


何と言っても県立盛岡一高の校歌は岩手県下では特筆ものだと私は思います。


それではまた。
Posted by 飯沢ただし at 2016年02月16日 15:53
こちらのほうでした。

https://www.youtube.com/watch?v=LwkQ5NMx33U
Posted by 飯沢ただし at 2016年02月16日 15:55
飯沢さま

早々の返信ありがとうございます。

私の所持している甲子園音源は
よく聞き取れなかったので、
とても助かりました。

改めて御礼申し上げますm(__)m

一関一高や盛岡一高もそうですが、
旧制中学時代の校歌を継承している高校は
本当に素晴らしいですね。

残念ながら我が岡山県は、
県立旧中の流れを汲む高校だけでなく、
女学校・実業学校に至るまで、
(私の知る限りですが…)
県立高校は全滅です。

終戦直後の特殊状況は理解していますが…
「韓信の股くぐり」はやっても良いですが、
「秦檜」にはなって欲しくなかったですね。

最後に、来る選抜大会において、
釜石高校の勝利の校歌が
聴けることを祈っております。

           備中國人
Posted by 備中國人 at 2016年02月16日 21:17
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