2024年07月31日

広瀬めぐみ参院議員に関して

既報のとおり、昨日東京地検は広瀬参院議員の詐欺容疑で家宅捜索しました。同日ご本人は自民党に対して離党届を提出し受理されたとも報道されました。

いまだ捜査段階ではありますが、ご本人が離党届を提出したことで議員としての資格に関して重大な局面を迎えたと私自身が判断し、以下私の現段階での考えをここに記します。


ちょうど2年前の参院選挙に当たっては岩手の政治局面を変えること、私たちの最大の政治目標である知事選に向けての布石として大事な選挙としての位置づけをして全面的に「いわて県民クラブ」の同志と共に全面的に広瀬氏を支援しました。

結果当選を果たし、椎名素夫先生が当選して以来の保守系候補が誕生して大いに広瀬氏のキャリアを活かした活動に期待がかかりました。

しかしながら、このたったの2年の間に今回の社会を揺るがすまでに至った詐欺疑惑がかかったことは国会議員のとしての資格が問われる重大な問題と捉えています。支持をしてくれた有権者の期待に完全に背くものです。誠に慙愧に堪えません。

議員としての基本的な管理能力が欠如していたこと、それを広瀬氏の後援会活動や選挙期間中に私自身が見抜けなかったことに支援してくれた皆様に心からお詫び申し上げます。皆様の期待を裏切り、政治に対する期待感も失う結果となってしまいました。誠に申し訳ありません。自分自身の未熟さを恥じるばかりです。

今後、支援を頂いた皆様には何らかの形で私の思いを伝えたいと思います。

広瀬参院議員にあっては真相を早期に自身の口から語って責任を果たして頂きたいと思います。

posted by 飯沢ただし at 23:02| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月29日

ILC連日の政府への要望

24日に北海道・東北六県議会議長会議として

1⃣内閣府への要望    相手方:科学技術・イノベーション推進事務局 統括官 柿田恭良氏
2⃣文部科学省への要望  相手方:研究振興局 局長 塩見みづ枝氏

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26日に岩手県議会・宮城県議会国際リニアコライダー建設実現議員連盟として

1⃣文部科学省への要望  相手方:研究振興局 局長 塩見みづ枝氏
2⃣財務省への要望    相手方:主計局 主査 加塩雄斗氏
3⃣内閣府への要望    相手方:内閣府政務官 平沼正二郎氏
4⃣自由民主党への要望  相手方:政調会長 渡海紀三郎氏

を二日間にかけて行い、私はどちらも参加致しました。

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【岩手日報紙による報道】


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工藤議長の配慮によりこれまで私の発言の機会を多く頂き

@衝突地点予定地である地元ではILC基本設計書(TDR)が決定してからILCに関して活動を進めて住民への理解を進めてきたこと
A東北地方では将来の産業振興を図る上でILCへの期待が産業界のみならず高まっていること
B産業の安全保障の点からも国際科学研究所の我が国への設立は大いに意義があること

を中心に訴えました。

LCWS@東京が終了して間もないにもかかわらず

霞が関省庁の返答は@巨大な設備投資A国際間の協調B技術が至っていないC研究者間の意思の統一を理由に挙げて以前にも増して慎重姿勢でした。26日の要望の席には藤原崇代議士にも同席を頂き、代議士からも欧州の情勢が好転しなければ文科省は動かないのかとの厳しい質問が飛びましたが、反応は薄いものでした。

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なぜそのようになっているのかは
4⃣の渡海政調会長への要望の際にその答えが見えました。

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このコロナ禍や日本が誘致を決断できない空白期間が、国内では文科省が拠り所としている有識者会議の「時期尚早」の結論がずっと引きずることとなってしまったこと。海外では煮え切らない日本の態度もあり欧州では次のステップをセルンを中心に考えはじめたこと。これが今の現状ですが、何より問題なのはこの現状の壁を突き破ろうとする国会議員の活動が鈍っていることだと私自身は結論づけました。

ILCの国会議連は事実上停止状態。この期に及んで我が国にとって誘致の最大の好機を何が何でもものにするという気概を持った国会議員のキーパソンがまったく見えてこないのは誠に残念な状況です。

それがゆえに霞が関に行っても国会議員の名前も出て来ず、平然と第三者的な説明で終わってしまう訳です。

藤原代議士から自民党の政調の部会でなんとか盛り返しを図りたいとの発言があり、何とか期待したいものですが、国民的理解を進めるも何も熱を持ったリーダーが不在では時間ばかりが経過してしまいます。

こうした現状ですが、私の最優先の政策課題であるILCに関してはこれからも私のできる限りの力をもってめげずに活動してまいります。
posted by 飯沢ただし at 21:38| 岩手 ☔| Comment(0) | ILC 【東北から世界に発信!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月24日

1イニング9得点の新記録

全セが2回に史上最多の1イニング9得点!
【c 中日スポーツ 提供】
◇23日 マイナビオールスターゲーム2024第1戦 全パ―全セ(エスコンフィールド北海道)

 全セが2回に球宴史上最多となる1イニング9得点を奪う猛攻を見せた。

 先頭の4番・岡本和(巨人)が中前打を放ったのが、嵐の攻撃の始まり。5番・村上(ヤクルト)が二塁打を放ち無死二、三塁とすると、6番・オースティン(DeNA)が中前打を放ち、まず1点を先制。

 続く7番・細川(中日)の適時二塁打で2点目、8番・小園(広島)の一ゴロの間に3点目、9番・山本(DeNA)の適時二塁打で4点目を奪うと、2死となった後、2番・丸が右越えへ2ラン本塁打を放った。

 これでもまだまだ止まらない。3番・牧(DeNA)が2者連続本塁打。さらにはこの回2打席目になった岡本和がこの回2安打目となる中前打を放った後、村上が中堅左へ2ラン本塁打。結局、打者13人、1イニング3本塁打で、1イニング9得点となった。

 これまでの最多記録は1イニング8得点だった。


実は私、これまでの記録だったオールスターゲーム1イニング8点の試合を記憶しています。

昭和45年の神宮球場で行われたオールスターゲーム第1戦で全パ軍は一回表に8点の猛攻を見せたのでした。
当時のテレビ中継は7時からだったので中継が始まったときにはすでに8点が入ってました。当時のプロ野球のビッグイニングは大体4点が関の山で「8」という数字が突如として放送開始とともにスコアボードに現れたので強烈な印象があります。当時私は野球を覚えたての小学校3年生でした。

先発メンバーは以下の通り

全パ

1 [右] 長池徳二
2 [中] 張本勲
3 [左] アルトマン
4 [一] 大杉勝男
5 [捕] 野村克也
6 [二] 山崎裕之
7 [三] 有藤通世
8 [遊] 阪本敏三
9 [投] 成田文男

全セ

1 [左] 高田繁
2 [中] 中暁生
3 [一] 王貞治
4 [三] 長嶋茂雄
5 [遊] 松原誠
6 [右] 柴田勲
7 [二] 武上四郎
8 [捕] 田淵幸一
9 [投] 渡辺秀武

懐かしいメンバーですね。田淵が8番です😵

全セの先発は巨人の渡辺秀武投手
アルトマン(ロッテ)、大杉(東映)、野村(南海)の連続ヒットでメリーちゃんこと渡辺投手はKO。替わった鬼藤(大洋)から山崎(ロッテ)、有藤(ロッテ)、長池(阪急)がホームランをかっ飛ばして都合8点の新記録でした。

この試合にはファン投票で1位に押し上げられた太田幸司(近鉄)も登板しています。(制球を乱し、2四球2安打、最後は王選手に打たれて0回3分の1で途中降板)

全セも田淵(阪神)、王(巨人)のホームランで後半追い上げましたが、13−9で全パが勝利した試合でした。

こんな試合をライブで観れた人たちは幸せでしたね。
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2024年07月23日

県商工会連合会が県議会に要望

議長が全国議長会の会議に出席のため代わりに副議長職の私が県議会を代表して要望書を受領し、要望書の内容について意見交換をしました。

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【県商工会連合会 高橋富一会長から要望書を受け取る】


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ちなみに商工会連合会の専従の宗形金吉専務は高校の同級生です。

中小零細企業の会員が多い商工会が抱える問題の深刻さは商工会連合会結成以来かもしれません。
後継者難、人手不足、急激な材料費高、賃上げへの対応、外国人労働者の受け入れ対応など課題が一気に押し寄せてきています。

急激な人口減社会に入ったことで行政がこれまで用意してきた既存の支援メニューの延長だけでは中小企業の存立そのものが困難な時代になってきたというのが私の認識です。したがって国は物価高騰対策についてはしっかりとした支援が不可欠。県も既存メニューの追随にとどまらない斬新な取り組みが必要となると考えます。

意見交換ではILCの実現の可能性などについても濃密な意見を交わすことが出来ました。

商流が大きく変化をし、街の経済の中心の役割を担っていた商店街も危機的状態。これまで経営支援などきま細かい指導等で商工会の存在は大きいものがありました。これからの商工会はどうあるべきか、何をすべきか本県のみならず全国的に同じ課題に直面しています。
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2024年07月22日

混沌とする米大統領選

遅すぎた決断、まだ「どん底」ではない バイデン氏撤退

【日本経済新聞電子版 2024年7月22日 4:16 】

バイデン米大統領が再選をめざした選挙戦の継続を断念した。11月5日の投票日まで3カ月半しかない。遅すぎた決断は復権をめざす共和党のトランプ前大統領に勢いを与えた。後継候補に推されたハリス副大統領の下で民主党が結束できなければ、米国発の混沌が世界に広がりかねない。

「私の党と国家にとって最善の利益」。バイデン氏は21日の声明で選挙戦撤退の理由を簡潔に記した。81歳の老いと衰えをさらしたテレビ討論から撤退を決断するまで3週間あまりかかった。

「私は自分をかけ橋だと考えている。それ以外の何ものでもない」。4年前の選挙戦で、まだ70代だったバイデン氏はこう訴え、1期限りで退く可能性を示唆していた。

バイデン氏が再選をめざせば投票日を81歳で迎え、2期目を86歳で終えることは誰もが分かっていた事実だ。2023年4月にバイデン氏が再選出馬を正式に表明する前から、高齢不安は民主党内の最大の焦点だった。

不都合な事実に目をつぶり、早期の軌道修正に失敗した。「変化したのは私が引き継いだ経済、外交、国内分裂の深刻さだ」。バイデン氏は変心の理由をこう抗弁した。

バイデン氏だけの責任ではない。民主党全体が「現職大統領が再選をめざす以上、党が団結するのは当然」という「正論」を掲げ、新たな指導者を選ぶことで支持基盤が割れることを恐れた。

次世代のリーダーとされる人々も党内の協調を乱す「戦犯」となるのを危惧した。副大統領のハリス氏の不人気も思考停止に拍車をかけた。「非白人」「女性」という民主党の多様性の理念を体現するハリス氏を押しのけることも、大統領候補として担ぐと決めることもできなかったからだ。

皮肉なことに、22年の中間選挙で民主党が予想外に善戦したことも「バイデン再選」への異論を封じた。バイデン氏はトランプ氏と戦えば必ず自分が勝つと訴え続けたものの、暗殺未遂の銃撃の難を逃れた「強いトランプ」と、衰えの隠せない「弱いバイデン」という印象は覆せなくなった。

一つ確実なのは、共和党はバイデン氏が後進に道を譲ることを恐れていたことだ。バイデン氏は59歳のハリス氏を後継に推した。問題は民主党が大統領候補を選ぶ手続きの透明性を保ちつつ、早急に党内の結束を回復できるかどうかだ。

民主主義陣営を率いる米国の混乱は、中国やロシアといった権威主義国家にとって秩序の変更を試みる隙を生む。政治の迷走に嫌気した米国の有権者が投票に行く意欲を失えば、民主主義の復元力はそがれ、排外主義や孤立主義への米国の傾斜が早まるかもしれない。

王の老いが招く悲劇を描いた「リア王」で、シェークスピアは「最悪の状況から帰るところは笑いしかない」と記し、同時にこう戒めた。「『どん底だ』と言えるあいだはまだどん底じゃない」


遅すぎた決断が米大統領選挙にどのような影響を与えるのだろうか。トランプ復帰確実とは言われているが果たしてどうなるか。先が読めない。

しかし、1960年代に若きリーダー、ケネディ生んだアメリカの活力は今やどこへ行ってしまったのか。共和党も脛に傷だらけのトランプを推すしか道はなかったのか。社会の成熟と政治の発展はほとんど相関関係がないと言わざるをえない。今回の大統領選挙は民主主義のエアポケットに入ったような印象である。

この記事を書いた日本経済新聞のワシントン支局長 大越匡洋氏が懸念を示しているように政治の迷走を憂慮した有権者が参加の道を閉ざせば世界が混乱に陥る可能性が高く、その危険性を強く危惧する。
posted by 飯沢ただし at 23:27| 岩手 ☀| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月21日

一関地方畜産共進会

いわい平泉農業協同組合が成立してから11回目の畜産共進会が、今年はJA全農いわて県南家畜市場で20日(土)に行われました。

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【開会式での祝辞は気温を考慮して要点のみの超短めで】


コロナ前だとホルスタイン種と黒毛和種の部は日にちをまたいで別の日に行なわれるほどの参加者の賑わいでしたが、ホルスタイン種は19頭、黒毛和種の部は25頭の参加登録でした。(当日不参加、当日追加出場もあり。)

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千厩町在住の知人のお二人はどちらも上位の成績でした。おめでとうございます🎀

参加者の人数に象徴されるように酪農、畜産のみならず地域農業は大不況の最中にあり、今の経費高が続けば到底経営が成り立っていきません。祝辞でも端的に述べましたが、短期的な対策、長期的な営農デザイン、大胆で野心的な戦略的対応が今こそ行政に求められます。

生産者からの声では県が思い切って県産種雄牛の種を一年間無料で提供するとかの一例をあげておられました。いずれ弥縫策ばかりでは立ち行かなくなっている現状なのです。

この共進会に準備された関係者の皆様に感謝を捧げ、課題がひとつでも解決の方向に行けるように私も努力してまいります。
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2024年07月19日

文教委員会東北視察

昨日と今日にかけて文教常任委員会で山形県に視察に行きました。

最初の目的地は酒田市。酒田には盛岡から北上、横手経由、新庄を経るルートで。

酒田市の駅前に立地する「酒田駅前交流拠点施設ミライニ」を視察。

駅前に立地していた商業施設が撤退したのを機に市が土地を買い取り市立図書館を中心に据えた子育て、イベントなどの交流施設を建設し、それらの複数機能は市教育委員会が所管。

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【二階の吹き抜けから見る図書室】


管理運営は指定管理者制度を導入し、TRC(図書館流通センター)が運営。
TRCは全国の図書館運営では有名な大手の会社ですが、この複合的な施設の運営にまでチャレンジする奥行きの深さ。

(実は私は以前、TRC主催の議員向けセミナーに参加したこともあり、また岩手県立図書館の運営について相談されたご縁がありました。)

運営スタッフの皆さんはとてもいきいきとして働いている印象で、図書館の枠を広げた複合施設は今後他の自治体へも広がりそうです。恐るべしTRC。


実は酒田市は平泉町とご縁があって

奥州藤原氏が滅亡した後、藤原氏三代秀衡の妹、徳尼公が平泉から酒田に36人の従者と共に逃れ、酒田湊の繁栄を築いたと伝えられています。徳尼公亡き後、36人の遺臣は向酒田の地侍となって、船問屋を家業とし、自らを「長人(おとな)」または「三十六人衆」と称して町政を担当したといわれています。泉流寺(せんりゅうじ)は酒田市にある徳尼公ゆかりのお寺です。【酒田市のホームページより】

立ち寄った「出羽遊心館」の茶室にも「泉流」の二文字が使われていました。よほど酒田市の基礎を成した事実は市民に浸透されているかが伺い知ることができます。

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昨年、酒田市と平泉町は文化交流協定を結び、両自治体の交流が盛んに行われているようです。

歴史的に経済が発展した酒田市。「出羽遊心館」の建設が象徴的で、市民にはどこかに心のゆとりがあるように感じました。
posted by 飯沢ただし at 23:51| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月17日

港湾振興議員連盟視察A

コンテナ埠頭オペレーションは静岡県の清水港と横浜港の南本牧埠頭を視察。

清水港は京浜港と名古屋港の中間に位置しており、歴史的にも家康公の下知により開港した由緒ある港。この港の最大の特徴は港湾業者の鈴江組が中心となって組織化されており、荷役を365日24時間を行える港という売りフレーズもこの体制があるからこそ(大都市の港湾では組合が絶対に許さない)。

静岡県は工業製品の海外出荷も多く、輸出が港を支えている。近年は京浜港や名古屋港を利用している荷主へのアタックを展開中とのこと。(新規農産物にも注目している)コンパクトで機能性の高い港という印象。

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【会議室にあった南本牧埠頭で荷役中の本船の写真】


南本牧埠頭は従来の横浜港のコンテナ埠頭の狭隘化と老朽化、そして本船の大型化に対応するために新たに本牧埠頭の南側を埋め立てて造成した埠頭。ちょうど視察中に「ONE」の本船が荷役中であまりの巨大さに目を奪われる。

埠頭の機能を高度化した最先端のコンテナ埠頭をもってしても横浜港全体コンテナ取扱は横ばい。輸入に関しては消費地に近い東京港が平成に入ってから飛躍的に発展し、なおかつ我が国の国力の低下により輸出も伸び悩んでいる状態。埠頭毎の機能分化やインバウンド客船対応などで港湾整備をしていくもこれからも大きな増加を見込めないのは見通せる。現実はなかなか苦しい。但し、大都市が有するのアドバンテージとして投資はこれからも継続はされていくのでしょう。

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【ちょうど大桟橋に停泊していた客船ダイアモンドプリンセス号 大桟橋も近代的に変わりました。40年前は貨物船もたまに停泊し、実際に私も荷役をやりました。】


港は経済の最先端でもあり、今回の視察を通じていろいろと感じるものがありました。
posted by 飯沢ただし at 22:59| 岩手 ☔| Comment(0) | My Inspection 【視察日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月12日

港湾振興議員連盟視察@

去る7月9日〜7月11日まで港湾振興議連で県外視察をしてきました。

港湾の視察は@清水港A横浜港でした。

どちらもコンテナ埠頭施設と実際に行われているオペレーションを視察しましたが、その感想については次回に記します。

Aの横浜港のうち、新たに整備された客船対応の新港埠頭のハンマーヘッド施設も視察対象でした。
新港埠頭周辺は旧高島埠頭も含んだ横浜新開発「みなとみらい」開発によって平成の時代から大きく変容して、私が働いていた40年前の姿は赤レンガ倉庫しかありません。

私がいた昭和の終わり頃は横浜港では在来船とコンテナ船が混在している頃で、新港埠頭も在来船バースとしてたまに活用されていました。たまにというのは埠頭に隣接している上屋がほとんど活用されていない状況にあり、艀(はしけ)荷役が中心の本船しか接岸しない状態でした。

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【かつての新港埠頭。ベーブルースもこの埠頭から上陸したという】


中国船の雑貨の荷揚げやインド船の鉄パイプ積みが思い出されます。中国船からの輸入は、そば、小麦などの袋ものや人毛(かつら用)などもありました。インド船の荷揚げ装置は能率が低く、2〜3本の鉄パイプを一日中カラ〜ン、カラ〜ンと音を立ててのんびり荷役をしていた時代です。
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戦後横浜の埠頭は米軍に接収され、瑞穂埠頭がノースピア(現在も接収されたまま)、大さん橋がサウスピア、新港埠頭がセンターピアと呼ばれて、新港埠頭4号はCP4と略されていました。私がいた頃ハンマーヘッドクレーンの存在は誰からも聞いたことがありませんでした。

新港埠頭内に当時、作業会社の笹田組の事務所があり、荷役が終わった時に歩いて事務所に寄った時もありました。

それが今や姿を変えて大型客船専用の埠頭に生まれ変わり、関連施設も(ホテルまで)整備されて綺麗な環境になりました。

街(まち)は時代と共に変わっていくものですが、これほど人為的に目的を持って変化したところもそうはないでしょう。

再開発されるところは再開発をされる価値が認められるところのみ。資本が投下される力の差は中央と地方では認めざるを得ませんが、岩手の場合どのような形で(たとえお金を多額にかけなくても)再開発されるのがいいのかしっかりとしたビジョンが必要です。
posted by 飯沢ただし at 23:47| 岩手 | Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月09日

ベルトクイズQ&Q

昨日は司会やレポーターで活躍された押坂忍さんがご逝去された。享年89歳。

子どもの頃に印象に残っている人が亡くなっていく。寂しい限りである。

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押坂さんといえばお昼のクイズ番組「ベルトクイズQ&Q」だ。

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【娯楽番組「時間ですよ」の番組内でクイズに参加した場面があったようだ。右側解答者は悠木千帆(後に樹木希林に改名)一問も回答できず無念の敗退】


この番組が始まったときは最高賞金が270万という昭和40年代にしてはとてつもない額でファイナルまで行き着いた解答者は私は見ることがなかった。その後公取委の指導が入って上限100万までということになったらしい。

夏休みや冬休みにはこども大会が開催されて、自分も熱心に見ていた。子どもには賞金とはいかないので勝ち抜く度に、天体望遠鏡や昆虫採集セット、ラテカセ(!)自転車などがあったと記憶している。参加者は男子が圧倒的に多かった。

サインはVに出ていた岸ユキさんもアシスタントで一時出ていたと記憶する。

司会では正統派の押坂忍さん、やさしい語り口は心に残っています。心からご冥福をお祈り致します。合掌。

posted by 飯沢ただし at 01:10| 岩手 ☁| Comment(0) | My Favorites 【お気に入り】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月07日

東京都知事選挙終わる

結果は小池都知事の3選。

一人だけを選ぶチャンピオン選挙は現職によほどの失策がなければ現職有利と言われるがその通りの選挙ではなかったか。

石丸候補が敗戦の弁で述べていた「これが都民の選択。何も言いようがない。」はその通りで、結果がすべて。
石丸候補にあっては20代30代の支持が厚く、新しい局面を望んだ無党派層をSNSを活用した選挙戦術がずばり当たり、大善戦。今後の選挙活動にも大きな影響を与えた。

さて、現在のところ3位に甘んじている蓮舫候補者。政権批判に重きを置き、特定の政党と事実上二人三脚。公約は具体性を欠き、特に神宮外苑開発問題再検討は完全な後付け。都政へのビジョンを最初から持ってなかったことはマスコミにも指摘され、有権者も知事としての適格性を評価された結果と私は分析する。事前運動問題で告発されており、今後の動向がどうなることやら。

こうした候補者を2番にも押し上げなかったとすれば、都民はしっかりした見識を持っていたということだろう。


50名を超える候補者が出馬した今回の都知事選挙。私が学生の頃に経験した都知事選挙にもさまざまな経歴の方が立候補して大賑わいだったが、今回は意図的な候補者の乱立で今までとは様相が異なる。税金で賄う選挙事務費用であるから今後の東京都の選管の対応にも注目したい。
posted by 飯沢ただし at 23:52| 岩手 ☔| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月06日

遠野馬の里を視察

私が会長を仰せつかっている県議会の超党派で組織されている議員連盟「岩手競馬振興議員連盟」で遠野馬の里を視察しました。

IBC岩手放送さんから取材を頂き、即日放送されました。

👇リンクを貼りましたのでぜひご覧ください。
(誰かさんの笑い声もしっかり入っています😃)

岩手競馬振興議員連盟が遠野馬の里を視察

・遠野市畜産公社 新田弘喜 総務課長様 から遠野馬の里の概要について
・遠野市 副市長 鈴木惣喜 様から遠野市と岩手県競馬組合との連携交流事業構想の提案も交えた競走馬施設関連について

・遠野トレーニングセンター代表取締役 橋田満様から遠野トレーニングセンターの現況と課題と新たな事業(競走馬引退の受け入れ事業)について

それぞれ説明を頂きました。

・橋田社長からは岩手競馬の発展について@レースの出走頭数が増えれば売り上げが上がることAJRAも同様に割り当て馬房が限られている現況では外厩を効果的に使うことが今やトレンドとなっていること(地方競馬ではホッカイドウ競馬がすでに実績を上げている)

B当初は遠野トレセンは岩手競馬の振興のために設立されたが、売上減少で利用頻度が激減、そこで橋場社長などの努力によってJRA所属の競走馬中心に利用されたきたが、橋田氏が社長になってからは岩手競馬の競走馬の利用も徐々に増加。この遠野トレセンを活用した競走馬はすこぶる成績も良いとのことで、今後はもっと岩手競馬の利用をお願いしたい。

C世界的に競走馬の引退後については動物愛護の観点から関心が高まり、競馬主催者も無視できなくなってきた。遠野馬の里周辺にある旧牧草地を活用して引退後余生を過ごす競走馬(将来はあらゆる馬)の居場所づくりをJRAと連携して現在パイロット事業を展開中。将来はそれを遠野の観光資源にまで発展させたい。

との提案と所見を述べられました。

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栗東トレセンの坂路より広い遠野トレセンの屋内馬場。ウッドチップの厚さを3倍にして脚の負担の軽減とトレーニングの負荷を同時に達成して調教効果が激上げ⤴

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引退馬の放牧地で説明する吉村聖子取締役

今回の視察は競馬事業に関して俯瞰的に理解する機会を得て、大変勉強になりました。

我々も健全な競馬事業の発展のためにこれからも尽力してまいります。
posted by 飯沢ただし at 23:57| 岩手 ☁| Comment(0) | My Inspection 【視察日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月02日

文教委員会

本日は常任委員会の審査日でした。

文教委員会には今議会では議案審査がなく、教育委員会所管の請願陳情の審査と教育委員会と文化スポーツ部からの執行部説明に関する質疑・意見交換のみでした。

のみといったところで審査は10時から16時35分までの時間を要し、いつもながらの熱心な審査となりました。

「ゆたかな学びの実現・教職員定数改善・義務教育費国庫負担制度負担率の引き上げを求める請願」
については請願項目4項目中3項目が全会一致。1項目が賛成多数で採択となり、委員会で意見昌を発議することが決定しました。

私は教職員の適正な配置のために安定的な財源が不可欠としながらも、児童・生徒への教育の質を高めることこそが教育の本質であるとの意見を述べました。私が中学1年の頃、ちょうど学テ闘争で与えられるべき授業が行われなかったことにも触れ、教育の機会を担保することは歴史的な事実も再認識することも肝要であると述べました。

また、県立高校への入学者予定数が13年後には現在の60%になるという厳しい数字、人口減による県財政のひっ迫が教育行政予算に与える影響は大であることから急激な社会変化に対応する教育施設の財源確保の状況と対応、併せて県南地区の工業高校の新設にかかる財源の確保について当局の見解を質しました。

令和7年度には立地場所を含めた方針を明らかにするとの計画は現在のところは動かさないとの答弁でしたが、その後の竣工に至るまでの道筋は未だ予想の範囲を超えるものにはならない状況でした。

いずれ県南地区、ひいては一関地区にとっては重要課題ですのでこれかも議論の中で進捗管理をしていきます。
posted by 飯沢ただし at 23:50| 岩手 ☁| Comment(0) | My Diary  【ふつうの日記】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする