

「寒風吹きすさぶ中ものかは・・・」と屋外での分列行進を含んだ出初式になるのが通常ですが、会場は昨日20歳を祝う会が開催された一関市Uドームの屋内会場ですべて行われました。
佐藤団長が訓示で@消防体制の強化A団員としての自覚の向上B団員の入団促進の三点を今年の目標に掲げられましたが、屋内会場の開催は大きな変革へのチャレンジと拝察致しました。
佐藤善仁市長が「消防団は市民の宝だ!」と統監告辞で申さましたが、消防団は私はもっと評価されてしかるべきだと常々思っております。ロサンゼルスの山火事の惨禍を見るにつけ、初期消火活動の重要さをつくづく考えさせられます。私も公職の身になって以来、災害現場に駆け付けた例が度々ありますが、常備消防が駆け付ける前にすでに消防団が到着し消火活動に着手しているケースが多く、かなりの確率で火災の最小限化が消防団によって図られていると思います。
私は全国議長会の海外研修でロサンゼルス災害対策局へ行った経験がありますが、消化活動をするのは常備消防と一部の企業のボランティアのみという体制でした。
加えて消防団は水害等の他の災害への対応、イベント等へのサポート、防火安全啓発活動など地域にとっては不可欠な存在です。
しかしながら、団員の減少と高齢化はますます顕著になっている現状では、何らかの時代の流れに沿った改革に挑戦するのことも求められていると感じます。暗中模索の試行の中にいろいろなヒントを見出すこともできるかもしれません。住民の安心安全確保のために挑戦し続けることに私は賛辞を贈りたいと思います。