なぜ、長野県議会かというのは、議会が県民との直接対話集会(ふれあいミーティング)を企画して2003年から既に実行に移しているということを知ったからでした。
長野県の他に三重県でも行っていますが、他県の先進事例は少なく、実施に至るまでの背景や実施状況を是非知りたいと考えたのが今回の視察の目的です。
岩手県議会では現在議会の基本的姿勢を明らかにするために「議会基本条例」を検討中であり、その中にも県政の主要課題ついては県民とのタウンミィーティング方式を想定した「県民との対話」を盛り込む予定としているところです。
【議会事務局の総務課長さんから説明を受ける】
1・田中康夫知事が誕生したときに、議会の外に向けた活性化の気運が盛り上がり、「議会も何かをしなければならないのではないか」という危機感から実施へと動いた。
2・ふれあいミィーティングは各広域毎にテーマを設けて、その広域主体でシンポジウム形式を中心に県民との意見交換を図っている。
題材例:長野県北地域「雪国の女性とまちおこし」
:木曽地域 「これからの木曽地域について」
参加者数は40名〜200名位
3・ふれあいミィーティングを進化させた「政策タウンテーブル」が今年から開催され、市町村長や議会議長を一同に会して、県政の主要課題について意見交換する。
4・これらの準備検討は議会運営委員会ではなく、各会派からの世話人会で調整されるとのこと。
私の感じたことは、



今後、本県の「議会基本条例」の住民説明会が9月から実施されますが、これらを踏まえて条例に書き込む方向で議論を展開していきたいと思います。
長野県はかつて田中康夫知事という有名な知事が誕生したのですが、現在は当時と比べ、かなり平穏になったようです。
かつて一階にあったガラス張りの知事室も現在は観光部の戦略室へと変わっておりました。ヤッシー君も見つけられませんでした。