八月も本日で終わりです。前半に体調を崩したせいか長く感じた一か月でした。
そして最後に広瀬めぐみ前参議院議員が在宅起訴のニュースがこの月の〆となってしまいました。
私自身も選挙戦で広瀬氏を応援し有権者の皆さんに働きかけた当事者ですので、私の思いに共感して動いてくれた方に対して本来であれば直にお話をする機会をつくるのが筋ですが、そうした暇(いとま)を物理的に対応するのは困難ですので失礼とは存じながら手紙に思いを託しました。
推薦企業・団体 各位
飯沢ただし後援会 役員・世話人 各位
岩手県議会議員 飯澤 匡
拝啓 残暑の候、皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
日頃より私の活動に対して多大なるご理解とご支援を賜っておりますことに心から感謝を申し上げます。
さて、去る8月15日に元参議院議員の広瀬めぐみ氏が辞職する事案が発生しました。
辞職に至る経緯は報道によれば公設秘書給与詐欺等の疑いがかかり東京地検が動いたことにより、本人もその事実を後日認めたこととされています。かかる事態になったことは看過できない重大な問題と認識致します。
もとより私、飯沢ただしは県議初当選以来、国政政党の党籍を有しない無所属の立場として一貫して活動してまいりましたが、2年前の参議院選挙に当たっては岩手の政治局面を変えること、そして私たちの最大の政治目標である知事選挙に向けての大事な選挙としての位置づけをして全面的に「いわて県民クラブ」の同志と共に全面的に自民党公認の広瀬氏を支援しました。
結果、広瀬氏は当選を果たし、椎名素夫先生が当選して以来の保守系議員の誕生を喜び、広瀬氏のキャリアを活かした活躍に期待がかかりました。
しかしながら、たったこの2年の間に社会の信頼を裏切る行為により辞職までに至ったことは慙愧に堪えません。広瀬氏が議員としての基本的な管理能力が欠如していたことを後援会活動や選挙期間中に私自身が見抜けなかったことについて皆様に心からお詫び申し上げます。皆様の期待を裏切り政治に対する期待感も失う結果となってしましました。重ねてお詫び申し上げます。自分自身の未熟さを恥じるばかりです。
今後はこの事案の反省を肝に銘じ、副議長としての職責を十分に果たしつつ私の政策課題であるILCの実現等地域発展のために研鑽と努力をあらためて傾注する覚悟です。今後とも叱咤激励をよろしくお願い致します。
末筆となりましたが、皆様におかれましては、御身ご自愛の上、ご健康に留意されますようご祈念申し上げます
本日の報道によれば、着服流用分の金額についてご本人は利子をつけて国庫に返納するとの意の文書を発信したようですが、問題の本質は金銭の移動がメインではなく、政治不信を引き起こしたことが大きな問題元公職の身ですから自分自身で説明責任を果たすべきです。
2024年08月31日
2024年08月30日
県庁の闇
兵庫県知事、叱責「当時の認識は合理的」 百条委で証言
【日本経済新聞電子版 2024年8月30日 5:00 (2024年8月30日 15:19更新) 】
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題を巡り、兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)は30日、斎藤氏を公開で証人尋問した。厳しい叱責を受けたとされる県職員ら4人も出頭した。
これに先立ち、非公開で職員2人の証人尋問を実施。東播磨県民局長と兵庫県まちづくり技術センター理事長(前県土木部長)は報道陣と傍聴人の前で証言した。
東播磨県民局長は、視察先の入り口まで20メートル歩かされたとして斎藤氏から「『なぜこんなところに車止めを置いているのか』とかなり強い調子で怒鳴られた」と証言。業務に必要な範囲内だったと思うかと問われ「必要な範囲とは思わない。知事から謝罪やねぎらいの言葉はなく、理不尽な叱責を受けたと感じた」と答えた。
知事の側近だった片山安孝前副知事(7月に辞職)からこの件で聞き取りを受け、「あまりしゃべり過ぎるな」と言われたとも話した。
この件について、斎藤氏は「それなりに強く指摘をした。歩かされて怒ったのではなく、動線を確保していないことを注意した。当時の認識は合理的だった」と語った。
兵庫県まちづくり技術センター理事長は、尼崎市に2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の運搬拠点を新設するとの報道が出た際の様子を証言。斎藤氏が「こんな話聞いていない」と机をたたいたとされる疑惑について「事実」とした上で、「机をたたかれた経験がないのでびっくりした」と述べた。
23日の職員の証人尋問では、「知事が県幹部に文具を投げたのを目撃した」「知事レクなどの場で案件を『聞いていない』と叱責を受けたり、舌打ちされたりした」「深夜や休日にチャットで仕事の指示がくる」などの証言も出ている。
斎藤氏は深夜や休日の職員への連絡について「やや適切ではなかった面もあるかもしれない。(連絡した職員が)勝手知ったる仲ということで、少し甘えがあったかもしれない。反省している」と話した。
レクでの職員への接し方については「言い方が厳しく、不快な思いさせたことは反省しているし、謝りたい」と述べた。
百条委が実施した職員アンケートの中間報告では、伝聞を含め4割弱にあたる1750人が知事のパワハラについて見聞きしたとし、59人は直接目撃したと回答した。
斎藤氏はこれまで「県政をよりよくしたいという思いから厳しい叱責をすることはあるが、業務上必要な範囲内だった」と繰り返し述べている。百条委は職員の証言やアンケート結果をもとに、斎藤氏に事実関係などを問いただす。
他県で起きていることだが本県でもこの百条委員会の行方を興味深く見守っている方は少なからずいるのではないか。
本県の場合は知事ではないが、似たようなハラスメント事案を匿名で複数回報告を私も受け、県議会でも取り上げている。
書類を投げつけ「やりなおし〜」、「ブラックと言われてもいい」など数々の名言を残して現在は要職を去られている。あくまでも私の印象だが兵庫県どころではないハラスメントがあったと想像できる。しかしながら書類等の投げつけや「聞いてない」はあまりに行動が酷似しすぎて恐ろしさを感じる。
もし匿名でなく兵庫県のように氏名公表で表沙汰になっていたら本県でも百条委員会までは辿りつけたのではないかと思うが、一方で恩恵を頂いた職員もごく一部ではあるが存在したことは間違いないので、その点のリスク回避は巧妙である。
おそらくは仮に百条委員会を開催できたとしてもご本人は兵庫県知事と同様に正当性を主張するだけだろう。しかし百条委員会を開いただけでも後々に起こっている事柄(高すぎる疑惑の報酬問題等)を防げたのではと残念至極である。
【日本経済新聞電子版 2024年8月30日 5:00 (2024年8月30日 15:19更新) 】
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などを内部告発された問題を巡り、兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)は30日、斎藤氏を公開で証人尋問した。厳しい叱責を受けたとされる県職員ら4人も出頭した。
これに先立ち、非公開で職員2人の証人尋問を実施。東播磨県民局長と兵庫県まちづくり技術センター理事長(前県土木部長)は報道陣と傍聴人の前で証言した。
東播磨県民局長は、視察先の入り口まで20メートル歩かされたとして斎藤氏から「『なぜこんなところに車止めを置いているのか』とかなり強い調子で怒鳴られた」と証言。業務に必要な範囲内だったと思うかと問われ「必要な範囲とは思わない。知事から謝罪やねぎらいの言葉はなく、理不尽な叱責を受けたと感じた」と答えた。
知事の側近だった片山安孝前副知事(7月に辞職)からこの件で聞き取りを受け、「あまりしゃべり過ぎるな」と言われたとも話した。
この件について、斎藤氏は「それなりに強く指摘をした。歩かされて怒ったのではなく、動線を確保していないことを注意した。当時の認識は合理的だった」と語った。
兵庫県まちづくり技術センター理事長は、尼崎市に2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の運搬拠点を新設するとの報道が出た際の様子を証言。斎藤氏が「こんな話聞いていない」と机をたたいたとされる疑惑について「事実」とした上で、「机をたたかれた経験がないのでびっくりした」と述べた。
23日の職員の証人尋問では、「知事が県幹部に文具を投げたのを目撃した」「知事レクなどの場で案件を『聞いていない』と叱責を受けたり、舌打ちされたりした」「深夜や休日にチャットで仕事の指示がくる」などの証言も出ている。
斎藤氏は深夜や休日の職員への連絡について「やや適切ではなかった面もあるかもしれない。(連絡した職員が)勝手知ったる仲ということで、少し甘えがあったかもしれない。反省している」と話した。
レクでの職員への接し方については「言い方が厳しく、不快な思いさせたことは反省しているし、謝りたい」と述べた。
百条委が実施した職員アンケートの中間報告では、伝聞を含め4割弱にあたる1750人が知事のパワハラについて見聞きしたとし、59人は直接目撃したと回答した。
斎藤氏はこれまで「県政をよりよくしたいという思いから厳しい叱責をすることはあるが、業務上必要な範囲内だった」と繰り返し述べている。百条委は職員の証言やアンケート結果をもとに、斎藤氏に事実関係などを問いただす。
他県で起きていることだが本県でもこの百条委員会の行方を興味深く見守っている方は少なからずいるのではないか。
本県の場合は知事ではないが、似たようなハラスメント事案を匿名で複数回報告を私も受け、県議会でも取り上げている。
書類を投げつけ「やりなおし〜」、「ブラックと言われてもいい」など数々の名言を残して現在は要職を去られている。あくまでも私の印象だが兵庫県どころではないハラスメントがあったと想像できる。しかしながら書類等の投げつけや「聞いてない」はあまりに行動が酷似しすぎて恐ろしさを感じる。
もし匿名でなく兵庫県のように氏名公表で表沙汰になっていたら本県でも百条委員会までは辿りつけたのではないかと思うが、一方で恩恵を頂いた職員もごく一部ではあるが存在したことは間違いないので、その点のリスク回避は巧妙である。
おそらくは仮に百条委員会を開催できたとしてもご本人は兵庫県知事と同様に正当性を主張するだけだろう。しかし百条委員会を開いただけでも後々に起こっている事柄(高すぎる疑惑の報酬問題等)を防げたのではと残念至極である。
2024年08月29日
秋田市にて二日間公務
28日は北海道・東北議長会の会議
本日29日は北海道・東北道県議会議員の研究会があり、一泊二日で対応しました。
議長会の会議は本県の工藤議長が南米の岩手県人会の式典に参加のため副議長の私が代表で応対しました。
議長会全体での政府要望への対応の確認と今回は有権者の主権者教育と投票率向上について各道県議会の取り組みが発表され質疑意見交換が交わされました。岩手県議会の取り組みに対してはYouTubeを活用した本会議の質問を発信している件について質問を受けました。各道県議会の発表を伺うと岩手県議会の広聴広報委員会の積極的な取り組み(県議会の出前講座等)は評価されていい活動です。
議員研究会では秋田県の洋上風力発電事業について講演を受けたのちに3つの分科会で各道県の取り組みについて報告と意見交換が行われました。私がこの研究会に出席したのはコロナ前の8年ほど前でその時は観光振興の分科会に参加したと思います。
今回参加した分科会では教育がテーマでしたが、窓口が広くて教育行政方針全体を発表された県や不登校問題など問題を絞ったテーマに特化した県など内容がまちまちで議論の共通の深まりという点では課題があったと思います。これは幹事県がしっかりと対応すべきと考えます。いつもは本県の発表内容に対して辛口な私ですが、今回は特色ある県立高校の取り組みに絞った内容で、良かったと思います。
教育と言えば先進県は秋田県で個人的には注目して拝聴しました。
レジメにあるようにかなり思い切った少人数によるチームティーチングなど、児童生徒に熟慮を促すやり方には一日の長があります。
さらに今後の課題として教員の質を上げることと平然と語ったところに常に客観的な評価がされていると感じ入った次第です。本県では絶対にそのような発表内容にはしません。
他県の議員と交流し、特に宮城県議団とはILCの実現に対して今後の活動について具体的に話合えたことは収穫の二日間でした。
本日29日は北海道・東北道県議会議員の研究会があり、一泊二日で対応しました。
議長会の会議は本県の工藤議長が南米の岩手県人会の式典に参加のため副議長の私が代表で応対しました。
議長会全体での政府要望への対応の確認と今回は有権者の主権者教育と投票率向上について各道県議会の取り組みが発表され質疑意見交換が交わされました。岩手県議会の取り組みに対してはYouTubeを活用した本会議の質問を発信している件について質問を受けました。各道県議会の発表を伺うと岩手県議会の広聴広報委員会の積極的な取り組み(県議会の出前講座等)は評価されていい活動です。
議員研究会では秋田県の洋上風力発電事業について講演を受けたのちに3つの分科会で各道県の取り組みについて報告と意見交換が行われました。私がこの研究会に出席したのはコロナ前の8年ほど前でその時は観光振興の分科会に参加したと思います。
【真剣に発表に耳を傾ける本県の城内愛彦議員】
今回参加した分科会では教育がテーマでしたが、窓口が広くて教育行政方針全体を発表された県や不登校問題など問題を絞ったテーマに特化した県など内容がまちまちで議論の共通の深まりという点では課題があったと思います。これは幹事県がしっかりと対応すべきと考えます。いつもは本県の発表内容に対して辛口な私ですが、今回は特色ある県立高校の取り組みに絞った内容で、良かったと思います。
教育と言えば先進県は秋田県で個人的には注目して拝聴しました。
レジメにあるようにかなり思い切った少人数によるチームティーチングなど、児童生徒に熟慮を促すやり方には一日の長があります。
さらに今後の課題として教員の質を上げることと平然と語ったところに常に客観的な評価がされていると感じ入った次第です。本県では絶対にそのような発表内容にはしません。
他県の議員と交流し、特に宮城県議団とはILCの実現に対して今後の活動について具体的に話合えたことは収穫の二日間でした。
2024年08月28日
安治川部屋合宿歓迎会
本日、大相撲安治川部屋が東山町松川で明日から合宿を始めることが決まり大歓迎会が東山町内の催事場で開催されました。
そもそも東山町では東関部屋とのご縁で30年以上も前から松川地区で合宿をしていた経緯があり、東関部屋が解散後も後援会は解散をせずに次なるご縁を求めて合宿する部屋をここ数年探していたところ、2年前に新しく部屋を創設したばかりの安治川部屋とのご縁がつながったのでした。
安治川部屋の親方は元関脇 安美錦関。
現役時代は大きな怪我がありましたが、怪我とお付き合いしながら相撲の技術を高めていった玄人受けする関取でした。
50年後も東山町で合宿できるように部屋の力を高めていきたいと力強いご挨拶でした。
部屋の出世頭は9月場所東幕下4枚目に番付されたウクライナ出身の安青錦(あおにしき)さん。これまでの成績も優秀で近いうちに関取になれる力士さんです。
また、宮城県の栗原市金成町出身の安大翔さん(19歳)も所属しており、本日は安大翔を応援する会から36名もの応援団が大挙歓迎会にも参加され、大いに会も盛り上がりました。
親方、女将さん、部屋力士全員が精一杯のご対応を参加者にしていたのがとても好感を持ちました。
東山町の方々はこれまでも温かい歓迎を松川誠元町長をはじめ部屋にしてきたので、安治川部屋の関係者もきっと気に入ってくれると思います。
また大相撲観戦の楽しみが増えました。安治川部屋のご繁栄を心からお祈り申し上げます。
そもそも東山町では東関部屋とのご縁で30年以上も前から松川地区で合宿をしていた経緯があり、東関部屋が解散後も後援会は解散をせずに次なるご縁を求めて合宿する部屋をここ数年探していたところ、2年前に新しく部屋を創設したばかりの安治川部屋とのご縁がつながったのでした。
安治川部屋の親方は元関脇 安美錦関。
現役時代は大きな怪我がありましたが、怪我とお付き合いしながら相撲の技術を高めていった玄人受けする関取でした。
50年後も東山町で合宿できるように部屋の力を高めていきたいと力強いご挨拶でした。
部屋の出世頭は9月場所東幕下4枚目に番付されたウクライナ出身の安青錦(あおにしき)さん。これまでの成績も優秀で近いうちに関取になれる力士さんです。
また、宮城県の栗原市金成町出身の安大翔さん(19歳)も所属しており、本日は安大翔を応援する会から36名もの応援団が大挙歓迎会にも参加され、大いに会も盛り上がりました。
親方、女将さん、部屋力士全員が精一杯のご対応を参加者にしていたのがとても好感を持ちました。
東山町の方々はこれまでも温かい歓迎を松川誠元町長をはじめ部屋にしてきたので、安治川部屋の関係者もきっと気に入ってくれると思います。
また大相撲観戦の楽しみが増えました。安治川部屋のご繁栄を心からお祈り申し上げます。
2024年08月27日
両磐地区地域医療懇談会
令和6年度の標題の会議が昨晩開かれ、私も管内選出県議ということでオブザーバー参加しました。
昨日の協議事項のメインイベントは
🚩岩手県立病院等の経営計画(2025−2030)(素案)について
でした。
実は私は先に閉会中に開かれた県政調査会にて医療局から説明を受けた折に、新たに「準広域型」としてカテゴライズされた千厩病院の方向性について質問をしたところであり、問題は現状の地域病院としての扱いとどのように違うのかです。
かなり以前に千厩病院は一時「地域総合病院」としての位置づけされたことがありましたが、実質の中身が伴わず常勤医の数も診療科も漸減している結果になっています。その後は「地域病院」として他の地域病院と同列になった経緯があります。
昨日の会議でも「準広域型」方向性に対して確認の質問や意見が出され、今後医療局は目に見える形で期待に応えていく必要があります。
県立病院の医師の総数については奨学金医師制度の定着などにより増加しているとの報告がありましたが、地域偏在と診療科偏在は一向に解決しておらず、地域病院が必要としている医師が足りていない事実はもっと真剣に受け止めて抜本的な対策を打つ必要があります。
全般的に両磐医療圏の会議は(他の圏域は知りませんが)いつも委員が建設的な意見を述べられて、とても実のある会議であるという印象です。地域医療を守る懇談会は病床削減問の折に議会からの提案で設置された会であり、これからも地域の未来の医療が保持できるような存在を期待しています。
昨日の協議事項のメインイベントは
🚩岩手県立病院等の経営計画(2025−2030)(素案)について
でした。
実は私は先に閉会中に開かれた県政調査会にて医療局から説明を受けた折に、新たに「準広域型」としてカテゴライズされた千厩病院の方向性について質問をしたところであり、問題は現状の地域病院としての扱いとどのように違うのかです。
