岩手県の自殺率2年ぶり増加 2022年、全国ワースト2位
【2023.07.30 岩手日報電子版】
岩手県の2022年の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者)は前年比5・1人増の21・3人で全国ワースト2位となったことが、厚生労働省の人口動態統計(概数)で分かった。全国平均を3・9人上回り、上から26番目に改善した前年から再び増加に転じた。県や関係機関は、自殺の兆候に気付き専門相談につなぐ「ゲートキーパー」の養成に力を入れる。
自殺者は250人で前年から57人(29・5%)増えた。自殺死亡率の全国ワーストは秋田県(22・6人)、同3位は宮崎県(20・4)人だった。
県は23年の自殺死亡率15人、自殺者数178人以下を目標に掲げる。昨年9月に開設した専用サイトでは相談窓口を一覧できるほか、ゲートキーパーやメンタルケアの実践例を動画で紹介している。
一般質問でも取り上げた問題ですが、本日県庁で「自殺総合対策本部」会議があったようなので再掲します。
達増知事は
・本県の自殺者はピーク時の527人から290人へとなっている
・全国が3分の2に減っている間に岩手は半減している
・自殺死亡率も全国平均との差が12.3ポイントから3.9ポイントに縮小している
と本県の自殺対策がさも順調に進んでいるように語りますが、
全国ワースト2位なのです!
全国同じ物差しで比べてワースト2位という結果は曲げられない。
自分たちに都合のいい数字を並べることの発信は何の意味があるのでしょう。これでは知事の本気度が伝わらない!
状況別にきめ細かい対応をするといっても、ワースト2位という数字を重くとらえて施策と連携を根本的に洗い出し、本気で対策を見直すことをしないといつまでたっても結果は出て来ないでしょう。
2023年07月31日
2023年07月30日
一般質問振り返りD
4 新笹ノ田トンネルの整備促進について
【(1) 今後の検討協議会のスケジュールについて質問】
国道343号笹ノ田地区技術検討協議会の期日を含んだスケジュールを伺う。
【県土整備部長答弁】
国道343号笹ノ田地区技術課題等検討協議会は、国道343号の最大のあい路となっている笹ノ田峠付近の現道課題について、専門的見地から、対策の必要性、効果及び技術的課題等の検討を行うことを目的として設置したものであり、今年3月に開催した第1回協議会では、県南地域と陸前高田市間の道路交通や笹ノ田地区の地形・地質の現状と課題を確認し、交通計画や法面防災の専門家から、航空レーザー測量データを活用した地形・地質状況の把握の有効性などの御意見をいただいたところ。現在、いただいた御意見も踏まえて検討を進めているところであるが、今後、対策の必要性や効果などについても検証する必要があり、現時点ではこれらに要する期間をお示しすることはできないが、引き続き、着実に検討を進めていく。
【(2)国直轄による権限代行について質問】
今後、国直轄による権限代行実施の検討を行うための調査という流れが想定されるがいかがか。
【県土整備部長答弁】通常の直轄権限代行は、対策を行うべき道路交通上の課題が確認できるとともに「全国的な幹線道路網の観点から特に重要なもの」、「高度な技術を要し都道府県による施工が困難なもの」が採択要件となっており、道路交通上の課題やルート、構造等の調査が一定程度進んでいる必要がある。議員御指摘の直轄権限代行は事業を進めるうえでの制度の1つではありますが、まずは、協議会において、対策の必要性や効果、技術的な課題などの検討を進め、その熟度を高めながら、国と情報交換していく。
【(3) 事業採択の見込みについて質問】
事業採択は令和何年度と見込んでいるか伺う。
本年3月に設置しました協議会において、笹ノ田峠に新たなトンネルを整備する必要性や効果、技術的課題などについて、現在、具体的な検討を進めているところであり、現時点では今後のスケジュールをお示しすることはできないが、引き続き、協議会での検討を着実に進めていく。
【振り返り】
直近(平成26年〜令和4年まで)で、一般質問で6回、決算・予算特別委員会で16回、与えられた発言の機会すべてで新笹ノ田トンネルの実現に向けて取り上げて悲願達成のために注力してきたところであり、事業採択に向けて第一歩を記したことは実に感慨深い。しかし、まだ事業採択が正式に決定したものではないので引き続き中間管理をしていく。
5 JRローカル線の維持発展について
【JR大船渡線を維持する対する戦略について質問】
大船渡線を例に挙げればILCとの関連性もあり、戦略的な行動をもってJRとは接するべきと強く要望するが、JR大船渡線の発展性について県は現段階でどのような戦略を持っているか示せ。
【ふるさと振興部長答弁】
JR大船渡線は、一関市と気仙沼市を結び、さらにはBRTによって大船渡市まで繋がっており、内陸地域と沿岸地域を結ぶ重要な路線の一つであるとともに、本県の主要観光地である猊鼻渓や東磐井地域の主要地区を結んでおり、県南地域の地域経済を支える必要不可欠な社会基盤であると認識しているところ。ILCが実現すれば、新たな国際研究都市の形成も見込まれることから、ILC周辺地域を含めて交通インフラの役割がより重要になっていくと考えるところ。JRローカル線については、現状の議論にとどまらず、地域振興の視点も含めた議論が必要であり、JR大船渡線については、議員ご指摘のとおり、ILCの実現をはじめ地域の将来性を踏まえて、路線の果たすべき役割や可能性について、JR東日本に対して訴えていく。
【(1) 今後の検討協議会のスケジュールについて質問】
国道343号笹ノ田地区技術検討協議会の期日を含んだスケジュールを伺う。
【県土整備部長答弁】
国道343号笹ノ田地区技術課題等検討協議会は、国道343号の最大のあい路となっている笹ノ田峠付近の現道課題について、専門的見地から、対策の必要性、効果及び技術的課題等の検討を行うことを目的として設置したものであり、今年3月に開催した第1回協議会では、県南地域と陸前高田市間の道路交通や笹ノ田地区の地形・地質の現状と課題を確認し、交通計画や法面防災の専門家から、航空レーザー測量データを活用した地形・地質状況の把握の有効性などの御意見をいただいたところ。現在、いただいた御意見も踏まえて検討を進めているところであるが、今後、対策の必要性や効果などについても検証する必要があり、現時点ではこれらに要する期間をお示しすることはできないが、引き続き、着実に検討を進めていく。
【(2)国直轄による権限代行について質問】
今後、国直轄による権限代行実施の検討を行うための調査という流れが想定されるがいかがか。
【県土整備部長答弁】通常の直轄権限代行は、対策を行うべき道路交通上の課題が確認できるとともに「全国的な幹線道路網の観点から特に重要なもの」、「高度な技術を要し都道府県による施工が困難なもの」が採択要件となっており、道路交通上の課題やルート、構造等の調査が一定程度進んでいる必要がある。議員御指摘の直轄権限代行は事業を進めるうえでの制度の1つではありますが、まずは、協議会において、対策の必要性や効果、技術的な課題などの検討を進め、その熟度を高めながら、国と情報交換していく。
【(3) 事業採択の見込みについて質問】
事業採択は令和何年度と見込んでいるか伺う。
本年3月に設置しました協議会において、笹ノ田峠に新たなトンネルを整備する必要性や効果、技術的課題などについて、現在、具体的な検討を進めているところであり、現時点では今後のスケジュールをお示しすることはできないが、引き続き、協議会での検討を着実に進めていく。
【振り返り】
直近(平成26年〜令和4年まで)で、一般質問で6回、決算・予算特別委員会で16回、与えられた発言の機会すべてで新笹ノ田トンネルの実現に向けて取り上げて悲願達成のために注力してきたところであり、事業採択に向けて第一歩を記したことは実に感慨深い。しかし、まだ事業採択が正式に決定したものではないので引き続き中間管理をしていく。
5 JRローカル線の維持発展について
【JR大船渡線を維持する対する戦略について質問】
大船渡線を例に挙げればILCとの関連性もあり、戦略的な行動をもってJRとは接するべきと強く要望するが、JR大船渡線の発展性について県は現段階でどのような戦略を持っているか示せ。
【ふるさと振興部長答弁】
JR大船渡線は、一関市と気仙沼市を結び、さらにはBRTによって大船渡市まで繋がっており、内陸地域と沿岸地域を結ぶ重要な路線の一つであるとともに、本県の主要観光地である猊鼻渓や東磐井地域の主要地区を結んでおり、県南地域の地域経済を支える必要不可欠な社会基盤であると認識しているところ。ILCが実現すれば、新たな国際研究都市の形成も見込まれることから、ILC周辺地域を含めて交通インフラの役割がより重要になっていくと考えるところ。JRローカル線については、現状の議論にとどまらず、地域振興の視点も含めた議論が必要であり、JR大船渡線については、議員ご指摘のとおり、ILCの実現をはじめ地域の将来性を踏まえて、路線の果たすべき役割や可能性について、JR東日本に対して訴えていく。
2023年07月29日
一般質問振り返りC
3 知事と県内首長とのコミュニケーションについて
【市町村要望に15年ぶりに知事が同席する理由について質問】
知事が同席するということはこれまでの広域振興局長から後日報告を受ける方式について検証がなされ、課題があったため変更されたものと推察するが、変更に至った理由について明らかにせよ。
【知事答弁】
これまでの県議会において、複数の議員から「市町村要望の中で知事が市町村の話を聞く機会をつくっていくべきである」という意見や、「知事が出席することで県と市町村の関係をより強固なものにしていくことにつながる」などの意見をいただいたことから、今回、市町村要望に知事が出席することとした。
既に5市町村の要望に同席しているが、コロナ禍や物価高等による地域の実情や人口減少対策等について、市町村長や市町村職員の生の声を直接聞くことができ、良い機会であると感じている。
【再質問】
これまで、昨年度までの方式が合理的であると強弁していたが、今年度から方式を変えたなら合理的な説明が必要ではないか。
【知事答弁】
さきほど答弁したとおり、複数の議員からご指摘を受けた「市町村の話を聞く機会をつくっていくべき」、「知事が出席することで県と市町村の関係をより強固なものにしていくことにつながる」という意見は、より合理的にするというものではないが、一方、市町村の意見を聞く機会をつくり、市町村との関係をより強固なものにすることにつながることから、出席することとしたもの。
【人口減少問題について市町村との共同宣言について質問】
2月に知事が高らかに提案したはずだか、6月末現在で実現に至っていない。ポーズだけか。なぜ実現に至らないのか、何が障壁となっているのか。これまでの市町村への交渉経過も併せて伺う。
【知事答弁】
昨年11月に開催した県・市町村トップミーティングにおいて、市町村長に対し、市町村と県の共同宣言のような形で表明することを提案したい旨を呼びかけ、特に異論がなかったところであります。 その後、市町村に対して趣旨説明等を行ったところ、多くの市町村から肯定的な反応をいただいたものの、一部の市町村からは、「県の具体的な取組を明らかにしてほしい」「十分な議論をしてほしい」等の御意見もいただきましたので、先般、実務レベルの会議を開催し、市町村・県が連携を進めることによって実効性を高めていく事業等について、意見交換を実施いたしました。 今後、市町村と県とで構築した連携体制を生かしながら、市町村ごとの特徴的な要因分析を進めて、具体的な対策の強化につなげていくという作業状態になっております。 共同宣言の時期については、様々な御意見をいただいていることから、丁寧に議論を進めながら調整してまいります。
【振り返り】
この間何度も知事には市町村の要望会に同席するべきと提案してきたが、振興局長が知事の名代として要望を受け取り、報告を後日受けることが合理的との答弁を繰り返して出席を拒んできた。その方式を変えるのなら止めるとした説明が必要なのだが、一切その件は拒否。結局、みんなから言われたから出ることにしたとの理由はリーダーがあるべき主体的な姿勢とはほど遠い。ちなみに増田知事は平成の合併前から同席していた。出席すればいい機会になるのは当たり前のことで15年間手抜きをしてきたに等しい。市町村との共同宣言も知事のその場での思いつき提案で行ったものがこの質問で明らかになり、市町村が県に即座に呼応しないのは、そもそも信頼関係が構築されていない結果が現れたもの。
【市町村要望に15年ぶりに知事が同席する理由について質問】
知事が同席するということはこれまでの広域振興局長から後日報告を受ける方式について検証がなされ、課題があったため変更されたものと推察するが、変更に至った理由について明らかにせよ。
【知事答弁】
これまでの県議会において、複数の議員から「市町村要望の中で知事が市町村の話を聞く機会をつくっていくべきである」という意見や、「知事が出席することで県と市町村の関係をより強固なものにしていくことにつながる」などの意見をいただいたことから、今回、市町村要望に知事が出席することとした。
既に5市町村の要望に同席しているが、コロナ禍や物価高等による地域の実情や人口減少対策等について、市町村長や市町村職員の生の声を直接聞くことができ、良い機会であると感じている。
【再質問】
これまで、昨年度までの方式が合理的であると強弁していたが、今年度から方式を変えたなら合理的な説明が必要ではないか。
【知事答弁】
さきほど答弁したとおり、複数の議員からご指摘を受けた「市町村の話を聞く機会をつくっていくべき」、「知事が出席することで県と市町村の関係をより強固なものにしていくことにつながる」という意見は、より合理的にするというものではないが、一方、市町村の意見を聞く機会をつくり、市町村との関係をより強固なものにすることにつながることから、出席することとしたもの。
【人口減少問題について市町村との共同宣言について質問】
2月に知事が高らかに提案したはずだか、6月末現在で実現に至っていない。ポーズだけか。なぜ実現に至らないのか、何が障壁となっているのか。これまでの市町村への交渉経過も併せて伺う。
【知事答弁】
昨年11月に開催した県・市町村トップミーティングにおいて、市町村長に対し、市町村と県の共同宣言のような形で表明することを提案したい旨を呼びかけ、特に異論がなかったところであります。 その後、市町村に対して趣旨説明等を行ったところ、多くの市町村から肯定的な反応をいただいたものの、一部の市町村からは、「県の具体的な取組を明らかにしてほしい」「十分な議論をしてほしい」等の御意見もいただきましたので、先般、実務レベルの会議を開催し、市町村・県が連携を進めることによって実効性を高めていく事業等について、意見交換を実施いたしました。 今後、市町村と県とで構築した連携体制を生かしながら、市町村ごとの特徴的な要因分析を進めて、具体的な対策の強化につなげていくという作業状態になっております。 共同宣言の時期については、様々な御意見をいただいていることから、丁寧に議論を進めながら調整してまいります。
【振り返り】
この間何度も知事には市町村の要望会に同席するべきと提案してきたが、振興局長が知事の名代として要望を受け取り、報告を後日受けることが合理的との答弁を繰り返して出席を拒んできた。その方式を変えるのなら止めるとした説明が必要なのだが、一切その件は拒否。結局、みんなから言われたから出ることにしたとの理由はリーダーがあるべき主体的な姿勢とはほど遠い。ちなみに増田知事は平成の合併前から同席していた。出席すればいい機会になるのは当たり前のことで15年間手抜きをしてきたに等しい。市町村との共同宣言も知事のその場での思いつき提案で行ったものがこの質問で明らかになり、市町村が県に即座に呼応しないのは、そもそも信頼関係が構築されていない結果が現れたもの。
2023年07月28日
夏の陽炎・・・

【7月28日岩手日報朝刊より】

【7月28日河北新報朝刊より】
達増知事の定例記者会見での発言が2紙に掲載されていた。
ご本人の政治信条まで立ち入ることはできないが、現状の立憲民主党の分裂状態や野党間の足並みの乱れを見れば、小沢一郎氏が政権の頂点に立つ実現性は天文学的に近い確率で不可能であり、第三者から知事の立場としての発言がどのように評価されるのか、ご本人は想像もできないのかと首をかしげざるをえない。結果としてこのような偏った考え方を公式の定例記者会の場で発言することは県民利益を失うことにつながるのではないかと心配する。
なにより「細川連立政権時に国民的支持があれば、日本はよりよい民主主義政治に国になっていた。」との見解はまったくの筋違いで、国民的支持がなかったから細川連立政権は崩壊したのであって、その原因をつくったのは小沢一郎氏ご本人だったのはでないのか。小沢氏主導による新進党の突然の解党がすべての始まり。その後も政党をつくっては壊し、つくっては壊しの繰り返し。これで国民的支持得られるのかと私は言いたい。
岩手の民主主義を守るというが、小沢勢力全盛時にはゼネコンの社員を集結&駆使して選挙支援体制を形成し、意に沿わない建設会社を秘書団が恫喝ともいえる手法で震え上がらせ体制に従わせた時代を知る自分は達増知事のいう民主主義とはこうした過去には目をつぶるのかと言いたい。
小沢氏の「利権政治を変える戦いが始まっている」とは利権政治を過去に誰よりも派手にやった人がよく言えたものだと呆れるばかりだ。
2023年07月27日
一般質問振り返りB
1 達増県政16年の評価について
【(3)人口減少問題について質問】
県が設置したi−サポは年度ごとの予算が一定せず、増減を繰り返しており思った成果が出ていない。また、自殺対策については予算額は漸増しているものの昨年はまた全国2位へと悪化。これはこれまでの取り組みに何かが足りないだけでなく、すなわち県としての姿勢に大きな問題を抱えているのに手を打てない構造的欠陥、政策判断としての甘さがあると言えるが、知事の所感を求める。
【知事答弁】
県では、市町村や関係団体と連携してi−サポを平成27年度に開設し、それ以降、出会いの機会をより多く提供するため、拠点の増設やAIを活用したマッチングシステムの導入など、予算を確保しながら事業の充実を図ってきた。
より多く婚姻につなげるためには、結婚したいと願う県民にi−サポを十分に周知し、より多くの方々を利用へつなげることが重要であることから、今年度は、会員登録料無料キャンペーンの実施や、結婚コンシェルジュの配置による市町村との連携強化など、i−サポによる結婚支援の取組を強化したところ。
令和4年は自殺死亡率が上昇したものの、平成15年に12.3ポイントあった全国との差が、令和4年には3.9ポイントと縮小しており、自殺者数も長期的に減少傾向にあることから、着実に成果が表れてきたものと考えている。
結婚や自殺をはじめ人口減少に関わる問題については、県の施策に加え、様々な要因が影響していることから、引き続き、市町村や関係団体などと連携・協働しながら課題解決に向け取り組んでいく。
【振り返り】
今後の取り組みを紹介しただけで、成果が上がらない分析については一切言及なし。全国ワースト2位の事実は曲げられず、全国の差は他県も縮まっているので説得力はない。加えて市町村との連携については私の認識は形式的なものにどどまっているため成果が上がらない大きな要因のひとつ。達増知事の政治的なスタンスを鮮明にするがゆえに、国にすべてを転嫁する傾向があり事実、ファクトの分析ができなくなっているのではないか。
2 ILCの実現に向けた県の対応について
【知事の動きについて質問】
ILCの実現について、先頭に立つべき知事のこれまでの動きは鈍い。昨年新聞社が実施した県内首長へのアンケートでも、回答者の56%(14人)が批判的で、東北ILC推進協議会でのリーダーシップ不足が指摘されている。知事は、このような評価を受けて今後どのような動きをするのか示せ。
【知事答弁】
取組の推進にあたっては、国内外の研究者の皆様の思いに沿えるよう意を尽くしながら、県内外の産学官それぞれの関係者と連携し、日本として、更には国際社会として実現の意思決定ができるよう努めてきた。
中でも、実現の効果が及ぶ東北が一体となった活動が重要と捉え、岩手、宮城の知事等が理事を務め、産学官が連携して誘致に取り組む東北ILC推進協議会とも調整を図りながら、オール東北での活動を進めている。
先般、6月6日に開催された東北ILC推進協議会の総会においては、増子代表と懇談を行い、オール東北での推進を確認し、従来総会で実施されていた、役員を務める自治体の長等一人ひとりが決意を述べ、気勢を上げるやり方に代わり、私が出席役員の代表として、東北が一丸となった誘致活動を推進する旨スピーチを行ったところ。
今後も、国内外の研究者の皆様や県内外のILC推進団体とも進め方の調整を図り、国に対しては、関係者が一体となって、ILCの実現に向けた取組を加速し、一日も早い誘致の決断をしていただけるよう、働きかけを行っていく。
【振り返り】
スピーチをした程度で用を足したと思っていることがリーダーシップに関して私と大きな認識が異なるところ。既存組織に乗っかって役目を果たせば仕事が足りているという考えが透けて見え、まったく物足りない。岩手県はILCを契機に将来どのような地域振興ビジョンを持っているかなど関係機関に情報発信することに何のためらいがあるだろうか。ILCに限らず政府が対して本県のプレゼンスを高める行動力が足りないと感じる。
【(3)人口減少問題について質問】
