
決算総括質疑が終わってから議会ロビーで会う知己の職員から「ありがとうございました。」と声をかけられます。なんと返答していいやら戸惑いがありますが、感謝されるということは県大理事長の実態を取り上げたことは悪いことではなかったかと思いました。案内の通り県立大学理事長の威光はまだ冷めやらずの状況のようで、まだ気を使わざるを得ない職員(特に幹部)は結構いるやに聞いております。私は職員が溌剌と躍動して働く環境になることを心から願っております。院政以上の存在がうかがえます。
ふるさと振興部ではハクセル美穂子議員が県要望時に知事が出席することを首長が希望していることから、それに応えるべきと以前から問題意識を持って県に要望してきましたが、なぜ実現しないのか「ふるさと振興部」の審査で問いただしました。答弁は普段から広域振興局長が知事の名代として意思の疎通を図っており、それを知事に重要なものを選んで報告しているといつもの調子。重要なものの取捨選択はどのように行うのかの問には不明瞭な答弁。あまりに自治体に寄り添って行っているとの答弁を強調するものだから議員からは鬱積している不満が関連質問で爆発💣
私も関連質問に参戦して最近の一関市の県要望の様子を伝えながら、以前からずっと伝えている「本局に照会しましたら・・・」的の報告だけで終始する要望会にまったく広域振興局側から改良点が見えず、何のための部局再編(政策・地域部からふるさと振興部へ)と強く迫りました。達増知事が一向に同席する気持ちがないので当該部も板挟み状態とは思いつつも、答弁と実態の乖離には怒りに近いものを禁じえませんでした。どうやらこの部局再編は達増知事が首長とは直に会談はしないのを前提にしたもので結局市町村との関係は職員に丸投げされたようなものです。ハクセル議員も指摘をしていたように県と市町村は対等の関係なのに知事に対して伝言ゲームのごとき間接報告をしているようでは県政の全体像など理解できるはずがありません。河北新報社の首長アンケートでも不満が数多く書きこまれており、もはや今の知事では良化は困難なことは明白です。
医療局審査では行財政研究会が県立病院の在り方に一歩踏み込んで報告していることに医療局長の見解を求め、地域病院の役割分担の明確化を要求しました。行財政研究会の報告は財務ベースで書かれている表現が認められ、単純に地域病院がスクラップされる動きが出る前に釘を刺した趣旨でした。県立病院の経営にこの先人口減が重くのしかかることは承知していますが、このコロナ対応も県病の存在なしにはあり得ない状況でしたので自治体とよく意見交換を進めて時期県立病院経営計画の策定に入るように求めました。
知事が県要望会への出席がされていない、広域振興局の対応が工夫されていないことに質問が集中したことで、ある与党議員が私見とことわったうえで県議会議員は知事殿様の家老のような存在。殿様ばかりを責め立てるのは自分の仕事をしていないのと同じという発言がありました。
私たち議員は二元代表制の元で直接選挙で選ばれた県民の代弁者ですから、家老発言は全くのお門違い。第一、知事から俸禄をもらってなどいません。立場によっていろいろな考えがあるのでしょうが、自分には理解に及びません。