かなり以前に千厩病院は一時「地域総合病院」としての位置づけされたことがありましたが、実質の中身が伴わず常勤医の数も診療科も漸減している結果になっています。その後は「地域病院」として他の地域病院と同列になった経緯があります。
昨日の会議でも「準広域型」方向性に対して確認の質問や意見が出され、今後医療局は目に見える形で期待に応えていく必要があります。
県立病院の医師の総数については奨学金医師制度の定着などにより増加しているとの報告がありましたが、地域偏在と診療科偏在は一向に解決しておらず、地域病院が必要としている医師が足りていない事実はもっと真剣に受け止めて抜本的な対策を打つ必要があります。
全般的に両磐医療圏の会議は(他の圏域は知りませんが)いつも委員が建設的な意見を述べられて、とても実のある会議であるという印象です。地域医療を守る懇談会は病床削減問の折に議会からの提案で設置された会であり、これからも地域の未来の医療が保持できるような存在を期待しています。
2024年08月26日
人生の幕引き
工藤大輔議長が南米へ出張している関係で議長代理としての役目がありました。葬儀の参列と弔問の2件です。
先日は岩手県たばこ耕作組合の現職会長の滝沢正一氏の葬儀参列をしてきました。
滝沢氏とは私が葉たばこ振興議連の副会長や幹事長職にあるときに何度もお話する機会があり、また夜の酒席で偶然鉢合わせした時も度々あったりして親しいお付き合いをさせて頂きました。近年は全国のたばこ耕作者の重職もかねておられていたことで、最近県議会の議員連盟の総会も欠席されていたのかなと思っていましたら闘病されていたとのこと。快活で情熱溢れる語り口は誰にも好感を持たれており、たばこ耕作者の皆さんの信頼も厚かったと推察致します。病魔の進行が早く、こんな結果となりご本人もさぞがっかりしたことに違いありません。これまでのご尽力とご功績に深謝を捧げ、心からご冥福をお祈り致します。
本日は元県議会議員の折居明弘氏の弔問に行ってきました。県議会と県議会OB会からの弔意を奥様に捧げました。
折居先生は私と1期4年、亡き私の父とも2期8年ご一緒させて頂き、折居先生の明るいお人柄にはいつも元気づけられた記憶があります。観光に関して造詣が深い印象があり、こと細かく執行部に提案されていました。一緒に韓国を訪問した折に、ご自身の県議初当選の時の話をされて、ご自身が大層感激してロレックスの腕時計をそばにいた人に気が大きくなってあげてしまったとのエピソードで、後になってしまった〜と思ったとの逸話を楽しそうに話されていたのを思い出されます。
フランスの作家ジャン・ジオノが書いた木を植えた男という作品があります。南フランスの山岳地帯の荒地にたった一人で30年余り毎日木の種を植え続け、ついには森をよみがえらせた年老いた羊飼いの話でありますが、本当に世の中を変えることができるのは、権力や富や力に頼る行動ではなく、この羊飼いのように、名誉や報酬を求めず、静かな持続する意思に支えられた粘り強い行為なのではないでしょうか。
県民の一人一人が力を合わせ、よりよい岩手を築く確かな意思を持続させていくならば、必ずや輝かしい岩手の未来が実現するものと私は確信しております。
👆は折居先生が任期の最後、平成15年2月議会の代表質問で最後に結ばれた言葉です。なんとも折居先生らしい味のある引用だと思います。
折居先生、安らかにお眠り下さい。合掌。
先日は岩手県たばこ耕作組合の現職会長の滝沢正一氏の葬儀参列をしてきました。
滝沢氏とは私が葉たばこ振興議連の副会長や幹事長職にあるときに何度もお話する機会があり、また夜の酒席で偶然鉢合わせした時も度々あったりして親しいお付き合いをさせて頂きました。近年は全国のたばこ耕作者の重職もかねておられていたことで、最近県議会の議員連盟の総会も欠席されていたのかなと思っていましたら闘病されていたとのこと。快活で情熱溢れる語り口は誰にも好感を持たれており、たばこ耕作者の皆さんの信頼も厚かったと推察致します。病魔の進行が早く、こんな結果となりご本人もさぞがっかりしたことに違いありません。これまでのご尽力とご功績に深謝を捧げ、心からご冥福をお祈り致します。
本日は元県議会議員の折居明弘氏の弔問に行ってきました。県議会と県議会OB会からの弔意を奥様に捧げました。
折居先生は私と1期4年、亡き私の父とも2期8年ご一緒させて頂き、折居先生の明るいお人柄にはいつも元気づけられた記憶があります。観光に関して造詣が深い印象があり、こと細かく執行部に提案されていました。一緒に韓国を訪問した折に、ご自身の県議初当選の時の話をされて、ご自身が大層感激してロレックスの腕時計をそばにいた人に気が大きくなってあげてしまったとのエピソードで、後になってしまった〜と思ったとの逸話を楽しそうに話されていたのを思い出されます。
フランスの作家ジャン・ジオノが書いた木を植えた男という作品があります。南フランスの山岳地帯の荒地にたった一人で30年余り毎日木の種を植え続け、ついには森をよみがえらせた年老いた羊飼いの話でありますが、本当に世の中を変えることができるのは、権力や富や力に頼る行動ではなく、この羊飼いのように、名誉や報酬を求めず、静かな持続する意思に支えられた粘り強い行為なのではないでしょうか。
県民の一人一人が力を合わせ、よりよい岩手を築く確かな意思を持続させていくならば、必ずや輝かしい岩手の未来が実現するものと私は確信しております。
👆は折居先生が任期の最後、平成15年2月議会の代表質問で最後に結ばれた言葉です。なんとも折居先生らしい味のある引用だと思います。
折居先生、安らかにお眠り下さい。合掌。
2024年08月25日
キオクシア社がいよいよ上場へ
キオクシアHDが10月上場へ 時価総額1.5兆円目指す
【日本経済新聞電子版 2024年8月23日 13:30 】
半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリ)が23日、東京証券取引所に上場を申請したことが分かった。10月の上場を想定している。時価総額は1兆5000億円超を目指し、2024年最大の新規株式公開(IPO)になる見通しだ。人工知能(AI)の普及に伴って需要が拡大するメモリーの投資競争に備える。
キオクシアはデータ記憶用のNAND型フラッシュメモリーで世界3位。18年6月に東芝から独立し、19年10月に現社名に変更した。米投資ファンドのベインキャピタルと韓国のメモリー大手SKハイニックスによる特別目的会社が計56%出資し、東芝も41%出資している。東芝とベインはキオクシアの上場後、保有株を段階的に売却する。
キオクシアは20年に東証に上場を承認されたが、米中貿易摩擦の激化を受け、市況の先行きが不透明だとして上場を直前で延期した。その後、米ウエスタンデジタル(WD)のメモリー事業との統合交渉を進めた。NAND3位のキオクシアと4位のWDが合併して首位の韓国サムスン電子に対抗する狙いがあった。ただ、中国の独禁法当局の審査を通過するメドが立たないまま、23年10月に交渉は打ち切られた。
再び上場を目指すのは、事業環境が改善していることがある。メモリーの主力市場であるスマートフォンやパソコンの需要が底打ちし、24年4〜6月期の連結純利益は698億円と同期間として最高だった。AIデータセンター向けの需要も拡大するなか、借り入れに頼っていた資金調達の手段を増やして投資競争に備える。
キオクシアは24年3月期に2437億円の最終赤字を計上するなど2期連続の赤字に陥った。22年後半以降にパソコンやスマートフォンの消費が低迷したあおりを受けた。足元の業績回復ペースが鈍れば、上場時の時価総額は20年の公募・売り出し価格の仮条件から算出した約1兆5000億〜1兆8800億円を下回る可能性もある。
NAND2位のSKとの関係も焦点だ。同社はキオクシアの新株予約権付社債(転換社債=CB)を保有しており、上場後に約15%の株式を取得する。キオクシアとWDのメモリー事業の経営統合に合意しなかった経緯もあり、経営戦略を巡って摩擦が生じる懸念がある。
以前、県議会の決算・予算の特別委員会でIPOが頓挫した折に、私はキオクシア社の将来展望を絡めて当該部に質問をした経緯があります。この新聞社の指摘はもっともでSKとの交渉は決して楽観できるものではないと私もみており、今後の成り行きが注目されます。
NAND型フラッシュメモリーは汎用型で現状ではもっとも需要が高い製品とされていますが、台湾のSMTC等はすでに次世代の半導体製品に向け着手しており、将来の競争はさらに激化することは必至です。
日本政府も米国の動きに呼応して半導体産業の再生に力を入れていますが、このたびの市場からの資金調達によってキオクシア社がどのような設備投資をしていくのかについても興味があります。
本県の工業出荷額はついに自動車産業を抜いて半導体産業が一位になったということで、期待は高まりますが、一定のリスクを背負っていることも同時に認識しておかねばならないと私は考えています。
【日本経済新聞電子版 2024年8月23日 13:30 】
半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリ)が23日、東京証券取引所に上場を申請したことが分かった。10月の上場を想定している。時価総額は1兆5000億円超を目指し、2024年最大の新規株式公開(IPO)になる見通しだ。人工知能(AI)の普及に伴って需要が拡大するメモリーの投資競争に備える。
キオクシアはデータ記憶用のNAND型フラッシュメモリーで世界3位。18年6月に東芝から独立し、19年10月に現社名に変更した。米投資ファンドのベインキャピタルと韓国のメモリー大手SKハイニックスによる特別目的会社が計56%出資し、東芝も41%出資している。東芝とベインはキオクシアの上場後、保有株を段階的に売却する。
キオクシアは20年に東証に上場を承認されたが、米中貿易摩擦の激化を受け、市況の先行きが不透明だとして上場を直前で延期した。その後、米ウエスタンデジタル(WD)のメモリー事業との統合交渉を進めた。NAND3位のキオクシアと4位のWDが合併して首位の韓国サムスン電子に対抗する狙いがあった。ただ、中国の独禁法当局の審査を通過するメドが立たないまま、23年10月に交渉は打ち切られた。
再び上場を目指すのは、事業環境が改善していることがある。メモリーの主力市場であるスマートフォンやパソコンの需要が底打ちし、24年4〜6月期の連結純利益は698億円と同期間として最高だった。AIデータセンター向けの需要も拡大するなか、借り入れに頼っていた資金調達の手段を増やして投資競争に備える。
キオクシアは24年3月期に2437億円の最終赤字を計上するなど2期連続の赤字に陥った。22年後半以降にパソコンやスマートフォンの消費が低迷したあおりを受けた。足元の業績回復ペースが鈍れば、上場時の時価総額は20年の公募・売り出し価格の仮条件から算出した約1兆5000億〜1兆8800億円を下回る可能性もある。
NAND2位のSKとの関係も焦点だ。同社はキオクシアの新株予約権付社債(転換社債=CB)を保有しており、上場後に約15%の株式を取得する。キオクシアとWDのメモリー事業の経営統合に合意しなかった経緯もあり、経営戦略を巡って摩擦が生じる懸念がある。
以前、県議会の決算・予算の特別委員会でIPOが頓挫した折に、私はキオクシア社の将来展望を絡めて当該部に質問をした経緯があります。この新聞社の指摘はもっともでSKとの交渉は決して楽観できるものではないと私もみており、今後の成り行きが注目されます。
NAND型フラッシュメモリーは汎用型で現状ではもっとも需要が高い製品とされていますが、台湾のSMTC等はすでに次世代の半導体製品に向け着手しており、将来の競争はさらに激化することは必至です。
日本政府も米国の動きに呼応して半導体産業の再生に力を入れていますが、このたびの市場からの資金調達によってキオクシア社がどのような設備投資をしていくのかについても興味があります。
本県の工業出荷額はついに自動車産業を抜いて半導体産業が一位になったということで、期待は高まりますが、一定のリスクを背負っていることも同時に認識しておかねばならないと私は考えています。
2024年08月24日
新鮮味がない・・・
枝野氏、立民代表選に出馬表明 政権交代へ「経験重要」
【日本経済新聞電子版 2024年8月21日 15:46 (2024年8月21日 21:40更新)】
立憲民主党の枝野幸男前代表は21日の記者会見で、9月の代表選(7日告示―23日投開票)に立候補すると表明した。「人間中心の経済」を掲げる政策の骨子も発表した。「失われた30年を作り出した古い政治に終止符を打ち、新しい時代へ向かって進むときだと考えた」と述べた。
立民の代表選について記者会見で出馬を表明したのは枝野氏が初めて。
政権交代に向け「政権運営の経験値こそが重要だ」との認識を示した。枝野氏は2021年衆院選の議席減を受けて代表を辞任している。この経緯に関し「躊躇(ちゅうちょ)する思いがなかったかといえば噓になる」とも話した。
次期衆院選で他の野党と全国一律でなく地域ごとに選挙協力する姿勢をみせた。「政党間連携のあり方を再構築し、個別の選挙区や地域で自民党に最も勝てる形を模索する。最大限一騎打ちをつくる」と展望した。
単独政権の樹立をめざすと主張した。「自力で政権を担えない姿勢の政党には託してもらえない。与野党伯仲に持ち込むことすらできない」と説いた。
21年衆院選で共産党との選挙協力を「立憲共産党」とやゆされた。枝野氏は「同じ轍(てつ)を踏まない」と振り返った。政権交代に向けて自民党支持層の取り込みが必要だと指摘した。
円安や物価高、自民党の政治資金問題などを踏まえて「国民は新しい政治の選択肢を求めている」と語った。「次の衆院選で民意を受け止めるため、立民は自民党に代わる新たな時代の国民政党へと進化しなければならない」と訴えた。
「アベノミクス後の経済をどう立て直すのかが問われている」とも発言した。具体策として生成AI(人工知能)の開発力強化や文化予算の大幅拡大などを挙げた。保育や介護分野などの職員給与は公定価格引き上げも提起した。
他党との連携に影響が出やすい政策分野は慎重な表現が目立った。
原発は政策骨子で「依存しない社会をめざす」と記すにとどめた。党綱領にある「原発ゼロ社会を一日も早く実現」は書かなかった。外交・安全保障も「現実的で実効性ある政策を進める」と主張した。
現職の泉健太代表は外交・安全保障やエネルギーといった重要政策で「現実路線」を強調してきた。これらの政策分野で大きな違いは打ち出さなかった。
消費税の減税も盛り込まなかった。中間層までを対象に5%分の減税に相当する給付付き税額控除制度を創設すると説明した。枝野氏は21年衆院選で消費税率5%への減税を公約に掲げて敗れた。22年に「間違いだった」と振り返っている。
9月末で任期満了となる泉氏の党運営に関し「任期満了で新たにここから3年間どうしたらいいかという時、敬意を踏まえた批判はあるだろう」と言及した。
現執行部には党内から次期衆院選の擁立状況が遅れていると問題視する声がある。国民民主党など他党との選挙区調整が不十分だとの指摘もある。
この方、私はまったく信用できません。立て板に水の説法が得意ですが実行力がまるでないことは東日本大震災時に実証済み。
単独で政権を目指すと大見得を切っていますが、今の立憲民主党は日本共産党と組んで我が国がどこを目指すのかが見えてこないし、大体にして東京都知事選の惨敗を受けて野党共闘をどのように進めていくのか自身の総括もなければ展望も示さない。
そもそも立憲民主党の誕生も希望の党から除外されて偶々出来上がった政党だった。
昔の名前はもう要りません。立憲民主党にはもっとフレッシュな人材はいないのでしょうか?
【日本経済新聞電子版 2024年8月21日 15:46 (2024年8月21日 21:40更新)】
立憲民主党の枝野幸男前代表は21日の記者会見で、9月の代表選(7日告示―23日投開票)に立候補すると表明した。「人間中心の経済」を掲げる政策の骨子も発表した。「失われた30年を作り出した古い政治に終止符を打ち、新しい時代へ向かって進むときだと考えた」と述べた。
立民の代表選について記者会見で出馬を表明したのは枝野氏が初めて。
政権交代に向け「政権運営の経験値こそが重要だ」との認識を示した。枝野氏は2021年衆院選の議席減を受けて代表を辞任している。この経緯に関し「躊躇(ちゅうちょ)する思いがなかったかといえば噓になる」とも話した。
次期衆院選で他の野党と全国一律でなく地域ごとに選挙協力する姿勢をみせた。「政党間連携のあり方を再構築し、個別の選挙区や地域で自民党に最も勝てる形を模索する。最大限一騎打ちをつくる」と展望した。
単独政権の樹立をめざすと主張した。「自力で政権を担えない姿勢の政党には託してもらえない。与野党伯仲に持ち込むことすらできない」と説いた。
21年衆院選で共産党との選挙協力を「立憲共産党」とやゆされた。枝野氏は「同じ轍(てつ)を踏まない」と振り返った。政権交代に向けて自民党支持層の取り込みが必要だと指摘した。
円安や物価高、自民党の政治資金問題などを踏まえて「国民は新しい政治の選択肢を求めている」と語った。「次の衆院選で民意を受け止めるため、立民は自民党に代わる新たな時代の国民政党へと進化しなければならない」と訴えた。
「アベノミクス後の経済をどう立て直すのかが問われている」とも発言した。具体策として生成AI(人工知能)の開発力強化や文化予算の大幅拡大などを挙げた。保育や介護分野などの職員給与は公定価格引き上げも提起した。
他党との連携に影響が出やすい政策分野は慎重な表現が目立った。
原発は政策骨子で「依存しない社会をめざす」と記すにとどめた。党綱領にある「原発ゼロ社会を一日も早く実現」は書かなかった。外交・安全保障も「現実的で実効性ある政策を進める」と主張した。
現職の泉健太代表は外交・安全保障やエネルギーといった重要政策で「現実路線」を強調してきた。これらの政策分野で大きな違いは打ち出さなかった。
消費税の減税も盛り込まなかった。中間層までを対象に5%分の減税に相当する給付付き税額控除制度を創設すると説明した。枝野氏は21年衆院選で消費税率5%への減税を公約に掲げて敗れた。22年に「間違いだった」と振り返っている。
9月末で任期満了となる泉氏の党運営に関し「任期満了で新たにここから3年間どうしたらいいかという時、敬意を踏まえた批判はあるだろう」と言及した。
現執行部には党内から次期衆院選の擁立状況が遅れていると問題視する声がある。国民民主党など他党との選挙区調整が不十分だとの指摘もある。
この方、私はまったく信用できません。立て板に水の説法が得意ですが実行力がまるでないことは東日本大震災時に実証済み。
単独で政権を目指すと大見得を切っていますが、今の立憲民主党は日本共産党と組んで我が国がどこを目指すのかが見えてこないし、大体にして東京都知事選の惨敗を受けて野党共闘をどのように進めていくのか自身の総括もなければ展望も示さない。
そもそも立憲民主党の誕生も希望の党から除外されて偶々出来上がった政党だった。
昔の名前はもう要りません。立憲民主党にはもっとフレッシュな人材はいないのでしょうか?
2024年08月23日
精進の日は続く・・・
本日は弊社が所属している両磐インダストリアルプラザ(通称:RIP)の勉強会があり、ここ数年この季節には(一関地ビール祭りの初日)定例化されている吉岡正和先生のILCに関する講演でした。
吉岡先生の肩書には
岩手大学・岩手県立大学 客員教授、国際経済政策調査会(PSG)理事長、高エネルギー加速器研究機構(KEK)名誉教授に加えて一関市の参与も加わりました。
吉岡先生の講演のオープニングはいつも目を引くタイトルを持ってくるのですが、
1.ILC in JAPANは「風前の灯」か?
2.日本が一向に決断しないことに世界は苛立っている(呆れている)
3.ILC in CERNの議論が遂に出始めている
という衝撃的なものとなりました。
この危機感は私が持っている情報とほぼ一致するもので、大きな驚きはありませんが、EU諸国の内、特にドイツの関係者がCERNへの検討を開始せよとの意見を堂々と言い始めたことがこのような状況に至っています。
中華人民共和国のCEPCが技術設計書を完成し5か年計画を2025年に示すのに呼応するように欧州の大型加速器の建設を含めた7か年計画は2026年には発表する予定としており、2025年の3月末までには日本の巻き返しを米国との協力の元に展開しないと間に合わない状況に陥っているのです。望みを託するならばまさに政治判断しかありません。加えて残された時間はほとんどありません。
今秋予定されている自民党の総裁選、その後の組閣が早期に行われてILC実現に向けた体制が動き出すことに期待をかけます。
吉岡先生の肩書には
岩手大学・岩手県立大学 客員教授、国際経済政策調査会(PSG)理事長、高エネルギー加速器研究機構(KEK)名誉教授に加えて一関市の参与も加わりました。
吉岡先生の講演のオープニングはいつも目を引くタイトルを持ってくるのですが、
1.ILC in JAPANは「風前の灯」か?
2.日本が一向に決断しないことに世界は苛立っている(呆れている)
3.ILC in CERNの議論が遂に出始めている
という衝撃的なものとなりました。
この危機感は私が持っている情報とほぼ一致するもので、大きな驚きはありませんが、EU諸国の内、特にドイツの関係者がCERNへの検討を開始せよとの意見を堂々と言い始めたことがこのような状況に至っています。
中華人民共和国のCEPCが技術設計書を完成し5か年計画を2025年に示すのに呼応するように欧州の大型加速器の建設を含めた7か年計画は2026年には発表する予定としており、2025年の3月末までには日本の巻き返しを米国との協力の元に展開しないと間に合わない状況に陥っているのです。望みを託するならばまさに政治判断しかありません。加えて残された時間はほとんどありません。
今秋予定されている自民党の総裁選、その後の組閣が早期に行われてILC実現に向けた体制が動き出すことに期待をかけます。
2024年08月22日
基礎から学ぶILC
本日は 宮城県議会・岩手県議会国際リニアコライダー建設実現議員連盟のILC講演会が宮城県議会にて行われ、参加しました。
本日の講師はILCーJapanのスポークスパーソンに就任された石野雅也先生とKEK理事の道園真一郎先生。道園先生はILCーJapanの国際加速器R&Dワーキンググループの座長も務められております。
石野先生の講演は初めて拝聴させて頂きました。
本日のお二方の講演で認識を新たにしたのは
@Global ProjectとAInternationl Projectの違い
@については費用分担、責任の分担、組織形態、ホスト国・サイトの決定などプロジェクトのあらゆる側面について、パートナー国が議論してルールを決めるというもの。プロジェクトの所有権はパートナー間で共有される(例:ITER CERNにおけるATLAS/CMS)
AについてはCERNのLHCがいい例でホストがプロジェクトをリードするもの。費用〜90%がホストが負担
要はILCに実現に向けて研究者間や関係国間とのコンセンサスがなかなか進まないのは@とAについて厳密な議論がされていないことと理解しました。
また、道園先生からは準備研究所(プレラボ)の設立に関して文科省が主導した時期早尚という結論に関して、次世代加速器に求められる技術開発課題について、各国研究機関との国際協働によって、更なる研究開発を展開すべきという答申を受けたことを重く受け止めて活動されていることを色濃く報告がありました。
岩手県議会を代表して閉会のあいさつを私が申し述べましたが、講師先生お二方にはいささか失礼な部分もあったとは思いましたが、ここまでILCが日本に決まらない苛立ちは私たちも相当なものがあることから国会議連の奮起を促すことと地元してはこれからも十分な関心と情熱を保持して取り組むことを期待を会員の皆様に申し伝えました。
明日はRIPで吉岡先生からILCの最新情報をお聞きする予定となっております。
本日の講師はILCーJapanのスポークスパーソンに就任された石野雅也先生とKEK理事の道園真一郎先生。道園先生はILCーJapanの国際加速器R&Dワーキンググループの座長も務められております。
石野先生の講演は初めて拝聴させて頂きました。
本日のお二方の講演で認識を新たにしたのは
@Global ProjectとAInternationl Projectの違い
@については費用分担、責任の分担、組織形態、ホスト国・サイトの決定などプロジェクトのあらゆる側面について、パートナー国が議論してルールを決めるというもの。プロジェクトの所有権はパートナー間で共有される(例:ITER CERNにおけるATLAS/CMS)
AについてはCERNのLHCがいい例でホストがプロジェクトをリードするもの。費用〜90%がホストが負担
要はILCに実現に向けて研究者間や関係国間とのコンセンサスがなかなか進まないのは@とAについて厳密な議論がされていないことと理解しました。
また、道園先生からは準備研究所(プレラボ)の設立に関して文科省が主導した時期早尚という結論に関して、次世代加速器に求められる技術開発課題について、各国研究機関との国際協働によって、更なる研究開発を展開すべきという答申を受けたことを重く受け止めて活動されていることを色濃く報告がありました。
岩手県議会を代表して閉会のあいさつを私が申し述べましたが、講師先生お二方にはいささか失礼な部分もあったとは思いましたが、ここまでILCが日本に決まらない苛立ちは私たちも相当なものがあることから国会議連の奮起を促すことと地元してはこれからも十分な関心と情熱を保持して取り組むことを期待を会員の皆様に申し伝えました。
明日はRIPで吉岡先生からILCの最新情報をお聞きする予定となっております。
2024年08月20日
追憶 佐藤公一翁
先日曽慶地区の夏祭りで市役所OBの岩渕甲次郎氏が「佐藤公一 伝記と追想」とその「続編」を持ってこられたので、即座に貸して頂くよう懇願し、現在完読には至っていないが、主要どころは読み終えたところである。
以前にもこのブログで紹介しましたが、佐藤公一氏は戦中戦後に産業組合運動を通じて後に県立病院の礎となる医療施設の拡充を図られた功労者であり、戦後の知事自治法制定時初の県議選において初当選され、その人徳を認められて副議長に選任された方であります。
その偉業を讃えるために昭和46年に現在の県立大東病院前に顕彰碑も建立されています。
伝記と追想には佐藤公一氏にご縁のあった方々が寄稿しており、実に興味深い内容ばかり。当時の大東町長伊東勇氏からはじまって、千田正知事、岩持静磨氏、志賀健次郎氏、金子太右エ門氏、加藤剛佐氏、菊池知勇氏など
大概は佐藤公一氏の偉大さを讃えるものであるが、私の祖父である飯澤武雄は文学に精通したところを魅せようと努力した跡が見えたり、遠藤保雄氏に至っては皮肉が効いた文章で自らの存在感を際立たせたりで明治生まれの方々の個性の強さにただただ驚くばかり。
ご本人が寄稿した「国保診療所のあり方と県立病院の行き方」には現代にも通ずる県立病院の存在意義についてその本質を極めて正しく突いておられ、これから何度も読み返してみたいと思う。
これぞ正に温故知新。
以前にもこのブログで紹介しましたが、佐藤公一氏は戦中戦後に産業組合運動を通じて後に県立病院の礎となる医療施設の拡充を図られた功労者であり、戦後の知事自治法制定時初の県議選において初当選され、その人徳を認められて副議長に選任された方であります。
その偉業を讃えるために昭和46年に現在の県立大東病院前に顕彰碑も建立されています。
伝記と追想には佐藤公一氏にご縁のあった方々が寄稿しており、実に興味深い内容ばかり。当時の大東町長伊東勇氏からはじまって、千田正知事、岩持静磨氏、志賀健次郎氏、金子太右エ門氏、加藤剛佐氏、菊池知勇氏など
大概は佐藤公一氏の偉大さを讃えるものであるが、私の祖父である飯澤武雄は文学に精通したところを魅せようと努力した跡が見えたり、遠藤保雄氏に至っては皮肉が効いた文章で自らの存在感を際立たせたりで明治生まれの方々の個性の強さにただただ驚くばかり。
ご本人が寄稿した「国保診療所のあり方と県立病院の行き方」には現代にも通ずる県立病院の存在意義についてその本質を極めて正しく突いておられ、これから何度も読み返してみたいと思う。
これぞ正に温故知新。
2024年08月14日
久々の投稿です
八月に入り、何かと小忙しい日々が続き、パリオリンピックの早朝の観戦も重なり、投稿が滞っておりました。加えて咳が出るようになり体調もいまいちだったせいもありますが、今日から頑張って後れを取り戻します。
オリンピックの投稿を一度もせずに閉幕してしまったのは初めてかもしれません。メキシコ五輪から記憶に残してるオリンピックファンとしては感動をライブで伝えきれなかったのは手抜きであったと自己反省しております。
ヨーロッパ大陸で開催される大会ですから主観による採点競技には日本はかなり厳しめいに出るのではと予測はしておりましたが、あにはからんや予想は的中し、柔道競技には顕著に結果が出ることになりました。
また、柔道団体のデジタルルーレットにはまさに疑惑が付きまといますが、いずれ斎藤選手がリネール選手を打ち負かせばいいだけのことなのですがなんとも釈然としません。
こういう時こそデジタルではなくアナログで選出をすべきとの評論家のコメントがありましたが、私もそう思います。
宝くじの矢などは一番公正ではないかと思われました。
同じルーレットならまだルーレットマンの方がまだマシかとさえ思いました。
そうした中でも客観的に点数が出るフェンシングやアピールが許されるレスリングはまだ国際的なルールが洗練されており、日本選手に不利な判定にはならなかったのではないかと感じました。もちろんメダルを量産した両競技は競技人口の底辺の底上げ等や技術的にも体力的にも大きく向上した結果が結びついたものと思料します。
馬術や飛び込み、近代五種でもメダルを獲得したのは画期的なことだと関係者のご努力に賛辞を贈ります。
日本の前にいつも立ちはだかっていたロシア(旧ソ連含む)が出場したかったのも好成績を上げた要因かもしれません。
選手の皆さんが4年に一度の晴れ舞台で実力を発揮するのは大変なこと。この度の大健闘に心から拍手を送りたいと思います。
オリンピックの投稿を一度もせずに閉幕してしまったのは初めてかもしれません。メキシコ五輪から記憶に残してるオリンピックファンとしては感動をライブで伝えきれなかったのは手抜きであったと自己反省しております。
ヨーロッパ大陸で開催される大会ですから主観による採点競技には日本はかなり厳しめいに出るのではと予測はしておりましたが、あにはからんや予想は的中し、柔道競技には顕著に結果が出ることになりました。
また、柔道団体のデジタルルーレットにはまさに疑惑が付きまといますが、いずれ斎藤選手がリネール選手を打ち負かせばいいだけのことなのですがなんとも釈然としません。
こういう時こそデジタルではなくアナログで選出をすべきとの評論家のコメントがありましたが、私もそう思います。
宝くじの矢などは一番公正ではないかと思われました。
同じルーレットならまだルーレットマンの方がまだマシかとさえ思いました。
そうした中でも客観的に点数が出るフェンシングやアピールが許されるレスリングはまだ国際的なルールが洗練されており、日本選手に不利な判定にはならなかったのではないかと感じました。もちろんメダルを量産した両競技は競技人口の底辺の底上げ等や技術的にも体力的にも大きく向上した結果が結びついたものと思料します。
馬術や飛び込み、近代五種でもメダルを獲得したのは画期的なことだと関係者のご努力に賛辞を贈ります。
日本の前にいつも立ちはだかっていたロシア(旧ソ連含む)が出場したかったのも好成績を上げた要因かもしれません。
選手の皆さんが4年に一度の晴れ舞台で実力を発揮するのは大変なこと。この度の大健闘に心から拍手を送りたいと思います。