県が設置したi−サポは年度ごとの予算が一定せず、増減を繰り返しており思った成果が出ていない。また、自殺対策については予算額は漸増しているものの昨年はまた全国2位へと悪化。これはこれまでの取り組みに何かが足りないだけでなく、すなわち県としての姿勢に大きな問題を抱えているのに手を打てない構造的欠陥、政策判断としての甘さがあると言えるが、知事の所感を求める。
【知事答弁】
県では、市町村や関係団体と連携してi−サポを平成27年度に開設し、それ以降、出会いの機会をより多く提供するため、拠点の増設やAIを活用したマッチングシステムの導入など、予算を確保しながら事業の充実を図ってきた。
より多く婚姻につなげるためには、結婚したいと願う県民にi−サポを十分に周知し、より多くの方々を利用へつなげることが重要であることから、今年度は、会員登録料無料キャンペーンの実施や、結婚コンシェルジュの配置による市町村との連携強化など、i−サポによる結婚支援の取組を強化したところ。
令和4年は自殺死亡率が上昇したものの、平成15年に12.3ポイントあった全国との差が、令和4年には3.9ポイントと縮小しており、自殺者数も長期的に減少傾向にあることから、着実に成果が表れてきたものと考えている。
結婚や自殺をはじめ人口減少に関わる問題については、県の施策に加え、様々な要因が影響していることから、引き続き、市町村や関係団体などと連携・協働しながら課題解決に向け取り組んでいく。
【振り返り】
今後の取り組みを紹介しただけで、成果が上がらない分析については一切言及なし。全国ワースト2位の事実は曲げられず、全国の差は他県も縮まっているので説得力はない。加えて市町村との連携については私の認識は形式的なものにどどまっているため成果が上がらない大きな要因のひとつ。達増知事の政治的なスタンスを鮮明にするがゆえに、国にすべてを転嫁する傾向があり事実、ファクトの分析ができなくなっているのではないか。
2 ILCの実現に向けた県の対応について
【知事の動きについて質問】
ILCの実現について、先頭に立つべき知事のこれまでの動きは鈍い。昨年新聞社が実施した県内首長へのアンケートでも、回答者の56%(14人)が批判的で、東北ILC推進協議会でのリーダーシップ不足が指摘されている。知事は、このような評価を受けて今後どのような動きをするのか示せ。
【知事答弁】
取組の推進にあたっては、国内外の研究者の皆様の思いに沿えるよう意を尽くしながら、県内外の産学官それぞれの関係者と連携し、日本として、更には国際社会として実現の意思決定ができるよう努めてきた。
中でも、実現の効果が及ぶ東北が一体となった活動が重要と捉え、岩手、宮城の知事等が理事を務め、産学官が連携して誘致に取り組む東北ILC推進協議会とも調整を図りながら、オール東北での活動を進めている。
先般、6月6日に開催された東北ILC推進協議会の総会においては、増子代表と懇談を行い、オール東北での推進を確認し、従来総会で実施されていた、役員を務める自治体の長等一人ひとりが決意を述べ、気勢を上げるやり方に代わり、私が出席役員の代表として、東北が一丸となった誘致活動を推進する旨スピーチを行ったところ。
今後も、国内外の研究者の皆様や県内外のILC推進団体とも進め方の調整を図り、国に対しては、関係者が一体となって、ILCの実現に向けた取組を加速し、一日も早い誘致の決断をしていただけるよう、働きかけを行っていく。
【振り返り】
スピーチをした程度で用を足したと思っていることがリーダーシップに関して私と大きな認識が異なるところ。既存組織に乗っかって役目を果たせば仕事が足りているという考えが透けて見え、まったく物足りない。岩手県はILCを契機に将来どのような地域振興ビジョンを持っているかなど関係機関に情報発信することに何のためらいがあるだろうか。ILCに限らず政府が対して本県のプレゼンスを高める行動力が足りないと感じる。
2023年07月26日
一般質問振り返りA
大分時間が経過しましたが、一般質問の中から特徴的な質問項目を明示して、知事の姿勢を明らかにします。
私が、総決起大会で県政の状況を例をあげて説明したところ、「そんな状態になっているとは知らなかった。」との声が多数ありましたので、あらためて知事答弁から見えてくるものはあると思います。
いわば将棋でいうところの感想戦みたいなものですが、もちろん相手方の知事は感想戦には入りません💨
1 達増県政16年の評価について
【(1)賃金について質問】
賃金構造基本統計調査によれば、平成20年に本県の所定内給与額は23万5千4百円で全国44位、令和4年は25万2千3百円で同じく全国44位、この15年間は40位台の常連様です。知事はこの結果をどのように受け止めているか。
【知事答弁】
日本全体ここ20年30年賃金が上がらない中、まず一定の上昇をみているというところはあると思う。
そして順位の問題であるが、議員御指摘の平成20年と令和4年の全国順位を比較すると、順位が5以上上がっているのは、福岡がプラス8、大分がプラス8、長野がプラス6の3県であり、一方で5を超えて順位が下がっているのは、北海道がマイナス11、鹿児島がマイナス6の2県となっている。他の42都道府県は5以内の増減であり、また、順位の増減が2以内となっているのは、順位の変動がない12の都道府県を含めて、28都道府県となっている。
一方、平成20年以降、全国平均との格差は徐々に縮小しており、こうした状況から、全国順位に変動がないことのみをもって、責任の有無を論じるようなことではないのではないかと受け止めている。
【振り返り】
「危機から希望に」を唱えて始まった達増県政は、増田県政で成果が上がらなかったことを拾い上げ、県内所得の向上を一丁目一番地の政策と掲げたが、結果15年間全国順位で下位を低迷。政策の効果が表れていないことを指摘したところ、都合の数字を持ち出して、成果が上がらないことを知事は認めない。結果がすべて。県政のトップが結果を客観的にとらえることを避けては問題の本質をとらえることは到底不可能。このことは庁内の政策推進力には決してつながらない。
【(2)自動車産業について質問】
今年4月にトヨタ自動車の社長が交代したが、知事は新社長と面会したか。面会していないとすれば、なぜ会わないのか。
【知事答弁】
豊田章一郎名誉会長お別れの会で、挨拶を交わす程度ではあったが、直接お目にかかる機会があった。
岩手県に最大の組立工場があるために、そことの関係で、デンソー、アイシン、豊田合成、トヨタ紡織、槌屋さんがあり、さらに企業の進出や工場の拡大もあり、雇用も増えて、高校卒業者の県内就職率の向上にも資するところとなり、また、賃金水準についても岩手県全体を引き上げていく方向にあるような流れで進んでいる。
そのような中で、岩手県がトヨタグループの中でどういう役割を果たすのか、トヨタグループには、EVや水素などもありますし、ガソリンに代わるバイオ燃料によって、エンジン車の将来性もゼロになるわけではなく、将来、岩手県にどのようなトヨタグループの工場を配置するのか、様々なレベルで県と関係企業との間でやり取りをして進めている。
【振り返り】
トヨタ社は車づくりで岐路を迎えている。知事が新社長といち早く面会して、新社長のビジョンを肌で感じることはとても重要。その中から岩手は何を用意できるかが見えてくるはず。様々なレベルで・・・と言っている段階で自ら動こうとしない意思が垣間見える。将来の雇用対策をはじめ先手を打つ戦略性が県民利益に直結すると考えるが、そのような道筋を得ていないことはとても残念。
私が、総決起大会で県政の状況を例をあげて説明したところ、「そんな状態になっているとは知らなかった。」との声が多数ありましたので、あらためて知事答弁から見えてくるものはあると思います。
いわば将棋でいうところの感想戦みたいなものですが、もちろん相手方の知事は感想戦には入りません💨
1 達増県政16年の評価について
【(1)賃金について質問】
賃金構造基本統計調査によれば、平成20年に本県の所定内給与額は23万5千4百円で全国44位、令和4年は25万2千3百円で同じく全国44位、この15年間は40位台の常連様です。知事はこの結果をどのように受け止めているか。
【知事答弁】
日本全体ここ20年30年賃金が上がらない中、まず一定の上昇をみているというところはあると思う。
そして順位の問題であるが、議員御指摘の平成20年と令和4年の全国順位を比較すると、順位が5以上上がっているのは、福岡がプラス8、大分がプラス8、長野がプラス6の3県であり、一方で5を超えて順位が下がっているのは、北海道がマイナス11、鹿児島がマイナス6の2県となっている。他の42都道府県は5以内の増減であり、また、順位の増減が2以内となっているのは、順位の変動がない12の都道府県を含めて、28都道府県となっている。
一方、平成20年以降、全国平均との格差は徐々に縮小しており、こうした状況から、全国順位に変動がないことのみをもって、責任の有無を論じるようなことではないのではないかと受け止めている。
【振り返り】
「危機から希望に」を唱えて始まった達増県政は、増田県政で成果が上がらなかったことを拾い上げ、県内所得の向上を一丁目一番地の政策と掲げたが、結果15年間全国順位で下位を低迷。政策の効果が表れていないことを指摘したところ、都合の数字を持ち出して、成果が上がらないことを知事は認めない。結果がすべて。県政のトップが結果を客観的にとらえることを避けては問題の本質をとらえることは到底不可能。このことは庁内の政策推進力には決してつながらない。
【(2)自動車産業について質問】
今年4月にトヨタ自動車の社長が交代したが、知事は新社長と面会したか。面会していないとすれば、なぜ会わないのか。
【知事答弁】
豊田章一郎名誉会長お別れの会で、挨拶を交わす程度ではあったが、直接お目にかかる機会があった。
岩手県に最大の組立工場があるために、そことの関係で、デンソー、アイシン、豊田合成、トヨタ紡織、槌屋さんがあり、さらに企業の進出や工場の拡大もあり、雇用も増えて、高校卒業者の県内就職率の向上にも資するところとなり、また、賃金水準についても岩手県全体を引き上げていく方向にあるような流れで進んでいる。
そのような中で、岩手県がトヨタグループの中でどういう役割を果たすのか、トヨタグループには、EVや水素などもありますし、ガソリンに代わるバイオ燃料によって、エンジン車の将来性もゼロになるわけではなく、将来、岩手県にどのようなトヨタグループの工場を配置するのか、様々なレベルで県と関係企業との間でやり取りをして進めている。
【振り返り】
トヨタ社は車づくりで岐路を迎えている。知事が新社長といち早く面会して、新社長のビジョンを肌で感じることはとても重要。その中から岩手は何を用意できるかが見えてくるはず。様々なレベルで・・・と言っている段階で自ら動こうとしない意思が垣間見える。将来の雇用対策をはじめ先手を打つ戦略性が県民利益に直結すると考えるが、そのような道筋を得ていないことはとても残念。
2023年07月25日
総決起大会2023
23日(日)に総決起大会を開催しました。
多くの方々に参集を頂き、弁士の方々には身に余る激励のことばも頂き、感謝感激でした。

あらためてこれまで多くの皆さんに支えて下さっていることに感謝のことばをいくら申しあげても足りません。本当にありがたいことだと思います。
今回は知事選と連携した大きな闘いになります。
県政の現状の真実をより多くの人に伝え、千葉じゅんこさんに岩手の未来を託す希望をつなげる役目は私たち県議候補者が本気になってやっていかねばなりません。
なぜ出生数の減少幅全国ワースト1、婚姻率ワースト2、自殺率ワースト2、健康寿命ワースト2、若者の県外流出ワースト2になっているのか。
都合の悪いデータには蓋をして希望や幸福などという曖昧で抽象的なことばで装うことは止めにしなければなりません。
16年かけてできなかったことが、次の4年間でできるのか。できる可能性は限りなく低い。
今こそ岩手県政を刷新して時代が要請する課題に真剣に向き合う、原因を突き止め確実に対応する県政を目指す必要があります。

400人超のガンバローコールは壇上から見てものすごい迫力でした。この熱気を9月3日までにさらに燃え上がらせたいと思います。
多くの皆様がご賛同を頂けるよう頑張ってまいります。
多くの方々に参集を頂き、弁士の方々には身に余る激励のことばも頂き、感謝感激でした。

あらためてこれまで多くの皆さんに支えて下さっていることに感謝のことばをいくら申しあげても足りません。本当にありがたいことだと思います。
今回は知事選と連携した大きな闘いになります。
県政の現状の真実をより多くの人に伝え、千葉じゅんこさんに岩手の未来を託す希望をつなげる役目は私たち県議候補者が本気になってやっていかねばなりません。
なぜ出生数の減少幅全国ワースト1、婚姻率ワースト2、自殺率ワースト2、健康寿命ワースト2、若者の県外流出ワースト2になっているのか。
都合の悪いデータには蓋をして希望や幸福などという曖昧で抽象的なことばで装うことは止めにしなければなりません。
16年かけてできなかったことが、次の4年間でできるのか。できる可能性は限りなく低い。
今こそ岩手県政を刷新して時代が要請する課題に真剣に向き合う、原因を突き止め確実に対応する県政を目指す必要があります。

400人超のガンバローコールは壇上から見てものすごい迫力でした。この熱気を9月3日までにさらに燃え上がらせたいと思います。
多くの皆様がご賛同を頂けるよう頑張ってまいります。
2023年07月21日
7月23日に総決起大会を行います
明後日7月23日(日)に一関市民センター中ホールにて18時より
「飯沢ただし、千葉じゅんこ総決起大会」を行います。

前回の4年前は、選挙戦の終盤戦に大個人演説会を行ったので決起大会は行っておりませんでした。また、今回選挙告示前一か月前に行うのも初めての試みです。というのも知事選挙にも連動させた決起大会ですのでこうした日程になった次第です。
知事選挙と連動した決起大会といえば増田知事初陣の大会が思い出されます。父の最後の県議選でもあった1995年の統一地方選挙で3月下旬に行われました。大東町民体育館に2500人を集める大集会で、増田寛也氏が中々時間通りに現れず、父が長い時間、間を取り持っていました。
今気が付きましたが、その当時の父の年齢と今の自分は同じくらいの年齢になっています💥
当時は新進党が飛ぶ鳥を落とす勢いで、聴衆の4分の1くらいは地元の建設会社からの動員でした。二階に陣取って聴衆の一人になっていた自分は選挙の熱よりも烏合の衆のざわざわとした雑音がとても気になっていたのを憶えています。
ただ、後に私が県議会に行くことになり、増田知事からあの決起集会で自分はなんとか勝ち切れるところまできたという実感を持てたという話を聞くことができました。今から思えば2500人も集めるなんて今では考えられないことで、時代を感じます。
明後日は私の思いを素直に伝える集会にしたいと考えてます。今の県政と将来に期待される県政について。
おいでになられる際にはどうぞお気をつけておいでください。お待ちしております。
「飯沢ただし、千葉じゅんこ総決起大会」を行います。

【2015年室蓬ホールにて行われた決起大会】
前回の4年前は、選挙戦の終盤戦に大個人演説会を行ったので決起大会は行っておりませんでした。また、今回選挙告示前一か月前に行うのも初めての試みです。というのも知事選挙にも連動させた決起大会ですのでこうした日程になった次第です。
知事選挙と連動した決起大会といえば増田知事初陣の大会が思い出されます。父の最後の県議選でもあった1995年の統一地方選挙で3月下旬に行われました。大東町民体育館に2500人を集める大集会で、増田寛也氏が中々時間通りに現れず、父が長い時間、間を取り持っていました。
今気が付きましたが、その当時の父の年齢と今の自分は同じくらいの年齢になっています💥
当時は新進党が飛ぶ鳥を落とす勢いで、聴衆の4分の1くらいは地元の建設会社からの動員でした。二階に陣取って聴衆の一人になっていた自分は選挙の熱よりも烏合の衆のざわざわとした雑音がとても気になっていたのを憶えています。
ただ、後に私が県議会に行くことになり、増田知事からあの決起集会で自分はなんとか勝ち切れるところまできたという実感を持てたという話を聞くことができました。今から思えば2500人も集めるなんて今では考えられないことで、時代を感じます。
明後日は私の思いを素直に伝える集会にしたいと考えてます。今の県政と将来に期待される県政について。
おいでになられる際にはどうぞお気をつけておいでください。お待ちしております。
2023年07月18日
平泉町から県への要望
来年度予算編成に向けて県への市町村要望が始まっています。

今日は一関管内の平泉町の要望会でした。(今日の写真はありません💦撮り忘れました)
本日は2008年(平成20年)以来、なんとなんと15年ぶりに達増知事が要望会に出席しました。
先の私の一般質問で今回出席する理由について達増知事は「多くの議員に出たほうがいいと言われたから・・・」と述べていました。
結局、今日の要望会は知事が出席するということもあって、何より職員が緊張感を持って出席していましたし、事前の予定調和(県側から質問して意見交換の流れをつくる)はあったにせよ、今までとは比較にならないくらい中身の濃い要望会になったという印象でした。私からもその点についてコメントもさせてもらいました。
だからこそ、私たちは15年もの間、知事が出席した方が良いと提案してきた訳で、悪いことは何もないのです。
知事が四の五の理屈を言って15年間同席したなかったのは、単なる達増知事の手抜きだったという結論に至りました。

【2007年(平成19年)8月に行われた藤沢町の県要望会の様子】
【藤沢町は当時はまだ合併前。私も岩渕誠議員も時の流れを感じます・・・】
今日は一関管内の平泉町の要望会でした。(今日の写真はありません💦撮り忘れました)
本日は2008年(平成20年)以来、なんとなんと15年ぶりに達増知事が要望会に出席しました。
先の私の一般質問で今回出席する理由について達増知事は「多くの議員に出たほうがいいと言われたから・・・」と述べていました。
結局、今日の要望会は知事が出席するということもあって、何より職員が緊張感を持って出席していましたし、事前の予定調和(県側から質問して意見交換の流れをつくる)はあったにせよ、今までとは比較にならないくらい中身の濃い要望会になったという印象でした。私からもその点についてコメントもさせてもらいました。
だからこそ、私たちは15年もの間、知事が出席した方が良いと提案してきた訳で、悪いことは何もないのです。
知事が四の五の理屈を言って15年間同席したなかったのは、単なる達増知事の手抜きだったという結論に至りました。
2023年07月14日
一般質問振り返り【特別編】
先の6月議会の振り返りは後日にするとして
ふと、達増県政16年の一般質問や予算・決算特別委員会での私とのやり取りについて振り返ってみると
なんら生産的なやり取りがなかったとつくづく思います。
こちらが批判や改善を求めればムキになって反論するか別の話を持ち出して交わしにかかるかの二つのパターンです。
私が県立病院の基礎をつくった郷土の偉人、佐藤公一氏の話を引き合いに出した時に、何が面白くなかったのか悔しかったのか國分知事や阿部知事の話を持ち出したりしたこともありました。(私の質問文脈に対して全く関係のないものでした。)
総じて与党議員に対しても含めて議会でのやり取りは、達増知事にとっておそらく退屈なものでしかなく、二期目のあたりからはいわば時間の経過を待っていたようなそんな態度に見えました。議員と考え方をぶつけあって切磋琢磨するとか、相乗効果を求めて化学反応を起こす期待をかけてとかそんな考え方はほとんどなかったと思います。一般質問や特別委員会の一日の日程が終われば、いち早く誰よりも先に議場を足早に去る行動がそれを証明しています(有権者の皆さんにぜひ見せたい光景です)。
逆にハラハラして見守っていたのはひな壇に御座している部長さん方で、突然、突拍子もない発言や出来事(特に土下座パフォーマンス以降)がなければいいと思っていたのではないでしょうか。
突拍子もない発言といえば、レインボーマンやマッチ売りの少女を例えに出したのはまったくの筋違いで、某議員から痛烈な不規則発言が飛び出したのは当然といえば当然です。たまに想定外のことが起きるので答弁書に集中させるような形に県幹部は移行させていました。そのためには執行部はとてつもない想定問答集を用意しなけばならない訳で、私は毎回必ず併任書記に「知事に直接聞くのだから用意しないで下さい。」と頼んでも用意しなけらばなりないのが職員の仕事であり、これも生産的な仕事になっていません。

つくづく職員の方々にはご苦労様でしたと申し上げたい気持ちです。
でも一方では、県庁幹部にしてみれば日常いちいち細かく指示するトップより楽と言えば楽だったのかもしれませんね(謎)
ふと、達増県政16年の一般質問や予算・決算特別委員会での私とのやり取りについて振り返ってみると
なんら生産的なやり取りがなかったとつくづく思います。
こちらが批判や改善を求めればムキになって反論するか別の話を持ち出して交わしにかかるかの二つのパターンです。
私が県立病院の基礎をつくった郷土の偉人、佐藤公一氏の話を引き合いに出した時に、何が面白くなかったのか悔しかったのか國分知事や阿部知事の話を持ち出したりしたこともありました。(私の質問文脈に対して全く関係のないものでした。)
総じて与党議員に対しても含めて議会でのやり取りは、達増知事にとっておそらく退屈なものでしかなく、二期目のあたりからはいわば時間の経過を待っていたようなそんな態度に見えました。議員と考え方をぶつけあって切磋琢磨するとか、相乗効果を求めて化学反応を起こす期待をかけてとかそんな考え方はほとんどなかったと思います。一般質問や特別委員会の一日の日程が終われば、いち早く誰よりも先に議場を足早に去る行動がそれを証明しています(有権者の皆さんにぜひ見せたい光景です)。
逆にハラハラして見守っていたのはひな壇に御座している部長さん方で、突然、突拍子もない発言や出来事(特に土下座パフォーマンス以降)がなければいいと思っていたのではないでしょうか。
突拍子もない発言といえば、レインボーマンやマッチ売りの少女を例えに出したのはまったくの筋違いで、某議員から痛烈な不規則発言が飛び出したのは当然といえば当然です。たまに想定外のことが起きるので答弁書に集中させるような形に県幹部は移行させていました。そのためには執行部はとてつもない想定問答集を用意しなけばならない訳で、私は毎回必ず併任書記に「知事に直接聞くのだから用意しないで下さい。」と頼んでも用意しなけらばなりないのが職員の仕事であり、これも生産的な仕事になっていません。

つくづく職員の方々にはご苦労様でしたと申し上げたい気持ちです。
でも一方では、県庁幹部にしてみれば日常いちいち細かく指示するトップより楽と言えば楽だったのかもしれませんね(謎)
2023年07月12日
NINJIN
珍しく朝投稿です。
今朝の朝刊各紙をチェックしたら5選を目指す達増知事の公約の発表が昨日あったようです。
その中で、リハセンの沿岸サテライト、三陸地域の「まちづくり会社」設立、産技短を県北への新設など具体的に出ていますが、これまでこれらの問題意識について議会答弁でも記者会見でも発言したことも滲ませたことはなく、とてつもなく唐突な印象がします。
達増知事は2月議会の代表質問の答弁で5期目の立候補を表明したのですが、いわて県民計画の第二期アクションプランを円滑に進めるためと立候補の理由を述べていました。この公約はそうすると第二期アクションプランとどのような関係にあるのかが不明です。現職なのですから政策の体系から外れるとご自身の政策に対する基本が揺らぐことになりますよ。
いきなり具体的な公約内容が出てくると完全に選挙目当てということが透けるどころか、よく見えます。
要は第二期アクションプランだけでは戦えないということなのでしょうね。
私は16年かけて出来ないものが17年目からすぐできるとはとうてい私は想像できません。ご本人に問題意識があったらすでにやっているか、すでに準備を進めていたでしょうに。16年もあった訳ですから。この内容には県職員もびっくりでしょうね〜
これってアレですね。民主党が政権交代を果たしたときの高速道路無料化の公約とスタイルが似てますね〜 有権者の関心引き?
しかし、いったいこれは誰が書いたものやら・・・

