全セが2回に史上最多の1イニング9得点!
【c 中日スポーツ 提供】
◇23日 マイナビオールスターゲーム2024第1戦 全パ―全セ(エスコンフィールド北海道)
全セが2回に球宴史上最多となる1イニング9得点を奪う猛攻を見せた。
先頭の4番・岡本和(巨人)が中前打を放ったのが、嵐の攻撃の始まり。5番・村上(ヤクルト)が二塁打を放ち無死二、三塁とすると、6番・オースティン(DeNA)が中前打を放ち、まず1点を先制。
続く7番・細川(中日)の適時二塁打で2点目、8番・小園(広島)の一ゴロの間に3点目、9番・山本(DeNA)の適時二塁打で4点目を奪うと、2死となった後、2番・丸が右越えへ2ラン本塁打を放った。
これでもまだまだ止まらない。3番・牧(DeNA)が2者連続本塁打。さらにはこの回2打席目になった岡本和がこの回2安打目となる中前打を放った後、村上が中堅左へ2ラン本塁打。結局、打者13人、1イニング3本塁打で、1イニング9得点となった。
これまでの最多記録は1イニング8得点だった。
実は私、これまでの記録だったオールスターゲーム1イニング8点の試合を記憶しています。
昭和45年の神宮球場で行われたオールスターゲーム第1戦で全パ軍は一回表に8点の猛攻を見せたのでした。
当時のテレビ中継は7時からだったので中継が始まったときにはすでに8点が入ってました。当時のプロ野球のビッグイニングは大体4点が関の山で「8」という数字が突如として放送開始とともにスコアボードに現れたので強烈な印象があります。当時私は野球を覚えたての小学校3年生でした。
先発メンバーは以下の通り
全パ
1 [右] 長池徳二
2 [中] 張本勲
3 [左] アルトマン
4 [一] 大杉勝男
5 [捕] 野村克也
6 [二] 山崎裕之
7 [三] 有藤通世
8 [遊] 阪本敏三
9 [投] 成田文男
全セ
1 [左] 高田繁
2 [中] 中暁生
3 [一] 王貞治
4 [三] 長嶋茂雄
5 [遊] 松原誠
6 [右] 柴田勲
7 [二] 武上四郎
8 [捕] 田淵幸一
9 [投] 渡辺秀武
懐かしいメンバーですね。田淵が8番です😵
全セの先発は巨人の渡辺秀武投手
アルトマン(ロッテ)、大杉(東映)、野村(南海)の連続ヒットでメリーちゃんこと渡辺投手はKO。替わった鬼藤(大洋)から山崎(ロッテ)、有藤(ロッテ)、長池(阪急)がホームランをかっ飛ばして都合8点の新記録でした。
この試合にはファン投票で1位に押し上げられた太田幸司(近鉄)も登板しています。(制球を乱し、2四球2安打、最後は王選手に打たれて0回3分の1で途中降板)
全セも田淵(阪神)、王(巨人)のホームランで後半追い上げましたが、13−9で全パが勝利した試合でした。
こんな試合をライブで観れた人たちは幸せでしたね。