6月と12月の定例議会は一般質問が3日間、常任委員会が1日、本会議が2日間と一番短い議会日程なのですが、今回の議会ほど長く感じた議会はありませんでした。
何しろ昼も夜も(?)忙しかったし、肉体的にも精神的にも疲れた議会でありました。
今定例会の議論の中心は「不正経理処理問題」と「県立病院の経営計画(案)」でした。
一般質問から「県立病院問題」で議論がヒートアップ、知事が熱弁を奮い過ぎて、知事の答弁をめぐり、本会議で決議が上程、可決されるということまで起きました。
あまりに密度の濃い議会でしたので何回かに分けて振り返ります。
まずは私の一般質問。
代表質問2回を含め、通算9回目の一般質問を行いました。
質問項目は11月27日の記事に書いてあるとおりですが、
今回の目的は4つ

雇用問題、岩手・宮城内陸地震の復旧、県立病院問題

人口が減っていくいう本県の現実にどのように処すのか。
(短期的な問題と中長期的な問題)

自らの提案にどのように反応するか、反応の具合でわかる知事の競馬への基本的な考え方

正式に今まで声に出さなかった「国道343号笹野田トンネル」の新トンネル化について
そして県の答弁はというと

全庁的な雇用対策を!と求めたところ
「緊急雇用対策本部」を早急に立ち上げる。と
さらに再質問で内部の機構改革の必要性を再度(しつこく

来年の機構改組の際に
「雇用対策室をつくります。」を引き出した。
また、病院問題は県側の不手際な公表の仕方を突きながら、地域医療の確保問題の本質にも切り込んだが、
「県で考えれられるベストの案なので、このまま押し通す」の相手の押し出し戦法に合い、時間切れで不完全燃焼。

こちらとしては県の出先機関のあり方まで提言しながら質問したが、知事は現在行っている県の施策をなぞるだけの答弁に終始。
再質問でさらに聞くと、「選挙で岩手4分の計が理解されて、当選したのだから、何をいまさら言うか!」の姿勢・・・
知事マニフェストと「希望創造プラン」との矛盾点もあり、今後ともウオッチしていくつもり。

はっきり言って全く期待はずれ。事務方の用意した答弁書を読むだけ。しかし、別の意味で事務方の答弁は緻密に用意しておりました。その点は評価致します。

内容は期待していなかったので、質問に出すことが目的は達成された。陸前高田選挙区選出の菅原議員も、期せずして同じ問題を提起して相乗効果は上がったとみる。
知事とのやりとりは今年の2月議会の「予算総括質問」以来、2回目。前回は変化球投げすぎてしくじった経験からあえて知事の方針とは真逆の考え方を示したやり方をしました。
予想どおり、こちらがストレートで押すと、知事もストレートで返すという戦法。
次回の作戦は・・・
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