県議会本会議で初めて導入された一問一答方式の一般質問はどうであったか、また今後どうあるべきか、自分の質問の内容も含めて時間が経過した今、冷静に振り返りながら考察してみます。
従来型の30分一括方式と比べての大きなメリットは、
質問回数が制限されていないので、問題点を掘り下げられること。
今回は2月議会で議論された県立病院問題を中心に据えて、県政課題解決の庁内浸透力を問うことを目的としました。
二次医療圏の懇談会の持ち方や患者等の足の確保の問題を具体的に聞いて県の本気度を質しました。
この点に関しては、80%の及第点をつけられるのではないかと思います。県民にとっても議論の行方がわかり易かったのではないかと感じます。
但し、質問には周到な用意が必要。また、議論の畳み方を間違えると、言った、言わない、やってない、やってます。の薄い議論になりかねません。
総体的な時間ですが、従来の30分一括方式+15分の再質問(3回まで制限)と比べると答弁時間含みで70分では時間が足りません。
知事にはリーダーシップに関して競馬問題も取り上げたかったところですが、時間配分の都合で止む無くオミットしました。
今後、議会運営委員会で、制限時間に答弁時間も含めるか、時間を10分程度延長するか議論が必要です。
今回の一問一答方式を導入するにあたり、三重県や宮城県の先進事例を参考にしましたが、最初は登壇して自分の意見を交えながら20分程度の総括質問をする。そして特定課題に関して一問一答式で問題を深めるというやり方が合理的かつわかり易いようです。
今後の課題としては、会派間での質問事項の調整も必要と思いますし、今回の私の最大の反省点として、政策提案を通じて知事との政策論争をするまで至らなかった点(2月議会の余韻があって新年度の執行体制確認が必要という事情がありましたが)です。
次回は今期最後となる一般質問となりますので、反省点を生かしたいと思います。
2009年07月16日
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