今朝の朝刊各紙をチェックしたら5選を目指す達増知事の公約の発表が昨日あったようです。
その中で、リハセンの沿岸サテライト、三陸地域の「まちづくり会社」設立、産技短を県北への新設など具体的に出ていますが、これまでこれらの問題意識について議会答弁でも記者会見でも発言したことも滲ませたことはなく、とてつもなく唐突な印象がします。
達増知事は2月議会の代表質問の答弁で5期目の立候補を表明したのですが、いわて県民計画の第二期アクションプランを円滑に進めるためと立候補の理由を述べていました。この公約はそうすると第二期アクションプランとどのような関係にあるのかが不明です。現職なのですから政策の体系から外れるとご自身の政策に対する基本が揺らぐことになりますよ。
いきなり具体的な公約内容が出てくると完全に選挙目当てということが透けるどころか、よく見えます。
要は第二期アクションプランだけでは戦えないということなのでしょうね。
私は16年かけて出来ないものが17年目からすぐできるとはとうてい私は想像できません。ご本人に問題意識があったらすでにやっているか、すでに準備を進めていたでしょうに。16年もあった訳ですから。この内容には県職員もびっくりでしょうね〜
これってアレですね。民主党が政権交代を果たしたときの高速道路無料化の公約とスタイルが似てますね〜 有権者の関心引き?
しかし、いったいこれは誰が書いたものやら・・・

【画像とこの記事にはなんの因果関係はありません】
2023年07月09日
事務所開き

後援会事務所開きを行いました。
佐藤善仁市長、勝浦議長はじめ支持議員団の皆様、いわて平泉農協佐藤組合長、千葉じゅんこ新しい岩手をつくる会一関後援会佐藤会長にも参列を頂き、支援企業の皆様、また地域の方々にも多く参加を頂きました。
7期目に向ける決意、県政刷新の必要性を述べました。
最後は定番の同級生の佐藤博幸君の音頭のガンバローコール!
いよいよ9月の決戦に向けて本格始動です。
2023年07月08日
2倍〜2倍〜

今日は忙しい日でした。
🚩市道松川駅舘下線開通式にオブザーバーとして参加@東山町松川
⇒元関脇高見山、渡辺大五郎氏と一緒になる
🚩白石恵一様叙勲祝賀会に参加@千厩町千厩
⇒母親が元薬剤師であることを乾杯の音頭の際に話したところほとんどの人が初耳
🚩室根七夕祭に参加@室根町折壁
⇒あいにくの雨に時折見舞われたけれど4年ぶりの開催は大盛況
🚩千厩よ市に参加@千厩町千厩
⇒いつも購買する某売店で、しっかり仕込んだ材料を道路に落とす事件発生!
🚩飯沢後援会土曜会@大東町摺沢
⇒選挙戦が確定し白熱の議論が展開
明日は後援会の事務所開き。いよいよ本格的に戦いがスタートします。
おっと!忘れていました。本日は母校の一関一高が盛岡大付属高校を零封のうえ撃破した日でした。すばらしい!
次はなんと私の地元の大東高校と対戦です。
2023年07月07日
賛否が交錯
今朝の岩手日報紙の4面に一般質問における達増知事の評価が分かれていることが特集されていた。

私の質問内容についても取り上げられた。

私の質問はいつもの調子で別に驚くことはないが、今回は公明党の小林正信議員(盛岡選挙区1期目)が再質問で人口減少問題に関して女性若者支援に関して達増知事がよく使うフレーズ「生きにくさを生きやすさ」にも言及しながら、事業が予算額に反映されていないことをくりかえし訴えていたのは印象に残った。知事の答弁はまったく抽象的で的を得ておらず、知事が細かく目配せしたいないことがよく知ることができた質問だった。
合計特殊出生率が2022年の統計でも過去最低の1.21になったことや、所定内給与月額(なぜか知事は年額で答弁)が40番台でも政策推進の誤りを認めない。これは事実を見ていない、把握していないに等しく、民間会社の社長がこんな責任逃れをするならば株主総会で即刻退陣動議が出てもおかしくない状況である。
反省なくして前進なし。トップが見せかけのやったふり答弁を繰り返していると部下もそれを真似をする。そんなもんでいいんだと勘違いする。こういう負の影響はたちまち連鎖して組織の活力を失うことになる。そんなことも意識をできないならばリーダーを務める資格はない。

私の質問内容についても取り上げられた。

私の質問はいつもの調子で別に驚くことはないが、今回は公明党の小林正信議員(盛岡選挙区1期目)が再質問で人口減少問題に関して女性若者支援に関して達増知事がよく使うフレーズ「生きにくさを生きやすさ」にも言及しながら、事業が予算額に反映されていないことをくりかえし訴えていたのは印象に残った。知事の答弁はまったく抽象的で的を得ておらず、知事が細かく目配せしたいないことがよく知ることができた質問だった。
合計特殊出生率が2022年の統計でも過去最低の1.21になったことや、所定内給与月額(なぜか知事は年額で答弁)が40番台でも政策推進の誤りを認めない。これは事実を見ていない、把握していないに等しく、民間会社の社長がこんな責任逃れをするならば株主総会で即刻退陣動議が出てもおかしくない状況である。
反省なくして前進なし。トップが見せかけのやったふり答弁を繰り返していると部下もそれを真似をする。そんなもんでいいんだと勘違いする。こういう負の影響はたちまち連鎖して組織の活力を失うことになる。そんなことも意識をできないならばリーダーを務める資格はない。
2023年07月06日
一般質問振り返り@
県議会6期目最後の一般質問80分が終わりました。

7月3日(月)飯澤 匡の一般質問
☝
クリックすると映像が見れます。
県議会のYouTube映像📺から自分の質問を確認してみました。
全体を通して言えることは
私の質問に知事は真正面から受け止めない。⇒ 聞いてもいないこと(特に自画自賛の成果)にダラダラと答える。
ほとんどこの繰り返しでした。
こちらも選挙で選ばれた県民の代表として質問しているのですから達増知事の4期16年の経験があれば懐深く受け止めて頂きたかったですね。建設的な議論はどこへやら💦きわめて残念です。(というか私の質問の時は毎回ですが💥)
次回から質問項目ごとに私の問題意識を明示して、答弁からみえる知事の姿勢を明らかにしていきます。

7月3日(月)飯澤 匡の一般質問
☝
クリックすると映像が見れます。
県議会のYouTube映像📺から自分の質問を確認してみました。
全体を通して言えることは
私の質問に知事は真正面から受け止めない。⇒ 聞いてもいないこと(特に自画自賛の成果)にダラダラと答える。
ほとんどこの繰り返しでした。
こちらも選挙で選ばれた県民の代表として質問しているのですから達増知事の4期16年の経験があれば懐深く受け止めて頂きたかったですね。建設的な議論はどこへやら💦きわめて残念です。(というか私の質問の時は毎回ですが💥)
次回から質問項目ごとに私の問題意識を明示して、答弁からみえる知事の姿勢を明らかにしていきます。