2024年10月31日

戦い終わって

第50回衆議院選挙が終わりました。

岩手第三区において藤原たかし氏は議席を保持することが出来ませんでした。残念でなりません。

私も応援した立場上、ここに藤原たかし氏を応援してくれた皆様に心から感謝を申し上げます。

【逆風からはじまり後ろから突風に煽られる戦い】
私の経験上から言うと、候補者が第一声でお詫びからはじまる選挙はほとんど苦戦を強いられています。自民党が組織ぐるみの政治資金規正法違反を行った影響のみならず、参議院議員の不始末問題が重なり、ご本人がこの3年間、真面目に地域のために行ってきたものが吹っ飛んでしまいました。その事実を知っている人たちは理解していますが、一般の有権者まで浸透させるのは困難でした。中央メディアの力の恐ろしさを痛感した選挙でもありました。自民党本部の失態はさておき、前回の票数を上積むする取り組みが甘かったのは否定できません。ここはしっかり次回に対応する必要があります。

【相手方の逆襲】
前回小選挙区で敗北をした相手陣営は早くから体制を整え、達増知事まで応援に繰り出す徹底ぶりでした。そもそも支援組織が弱体化したとはいえ、基礎部分までは朽ちておらず、以前から優勢な地域の底固めに注力したとみえました。

【既存政党の凋落】
共産党は東北ブロックで虎の子の議席を失いました。驚くことに、れいわ新鮮組が共産党を上回る票を獲得して1議席を得ました。格差社会の是正をどちらの政党も訴えていますが、SNSの発信や、若い人たちの共感がこのような新勢力を台頭を指示したと推察されます。公明党も全国的に不調で組織は絶えず新陳代謝をくりかえして行かねば退潮するという現実を見せつけられました。

【国政の代弁者の不在】
国会は首班指名が終えておらず、内閣がどのように編成されるかは今のところ不透明ですが。比較数で自民党が与党となった場合、県南地区で与党の国会議員を失ったことは影響が大きいです。私も大きな国政マターから地域課題まで意見を素直に吸い上げてくれる存在がいなくなったことは無力感を禁じ得ません。県南の首長も同じ考えではないかと十分に推察されます。

今回の戦いは終わりましたが、次なる選挙も4年以内には必ずやってきます。反省から得た課題を次に生かすことが極めて重要です。
posted by 飯沢ただし at 23:45| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする