元一関市市長の勝部修氏、元一関市議会議長の槻山隆氏、元農業委員会会長の伊藤公夫氏、元一関市教育長の藤堂隆則氏、そして音楽グループのNSPさんが受章されました。

NSPの御三方のうち天野滋さん、中村貴之さんは亡くなられて、平賀和人さんのみがご存命です。表彰式には平賀さんと天野令夫人、中村令夫人も参列されました。
県議団のうち今回は私が祝辞を述べる機会を与えて頂きました。
受章者全員に関わったことを申したいところですが(皆さんそれぞれ関わった思い出があるので)時間の都合上、勝部氏とNSPさんにだけ触れさせてもらいました。
勝部氏は合併後二代目の市長に就任、市内の融和に積極的に行動され(祭、イベント、移動市長室など)庁内人事も適材適所の実力主義を貫くなど大いに市の活性化と一体化に貢献されたこと、県際交流にもひとかたならぬ努力を傾注された実績に対して感謝を述べました。ILCの実現に向けた取り組みも他の自治体(県も含み)より抜きんでた活動をされたことは特筆すべきことで、この課題は私たちがしっかり引き継ぐことを私も誓ったところです。
NSPさんは言わずと知れた一関市に所縁のあるフォークグループ。私の世代がNSPコアファンの最終世代かと思います。中学校の文化祭で2年先輩がNSPの曲を弾き歌って女学生のハートをガチッと射止め、そこから一気に男女ともNSPに走ったという現象が起ったのでした。

しかしながら、自分はすでに洋楽に興味があり、熱狂までは至らず、NSPの楽曲は今でも数曲しか知りません(すみません。)
その中でも私は「あせ」という曲だけは詩もテンポも気に入っており、祝辞では三番のフレーズを紹介しつつ、しっかり生きていくことが大事なんだということに共感、今を生きる若い世代もこの曲のとおりしっかり生きていいことを感じてほしいとの言葉で締めました。
実は前日まで原稿にすべきかどうか迷ったのでしたが、当日御三方の表情を見ながら話をしたことは結果としてよかったと思います。天野令夫人がそっと涙を拭いていたのを見て私自身はそれだけでとても満足しています。
勝部市長の時にJRの発車メロディーに「夕暮れ時はさびしそう」が決定、中村さんが存命中に平賀さんと磐井川堤防に記念のベンチ等を設置したこと、同時に受章の席に並んだことはとても良かったと思います。
四氏とNSPさんのご尽力と偉業を讃えつつ、我々も後世につながる仕事をしっかりしていかねばなりません。