今日から令和7年度の県予算を審査する予算特別委員会が始まり、初日は会派を代表しての総括質疑でスタートです。
本日の見せ場は16時から始まりました。いわて新政会の吉田敬子委員が令和7年度県の目玉であるジェンダーギャップ解消について質問。看板施策と言いながら事業は例年行われているものの焼き直し、さらに組織体制も先進地が積極的に問題解決に目に見える形で再編しているのに本県は従来のまま、これでは効果が期待できないとバッサリと斬り捨てました。指摘は的を得ているので答弁に窮しており、県の本気度が問われることが浮き彫りに。
さらに、次は我らがいわて県民クラブ・無所属の会を代表して質問にたったハクセル美穂子委員。本日は袖口がレース状になった城みちる風のブラウスを下に着こんで気合十分。予算の編成のあり方について、以前から議会で指摘をされている知事の政務秘書のあり方を問題提起。需要がある女性デジタル人材育成事業には予算を増やさないで、この財政難の折に知事の政務秘書は温存されていいのか。
知事は淡々と答弁すればいいものを、この種の問題についてはクレションドヒートアップ。戦後の右傾化を防いできたなどと論理の大飛躍まで飛び出すあたりは何かあるのかと勘ぐってしまいます。
この女性委員お二人は質問内容をしっかりと精査して、事業の効果を質し、自分の考えを真正面に述べたのはとても良かったと思います。
執行権におもねるのではなく、さわやかに自説を展開する。これこそ二元代表制のあり様です。
財政難だからこそ、事業効果を上げるよう予算配置をするのは行政の役目。そこに矛盾があるのなら躊躇なく指摘、改善を迫るのは議員の役目です。なぜなら予算の原資は県民の税金であることに他ならないからです。
明日からは部局審査が始まります。私も委員の一員ですのでしっかり議論してまいります。
【今日の失敗】
帰りの新幹線で政務秘書の件を検索し、佐藤正春議員の過去の質問をチェックしていたら夢中になり、駅を一つ乗り越してしまいました。仙台まで行かなかったのでとりあえず良しとします(苦笑)